2024/06/09ブックガイド モナドの領域

モナドの領域
筒井康隆

筆者曰く最後の長編。河川敷で女性の方腕が発見されて、その後パン屋さんで、美大生が女性の腕を模したパンを焼き上げ販売される。ミステリーっぽい導入から雲行きが怪しくなり、SFになって哲学に着地して時をかける。終盤はかなり小難しいが、展開自体は最後までワクワクさせられて流石筒井康隆と言わざるを得ない。すげー面白かった。

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