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国内小説でオススメをいくつか

どうも、ちきゅう探検家のくぬるぷです。

今回は国内小説です。
いくつか分野に分けて紹介していきます。

ネタバレやストーリーには
触れないですが、
小説でも漫画でも、私が好きなのは
展開が二転三転して先が予想つかないもの
・どんでん返しがあれば更に良し
・余り長過ぎず、纏まっているもの
こんな感じです。

1.純文学

村上春樹氏は文学好きなら
読んでて当たり前なので
特にオススメはしません。
最新作「街とその不確かな壁」は
私も実はまだ読んでないんです。
貧乏なので文庫化してから読みます。

私のイチオシはこちら
マシアス・ギリの失脚/池澤夏樹

太平洋の架空の国を舞台にしています。
祭りの描写があるのですが、
そこがもう凄まじいです。

あと赤い橋の下のぬるい水/辺見庸
も好きですが、今は売ってないので
古本で探してみて下さい。

2.大衆文学

鳩の撃退法/佐藤正午

上下巻あります。
これは最高に面白かったです。
主人公はかつての直木賞作家だが
今は落ちぶれているという設定で、
同じ作者の「」の主人公でもあるのですが、
こちら単体だけでも問題なく読めます。

本作は2015年に山田風太郎賞という
文学賞を受賞しているのですが、
選考委員だった筒井康隆氏が
「こんな凄い作家が直木賞の候補にすらなったことないなんて」とか
言ったそうで、そしたら2年後に
佐藤正午の「月の満ち欠け」が
直木賞に選ばれたんです。
でも完成度は「鳩の撃退法」には及ばないので、
いまや直木賞の権威は山田風太郎賞以下と
言わしめた曰くつきの小説です。

3.ミステリ

オールタイムベストを挙げるとしたら
占星術殺人事件/島田荘司

40年以上前の小説ですが、
完成度の高いミステリだと思います。
色褪せないですね。

変化球を挙げるなら
ミステリー・アリーナ/深水黎一郎

いわゆる多重解決モノとされるジャンルで
出題パートと解答パートに分かれてるのですが、
出題パートのほぼ全てのセンテンスが
なんらかの伏線になっているというくらい
緻密な凄さがあります。


最後にこのジャンル

4.チート異世界転生モノ

WEB小説によくあるジャンルですね。
アニメ化も多くしており、
どんなアニメでも必ず第1話は観るので
これまで相当数の作品に触れました。
英語でも「Isekai」と呼ばれるジャンル。
もちろん玉石混交なのですが、
打率が低すぎないですか?
面白いと思うのが1割くらいなんですけど。
そんな中で私のオススメは
スタープレイヤー/恒川光太郎

厳密に言うと転生ではなく転移ですが
一般作家の恒川光太郎氏が
チート異世界転生モノに挑んだ作品。
元々ホラー小説を得意とする作家だけに
文章力がWEB小説とはレベル違います。
ストーリーもかなり面白い上に
単巻で完結するのも素晴らしい。

更に、続編ではないですが
同じ異世界を舞台にした2作目
ヘブンメイカー/恒川光太郎

AmazonだとKindle版しかないです。
文庫版はもう売ってないのかな?
こちらの2作目は更に面白かったです。
作品としては独立しているので
スタープレイヤー」を読まずに
こちらだけでも楽しめると思います。

充実した読書の秋をお過ごしくださいね。

今回の記事はここまでです。
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