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国内インターナショナルスクールの受験

保育園の退園

長女に訪れた保育園からインターナショナルスクールへの転園エピソードと共に、一般的なインターナショナルスクールへの受験について。

<前回のつづき>

というわけで(笑)…せっかく入れた認可保育園をやめることになったわけです。通学できる範囲のエリアで、2歳から通える(この年齢だと選択肢がかなり限られます)、というインターナショナルスクール1校に照準を絞りました。

受験タイミング

まず、スクールイヤー(学校年度)は、8月下旬/9月初旬頃から始まり、6月半ば/下旬頃までになるので、全てが4月に始まり3月に終わる日本の幼稚園・学校とは大きく異なります。アプライ(受験申込)できる時期はある程度設定されていますが、日本の学校の受験ほどガチガチに決められたものではなく、年間通してアプリケーションを出すことがきるスクールがほとんどです。元々駐在などで世界中を転々としている家族向けにできていますので、一年中生徒の動きがありますし、学校側も柔軟な対応をしてくれます。興味のある方は、お子さんが該当する学年について、申込を受け付けているか問合せをしてみましょう。

まずはスクール見学

インターでもどこでも学校を受験する時に重要なのは、親子で実際に見学することですよね。特にインターはそれを重視していますし、受験の条件にしているところもあります。下記のいずれかの方法で柔軟に対応してもらえるところが多いです。

・個別に日時を調整してもらい、見学                

・公開募集しているスクールツアーやオープンスクールに予約し参加

前者の良い点は、校長先生なり入試担当の方が、自分たちだけを直接案内してくれて、気軽に質問することができますし、自分達の熱意も伝えやすくなります。また、スクール側に受験生(とその親)の印象を残すことができます。後者の良い点は、その日に合わせて主要な先生方や代表生徒が出てきて説明をしてくれるので、満遍なく情報収集ができるところです。また、自分達以外にどんな受験者がいるのかも、その場に来ている家族の様子からある程度わかります。

いずれにせよ、可能な限り、通常授業が行われている平日の生徒がいる時間帯に、見学することをお薦めします。実際の生徒がいるかいないかで学校の様子はかなり違いますし、どんな授業をしているのかも垣間見ることができます。そして、できれば両親と子供本人が揃っていくのがベストです。父親、母親でそれぞれ捉え方が違うかもしれないですし、実際見ていない人に学校の様子を伝えるのは限界があります。学校に足を踏み入れた時の直感で「こんな学校なら子供に通わせたいな」「この学校の雰囲気はうちの子にはちょっと…」という親の感覚も大切にしたいです。

質問タイム

我が家の場合、個別に予約して見学させてもらいましたが、一通り見学が終わると、校長室に通され、校長先生と私たち家族とでお話しをする時間がありました。当時まだ1歳半位だった娘は、貸してくださったおもちゃで遊んでいました。「見学してみてどうでしたか?」「何か聞きたいことはありますか?」などと聞かれますので、これは確認しておきたい、ということを事前にまとめておけば、このような時間で改めて質問をすることができます。こんなことを聞いたら失礼かな、等とは思わずに、聞きたいことは積極的に聞くことをお薦めします。

また、学校側から、「うちのスクールにどうして興味をもちましたか?」「子育てで大事にしていることは何ですか?」などという質問も来ることがあります。その辺りもある程度答えられるようにしておくと良いと思います。

親の英語力は?

もちろん問合せも見学も、学校とは英語でのやりとりになるため、両親のうちいずれかは英語で直接コミュニケーションを取れることが望ましいです。それをマストと記載しているところもあります。しかしながら、元々日本人が多く在籍しているスクールでは、スタッフの方も日本語ができますし、やりとりも日本語で済む場合があります。あとは、ご家庭によっては、通訳の方を同行させる方もいます。

入試の内容

見学をして、実際気に入って受けてみたいとなれば、写真付きアプリケーションフォーム(願書)を出します。

<選抜方法 ※低年齢の場合>

多くケースでは、下記の組み合わせになります。

書類審査、子供の集団行動観察(レギュラーのアドミッションスケジュールに合っている場合)、面接(親子、親だけ、なし)

私たちのケースでは、レギュラーの入試期間から外れていたため、スクール見学をした日に面接(質問タイムのとき)と子供の観察も全部含まれていたことが、後からわかりました。

次回は、インターナショナルスクールに移ってからのメリット・デメリットを書きたいと思います。

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