見出し画像

小規模クラフトビア・ブルーワリーで感じた異変〜コロナ新時代を生き延びる、個性ブランド作りと経営資源の絞り込み

えーと、なにを書こうかな。今日の学びは、、、

と、イーストバンのとあるブルーワリーで、週末前のクラフトビアを楽しんでいます。ソーシャルディスタンスで、もともと少ない座席数を減らしてるけど、まあまあ混んできました。

画像1

ここのブルーワリーは、フレーバービアがユニーク。隠れ家どころか隠れすぎてて普通の人は知らない、小規模ビア醸造所です。

カリスター、って読むのかな。ロゴの雄鹿、のことだっけ。

画像2

あーあ、また外しちゃった。秋の季節限定フレーバーの、パンプキンのビアを飲みにきたんだけど、ここにもない!夏にきて結構気に入った、

グアバのビアを缶で買って、
グレープフルーツのIPAを、
タップビア、つまり生ビールで飲みました。まあこれはこれでハッピーなんですけど。

BCリカーというカナダ政府が経営してる酒屋さんへいけば、中規模クラフトビア醸造所からは、パンプキンの季節ビアがでています。でもそれらは缶ビールで、日本でキリンやアサヒが秋に出す季節限定ビールと同じ感じ。クラフトビア好きの私としては、生ビールの手作り感とフレッシュさにこだわりたいので、わざわざ小さいブルーワリーに出かけてるんです。

だが、コロナの影響で、小さいクラフトブルーワリーにも異変が起きてる。この数年間毎秋にでていた、パンプキンフレーバービアが見当たらない。ということは、数量があまり売れない季節ビアは、もう作ってる余裕がない。だから、通年で売れる、売れそうなビアに絞り込みしてるようですね。

このカリスターは、カラフルでおしゃれな缶と、トロピカルやリフレッシュなフルーツ系のグアバ、グレープフルーツなどのフルーツビアを売りにすると決めたよう。たしか昨年はパンプキンも数種あった気がする。でもパンプキンは、フルーツビアというブランドイメージに合わないのと、秋だけしか売れない、元がとれないフレーバーだから、今年からは生産をやめたんだろうな。

これは、季節感をビアでも感じたい私には、ちょっと残念。でもブランドマーケターとしては、賢い企業戦略変更だと思う。以前みたいにテイスティングルームと称した、醸造所に併設のバーでも売り上げ激減してるだろうし、通販や缶ビール化してネットでの売り上げも増やさねばならない。

はっきり言えば、小規模・中規模ブルーワリーのビアなんて、味も安定しないから似たり寄ったり。だから、1−3種類の売れ線に絞り込んで、それをテイスティングルームで生ビアで提供し、私らビアマニアに試飲させたり飲ませたりして、ブランドイメージという顔(個性、ヒーロー商品)と口コミを作る。そしてそれらの缶ビアを、小売店や通販で買ってもらう。

そういう個性ブランディングと経営資源の絞り込みが、コロナ新時代を生き延びる賢い戦略変更だと思います。

というビジネス脳ではわかってるし応援してる一方、たんなるビアヲタクの右脳としては、寂しいわ。

>よし!ネットで、どこか小規模ブルーワリーだけど、今年、パンプキン生ビアに挑戦してるとこを探して、行ってみよう!ビアオタク心とビジネス経営脳の、真逆の心と脳のいいとこどり!?どっちもあるのよ、人間は、

と、相変わらずホリスティックな心スピリットと脳マインドがせめぎ合い共存する、週末の夜なのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?