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思いは「波動」

 「思うは招く」は国産ロケットのパイオニア・植松電機の植松努社長の名言です。私は植松氏の講演でこの言葉を初めて知ったとき衝撃が走りました。その後10年、いろいろと研究してくうちに、私なりに思いは「波動」と言う結論に至りました。

 すべての宇宙現象は「波動」です。「波動の法則」の著者・足立育朗氏によると、人間や動物だけでなく、植物も鉱物も「意識」と「意志」を持っていると言います。「意識」は中性子、「意志」は陽子だそうです。

 私は、「意識」とは波動の受信装置、「意志」とはその人にあらかじめ組み込まれたプログラムではないか考えるに至りました。プログラムの作動とは、自分の使命を知る「立命の瞬間」です。

  私たちの周りの空間は波動で溢れかえっています。低い波動もあれば、高い波動もあります。波動とは「情報=エネルギー」です。自分の人格のレベルが低ければ低い波動しか受信できませんが、人格が高まれば高い波動を受信できるようになります。

意識は受信機、意志はプログラム


 では、波動を発信するにはどうすればいいのでしょうか。言霊、音霊、形霊、色霊、数霊の「五霊」のことです。「ありがとう」という言霊は、天(神様)まで届く最高の波動です。「笑顔」になると発光すると言われます。光=オーブもまた最高の波動(色霊)です。

「ありがとう」と似た使い方をする言葉に「サンキュー」があります。「ありがとう」は言霊なので天まで届きますが、「サンキュー」は言霊ではないので相手にしか届きません。

 思うことで波動が発信されます。波動は「伏線」となって、空間(宇宙)を飛び回ります。同じ波動は引き寄せ合い、違う波動は反発し合います。「伏線」が「伏線」を呼び寄せるのです。

そして、「伏線」が回収され、情報や智恵、応援者を招くのです。「伏線」とは縁と言ってもいいかもしれません。縁が幸運を招き、思いは実現するのです。

 私は、30年来スーパーマーケットのお手伝いをしていますが、急激な円安と歴史的な不漁で鮮魚部門はどうなるのか、思いあぐんでいたところ、波動は情報を運んでくれました。 

 ライフの都心業態「セントラルスクエア」では、18尺の平ケースに、きんきん、甘鯛、のどぐろ、金目鯛など高級魚が30~40魚種並びます。どうしたらこのような売場が維持できるのか、不思議に思っていました。

 売場に人を配置して、食べ方や調理方法、保存方法、同じ魚種から一番よい物を目利きするのはもちろん、調理サービス、そして、炙ったりして高級刺身や寿司だねにするまでは分かります。それだけで売り切れるものではありません。どうしても腑に落ちなかったのです。

 ある日、売場を見て廻っていたところ、急に「自家製一夜干し」コーナーが飛び込みました。きんきん、甘鯛、のどぐろ、金目鯛など高級魚が一夜干しになっているのです。早速購入して焼いて食べてみると、一回も冷凍かけていないので、柔らかく絶品の味だったのです。

 そういえば、数年前、イオン幕張新都心店で、「自家製一夜干し」の機械を見たことを思い出しました。イオンでは、アジやサンマを一夜干しにしていましたが、ライフでは高級魚を一夜干しにしていたのです。これでほぼ問題は解決しました。

 また、この20年、歳末商戦の牛肉のすき焼用は肩ロースを単品で仕入れて商品化していました。今年は、肩ロースの品薄が予想されています。あらゆるスーパーが輸入牛から、交雑種牛、和牛の肩ロース、もも、うでの単品ですき焼用の商品化をするでしょう。

 どうしたらいいか。考えろ!考えろ!考えろ!思い続けました。すると、突然、単品をやめ、フルセットを仕入れる。すき焼は口の中でとろける最高級の「ロース」で攻めるという回答を得たのです。切落しは、切落し材の仕入れをやめ、肩・バラ・ももで「霜降り切落しすき焼用」を同時に売り込むのです。

 思いは「波動」です。思いは「波動」となり、「伏線」をバラ撒きます。そして「伏線」は、情報や智恵、応援者を招き回収されるのです。

 困ることは起こらない、私は確信します。

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