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(31)強迫観念に襲われるケン

 ブログでも書きましたが、現在お義母さんとおばさんが生活していたエリアをリフォームしています。相変わらず処分できない物が多くて片付けは難航していますが、長女のメイが
「お母さんが迷って処分できない物は無理にしなくてもいいよ。お母さんの亡き後に私が片付けるから(笑)」
と言われました。

 たしかに、お義母さんたちのタンスの引き出しには、彼女たちの母親のものと思われる寝巻きやら腰巻やらがたくさんありました。全てきれいにアイロンがけがしてあり、いつでも使えるように保存してありました。彼女たちが処分できなかった物を私はざくざくとカットして掃除用のカゴに貯めておくことができます。メイも私が処分できなかったお義母さんたちの着物やスーツをきっと同じようになんとかしてくれるのだろうと思い、委ねることにしました。とても肩の荷がおりました。
 
 さて、そんな中お義母さんから
「これは本当に貴重なものだから絶対に触らないように」
と何度も念を押されたものがありました。そう言われて、わざわざ触る嫁ではないので忠実にその言いつけを守りました。しかしこのたび、襖の奥の方に納められていたそれを開封してみることにしました。
 


 
 これは左右巾110cmあるとても大きな掛け軸です。お義母さんの話では渡辺崋山の作品とのことですが、昔々のその昔の話で定かではありません。

 ブログでこの掛け軸を紹介したら納められていた箱に書いてあったくずし文字を読んでくれた読者の方がいて、「雙(双)龍起雲図」と併題されているとのことでした。雙(双)龍は2匹の龍のことを指しているようですが、我が家では
「雙(双)龍って双子の龍?そうだったら我が家にぴったりだね!もうこれはケンとリュウを描いた掛け軸ってことにしよう!」
と盛り上がりました。
 
 長年、襖の奥に閉じ込められてた双龍は、箱から出したとたんにイキイキしたようにも見えます。あまりスピリチュアなことは関心のない我が家ですが、この迫力のある双龍がケンとリュウを守ってくれるようにも感じてちょっと胸が熱くなりました。
  
 この絵のように、2人にもいつか高く強く登ってほしいーーっ!
 
 
 
 さて今回も購読部分は漫画になるのですが、先日我が家で起きた未解決「う●こ」事件を描いたものです。何度も「う●こ」を連呼しているので、そういうお話は苦手だと言う方には購読をおすすめできません。それでも最後にはリュウの4コマ漫画を掲載しました。ぜひ、ご検討ください。


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