有機栽培はつらいよ。
愚痴を吐き出さなければどうしようもない精神状態。
なるべく化学農薬を使わず、有機農薬で量を少なく、出来る限り手作業で。これを基本としてワイン用ぶどうを栽培しているが、毎日の天候不良により技術的にも精神的にも限界が近づいている。
欧州系品種を日本で栽培するには、天候が味方になってくれないと厳しいという現実。ある意味「神頼み」に近い部分があることは否めない。
7月の連続降雨は、大事に育てているぶどうを全滅に追いやる勢いだ。今日も早朝から雨で、終日続くようだ。
ベト病という怖い病害が広がっている。薬剤の種類、天候の読みを迷い、加えて疲労が噴出したところに熱中症にもなり、ボヤボヤしていたら殺菌剤を撒くタイミングを誤った。昨日の晴れ間が最後のチャンスだったのにできなかった。
無力感。情けなさ。
栽培方法の転換を迫られているのかもしれない。
雨音がこもる室内で、鬱々としている。
今も病気は広がっているだろう。何もできない。
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