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Banh Mi Vについて

最初に

本当であればお洒落でイケてるWEBサイトを用意し、そこでかっこいい写真と一緒に、いい感じの手書き文字で想いを伝えたいところなのですが、ごめんなさい、あいにく私は字がそこそこ汚い、かつWEBサイトの作成にかける時間とお金もないのです。

なので「そこに時間とお金をかけるよりもお客様に提供するバインミーに力を注ぐべきだ!」という言い訳とともに簡易的ですが、このようなかたちで『Banh Mi V』を紹介させていただきます。

ちょっと良いなと思った稀有な方は、是非TwitterやFacebookなどでシェアいただけるといいことがあるかもしれませんよ。

誰がやってるのか?

今のところ私(旦那)と妻、ふたりで作っています。

私は広告代理店に務める会社員。妻は現在育休中です。妻はパン屋さんで店長をやっていた経験がありますが、私は飲食はアルバイトの経験しかありません。

ありがたいことに2人の、それはかわいいかわいい、目に入れても痛くないような子宝にも恵まれまして、0歳児と4歳児の子育てに奮闘しながらもなんとか頑張っています。

長男は保育園に預けていますが(保育園の先生、ありがとうございます……!!)、長女はまだ小さく、保育園には預けていないので抱っこひもでおぶったままバインミーを作っております(妻、ありがとう)。

なぜ始めたのか?

すごく押し付けがましいですが「バインミーをもっとたくさんの人に知ってほしい」からです。

ね?押し付けがましいでしょ?

頼まれてもないのに勝手にやってるわけです。

2013年頃、私はカナダ・バンクーバーで約1年間を過ごしました。ワーキングしながらホリデーするやつです。(余談ですが妻ともそこで出会いました。)

その時にアルバイトで働いていたのが、『DD MAU』というバインミーサンドイッチのお店。尋常じゃないスピードで仕込みをしてたのでNINJA!って呼ばれてました。外国っぽいでしょ。

それはそれはめちゃくちゃ素敵でお洒落なベトナム人兄妹ふたりが経営するお店です。バンクーバーに行く機会があれば是非行ってみてください。そして、私が初めてバインミーという食べ物を知ったのもこのお店で働き始めてからのこと。

※当時の私です。

フランスパン、味付けされたお肉、甘酸っぱいなます、クセのあるパクチー、ピリッとするハラペーニョ、みずみずしいきゅうり。(※Banh Mi Vで提供しているものとは若干具材が異なります)

こんなにも異なる食材たちがフランスパンに挟まることで、なぜこんなに美味しくなるのだろうか?そしてなぜ私はこんなにも美味しい食べ物を24歳になるまで知らなかったのだろうか?

それもそう。日本にはまだまだバインミーを提供するお店は少ないのです。最近はお店も増えてきてますし、代々木上原にあるsioというミシュラン1つ星のレストランが『HEY! バインミー』というキャッチーな商品名で販売してたりと、徐々に認知度は出てきていますが、私が帰国した2014年頃は本当に少なかった気がします。

きっかけはある方に話したこと

それから私は新卒で普通に就職し、転職はしたものの今現在も広告業界で楽しくお仕事をしています。家族にも会社にも恵まれて、正直人生に特に大きな不満はないです。

そんな中、今働く会社の代表と人生の方向性のようなことを話す機会があったとき、ふと「フードトラックに興味がある」ということを私が口にしました。すると代表は、

「それだよ!やればいいんじゃない?やり方は色々あるし。」と。

驚きました。普通言わないでしょ、社員に飲食店やりなよ!なんて。あともう1つ心にグサッと刺さったのは

「子どもを言い訳にやりたいことをやらないのは子どもに失礼じゃない?」と。

いろんな受け取り方はあると思うんですけど結構グッときました。と同時にまぁ、実際に出来るかどうかは分からないけど、とにかくやれるところまでやってみようと。

どうやってやっているのか?

そこからできそうな方法をとにかく調べました。フードトラックと言ってもやはり数百万円の初期投資は必要です。しかし、そんなお金はありません。

色々調べていくうちに見つけたのがゴーストレストランというかたちです。そう、オバケがご飯を作るやつです。せなけいこさんの絵本みたいに。

うそです。

ゴーストというと怪しい感じに聞こえるかもしれませんが、大々的にお店を構えるのではなく、キッチンのみで席を用意せず、テイクアウトやデリバリーのみで販売をするというやり方です。

そして、ありがたいことに知り合いから紹介していただき、あるお店の一部のスペースをお借りすることができました。

現状はテイクアウトができず、デリバリーのみとしているのはお借りしているお店も同時に営業しているためです。本当は立派なお店を構えて、よりたくさんの方に食べていただきたいんです。ただ、なにせ私がビビリなもので小さく小さくスタートしました。

ただ、すごくすごくうれしいことにInstagramを見た多くの方から「ぜひ食べたいのでテイクアウトもできるようになってほしいです!」「テイクアウトはまだですか?」というメッセージをいただいているので、ゆくゆくはテイクアウトもしなければ!という使命感にはかられています!

※追記
2021年2月に菊名にてオープンし、2021年4月に桜木町へ移転しました!桜木町では店頭でのテイクアウトも可能です。座席は少ないですが、店内でも食べていただけます。

なぜ『Banh Mi V』?

店名は結構悩みました。

最初にこれだ!と思ったのは『Van Me Banh Mi(ヴァンミーバインミー)』

『Van』にはバインミーと出会ったVancouverとフードトラックのVanをかけてました。フードトラックじゃないんですけどね。ただ1つ問題がありまして、読みづらいんですよ。

UberEatsの方とやり取りするときも、「バインミーバインミーさん?」「バンミー?」「ヴァン……?」みたいな感じだったので、これは致命的だと。もう少しシンプルかつ読みやすくということで変更したのが『Banh Mi V』です。

『V』にはVancouver(バンクーバー)とVietnam(ベトナム)に敬意を込めて。育ての親と生みの親みたいな感じでしょうか。あとヴィクトリーのVですね。Vといえばやっぱりヴィクトリーでしょ、どう考えても。

最後に

副業・本業という言葉はあまり好きではないんですが、そんな感じでいち会社員が本業をしつつバインミーが好きという気持ちでだけで、勢いで始めてしまったのが『Banh Mi V』です!

どうかみなさん、温かい目で見守りつつ、もし横浜、桜木町、みなとみらいに来る機会があればよってくださいませ^^

バインミーで、ヴィクトリーしましょう。



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