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成年後見制度どうなっていくの?

フリーランス社会福祉士の活動記録

令和6年3月7日(木) 業務日誌

本日の業務は、午前中隣隣市の被後見人さんの定期面会と
そのまま事務所に戻らず
午後から、隣市の施設に入居中の新規受任した被後見人さんの初回面談と
関係スタッフとの支援検討会に出席しました。

今日みたいな、出ずっぱりの時の楽しみは、なんといっても昼食です。
今日は、豚カツ定食がむる美味しかった新しいお店を発見できて
とても幸福です。また、楽しみが増えました。

さて、昨日、一昨日はリモートでの研修に参加させていただきました。
昨日は、日弁連の「適切な選任と交代―候補者の受任調整の工夫―」
一昨日は、日本社会福祉士会の「権利擁護支援の地域連携ネットワーク構築における社会福祉士の役割」についてでした。

どちらの研修も、3年後に改正されるであろう成年後見制度第二期計画を
考慮しての内容となっているようでした。

どちらの研修でも、現在着々と全国の市町村で設置されている中核センターの取り組みの活動報告が中心となっておりました。

いづれの研修にしても 中核センターの報告に対して、コーディネーターや有識者の方々が
口々に「素晴らしい取り組みですね」「参考にしていきたい」「第二期計画に反映していければいいですね」的なコメントばかりだったりでびっくりでした。

例えば、被後見人さんと後見人の選任前の事前マッチング、候補者を選別し
被後見人さんの支援者に見合うのかどうかを行うものだそうです。
しかし、選任の職務は家庭裁判所であるはずなのに なぜ選任されるかどうかもわからない人をわざわざ選ぶのか?
ただでさえ、申し立てから受任まで2~3か月程かかっているのに
まだ、時間をかけますか?
それより、家庭裁判所に中核センターとして名簿登録して、家庭裁判所から推薦依頼がきてから中核センターに名簿登録してもらった人の中から選んでもよさそうなものだと思いました。

各団体は、それぞれのやり方があり、ぱあとなあは、名簿登録者の中から
コーディネーターが人選して、決済をもらった後に家庭裁判所へ候補者を出していくシステムです。

それが良くないというのであれば、家庭裁判所に提出する「本人情報シート」の充実や、後見人候補欄に記載して、その理由を添付すればいいのではないかと考えます。
それでも、まだ不十分だというのであれば、後見人の交代がもっと簡単にできるシステムに変更すれば、なんら問題がないように思いました。

また、死後事務については、どちらの研修でも誰も触れられていませんでした。
後見業務の一番大変な部分をさておき、入り口の部分だけ検討されても
いかがなものでしょう?
市民後見人がやりますか?中核センターがやりますか?

他にも、後見人の担い手不足 そもそも選任する人がいないのが現状です。市民後見人養成や3士会以外の各種団体の後見人養成などなど
まず、裾野を広げる取組を行う必要があると思いました。
そこを私は、中核センターに期待しているのです。

制度改正自体は喜ばしいものでありますが、現在後見活動に奮闘している
人たちの足枷になったり、首を絞めたり苦しめるような制度にだけは 
なってほしくないと願うばかりです。
偉い先生方よろしくお願い致します。




 

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