幅野直人

弁護士(東京弁護士会)。かなめ総合法律事務所パートナー。『企業法務1年目の教科書 契約…

幅野直人

弁護士(東京弁護士会)。かなめ総合法律事務所パートナー。『企業法務1年目の教科書 契約書作成・レビューの実務』著者。

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契約書レビューにおけるコメントの仕方

1 はじめに 契約書レビューにおいては、修正意図の説明や相手方への意向確認等の目的で、契約の相手方に向けたコメントを付すのが一般的なお作法です。  もっとも、コメントの付け方については、いくつかの方法があり、X(Twitter)上でも度々話題になります。  そこで、本稿では、コメントの付け方について、その方法を紹介したうえで、それぞれのメリット、デメリットをまとめます[1]。  なお、契約書レビューにおけるコメントには、相手方向けコメントのほかに、事業部門(クライアント)

    • 『企業法務1年目の教科書 契約書作成・レビューの実務』ができるまで

      出版に至る経緯2024年2月16日に『企業法務1年目の教科書 契約書作成・レビューの実務』を中央経済社様より出版させていただきました。 以下のツイートにあるように、この書籍は、私が出版の予定もないまま12万字の原稿を書き(※最終的には出版が決まってから加筆したので17万字強)、その原稿を自ら出版社に持込みを行い、出版に至ったものです。 なぜ出版の予定もないのに原稿を書いたのか出版の予定もないまま12万字の原稿を書くのは自分でも相当変わっていると思うのですが、私が頑張って原稿

    契約書レビューにおけるコメントの仕方