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英国式ボーディングスクールの入試・リモート編

海外留学のための入学試験も、コロナ禍の今は学校側にフレキシブルな対応が求められ、リモートで実施されています。謎多きリモート編の入試内容をご紹介します。

受験校:British Boarding School in Malaysia (Year 6;小学4−5年) 

1日目

まずPCを2台用意。PC1から指定Google Meetに繋げて、子供が試験を受けている姿とWebテストなどを受けるPC2の画面が両方映るようにセットします。

-CAT4 Cognitive Abilities Test: Verbal, Non-verbal, Quantitative and Spatial Reasoning tests. for 1 hr 30 min. ※直前にログイン情報が渡されます。問題数が多いため、これを集中して解くだけでまずぐったりします。

以下はオフラインで筆記試験のため、PC1のGoogle Meetで子供が問題用紙に書いているところがわかるように映します。

-English Paper Test for Year 5 and 6 (Reading comprehension): for 30 min. ※直前にメールで送られてきて親が印刷します。ある小説から抜き出した一節から、内容理解を確認する読解問題です。

-Math Paper Test for Year 6: for 30 min. ※直前にメールで送られてきて親が印刷します。計算問題など幅広く出題されます。

接続確認や小休憩を挟み、合計3時間程度。書いた回答用紙は、親がすぐスキャンして送付します。

2日目

PC1とPC2のセットの仕方は、1日目の要領と同じです。英語が母国語でない生徒には、English as an Additional Language (EAL)のテストも追加されます。

-EAL; Oxford English Testing for Early Leaners (Intermediate Level): Computer based. Section 1 Language Usage and Section 2 Listening. for 1hr ※直前にログイン情報が渡されます。それではどうしてもログインできず、時間をおいて調べた結果別のログインコードをもらい、ようやく開始。

 -EAL; English Writing Test: Answering several questions about myself and write an essay. for 30 min. ※直前にメールで送られてきて親が印刷します。

-Interviews with Head of Admissions, Head of Prep-School, and Boarding Housemistress. Google Meet. for 15 min+ each. ※それぞれ別々に実施されます。親が同席せず、本人と試験官のみです(入試担当者も顔は出さずMeetには入っています)。画面共有でプレゼン資料を見せるのも可。自己紹介をし、その場で色々な質問がされるので答えます。

接続確認や小休憩を挟み、合計3時間程度。直前に、前日通知された試験の順番や実施時間が変わりました。こういう急な変更にも慌てないことが肝要です。

小学生にしてはかなりやることが多く、全過程をこなせないお子さんもいるかもしれません。1日ではとても集中力が持たないため、日時設定の際に2日間に分けてもらうことをお薦めします。2日間でも相当疲れます💦。尚、入試が実施されるのは基本的に平日のみです。

入試のために渡航しなくてもよくなったのは有り難いですが、リモート対応でも親子ともに十分な時間の余裕を確保しておくと良いと思います。ご参考まで!



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