もし、拙作(フィクション)のキャラクターが実在したら?

先日投稿した創作小説【ネットアラシ】のプロットに、300近いアクセスがありビックリしました。
noteに登録したばかりで、右も左も分からないような不慣れな新参者なのに、沢山の方にお読みいただけて感無量です。
ありがとうございました。

普段利用している小説のサイトですと、私のような底辺作家にとって三桁のアクセスなんて夢のまた夢ですから、noteの凄さが分かりました。
なのに申し訳ないのですが、【ネットアラシ】はまだプロットの段階ですが、私の筆力では書ききれない気がしてきました。

とりあえずは、そのままの形で創作大賞のオールカテゴリー部門にエントリーしてみました。
もちろん、書くのを諦めるわけではないです。
ただ、仕上げられるかは自信がないのですけど、ゆっくりと取り組んでみるつもりです。

取り組むスタンスとしては、本作は完全な創作の物語ですけど、目を通してくださる方に「レポート」を読んでいるかのようなリアリティが伝わる作品にしたいです。

でも、アラシであるXのような人物は、ネットの世界に沢山紛れ込んでいるのでしょうが、被害者役のSやFのように、ここまで愚かで無知で非常識な人間は、さすがに現実にはいないと思うのです。

フィクションだからといって、SとFには、アラシの都合の良いタイミングで都合の良いように動いてもらったので、現在のネットユーザーにはあり得ない人物像になったかもしれません。
つまり、フィクションを良いことに、アホに盛り過ぎたのです。

なので、リアリティのある話を書きたいと言いながら、人物設定からして、現実的でない話になってしまっているという矛盾に今更ながら気付いたのです。


ネットでアラシ被害に合うのは、過失割合10:0の交通事故のようなものかもしれません。
被害者には大抵は何の落ち度もなく、100%アラシが悪いのです。

でも、それがいつまでもズルズルと引き摺って延々と繰り返されるとしたら、批判を覚悟して書きますと、被害者側にも一因はあると思うのです。
もちろん、加害者を庇うつもりはないです。

また、被害者側が適切な対応を重ねたのに付き纏われるとしたら、それはもう加害者がクレイジーなのですから、残念ながら被害者にはそれ以上はどうしようもないのかもしれません。
ここまでは大前提です。

その上で、被害者にある「一因」について話しますと、アラシをまともに相手にすることです。
粛々とブロック、通報、コメントの削除を繰り返し、一切アラシ行為について反応しないで、淡々とやり過ごせばいいのです。
何を書かれても、どんな投稿をされても、見なければいいのです。

なのに、スルー出来ずにムキになって相手にしてしまったのなら、キツイ言い方をしますと、被害者自らが被害を拡大させた面もあるのです。
なぜなら、その対応こそアラシが望むものだから。

アラシは、ターゲットが怒ったり悲しんだり、泣いたり苦しんだり、痩せ我慢したり、逃げたり、開き直ったり、必死で平静を取り繕ったり……という、ありとあらゆる「反応」を楽しんでいるのです。
なので、どんな形でも「相手にしてしまう」ことがアラシ行為を助長させることに繋がることは、今では世界中のネットユーザーにとって常識中の常識だからです。

もちろん、繰り返しますが、やるべきことをやっていたのなら話は別です。
でも、拙作中の被害者のようにサイト運営者に通報はしたものの、それ以上のことはしなかったことはよくない対応です。

いや、それだけならまだいいのです。
この二人の被害者(主にS)は、ブロックはせず、アラシのコメントも削除せず、それどころかアラシに向かって語り掛けたり、挑発したり、皮肉を言ったり、議論を求めたり、質問したり…という、飢えた獣に餌をばら撒くような最悪の手を打ち続けました。
こういった愚かな行動には、同情出来ない部分もあることは間違いないのです。

拙作では、そういった被害者の哀れな言動にスポットを当てることにより、実際にアラシ被害にあわれた方に向けた反面教師としての役割を果たすこともテーマにしていました。

でも、この二人の被害者をあまりにも愚かに描き過ぎたせいで、さすがに現実にはここまでバカなヤツはいないだろう!とお叱りを受けそうなぐらい、非現実的なキャラクター設定になってしまったのです。

いくらフィクションとは言え、ちょっと愚かに描き過ぎて、現実味がなくなってしまったのです。
繰り返しますけど、リアルにはさすがにここまでのバカはまずいないと思うのです。


でも、ここからは「もし二人が実在していたら?」という話をさせていただきます。
もし、SとFのような人が現実にどこかのSNSにいたとすると……?

以下は、仮定を元にした予想になるのですけど、きっとFはメンタルが不安定なので、何度もSNSへの入退会を繰り返すでしょう。
また、投稿は頻繁に行うものの、削除することも多いでしょう。

その都度名前を変え、キャラ設定を変え、プロフもアイコンも変え、作風を変え、複数のアカウントを同時に登録したり、Fの友達を装ったり、F自身であることを公言したり、全くFのことなど知らない赤の他人になったり、自作自演、一人二役などで自分で自分をサークルに誘ったり……やがて、自我が崩壊するのです。

アラシに対してはスルー出来ない性分なので、「友達に聞いた」とか「友達がイジメにあった」とか「ストーカー被害にあったことがある」とか、その都度の設定に合わせて糾弾し続けるでしょう。

次第に、「友達に聞いた話」ということにしたのか、「過去に自分が体験した話」ということにしたのか、自分の中で管理出来なくなるでしょう。

根っからの嘘つきなFですから、もし実在するのなら、あることないこと交えながら語ることは得意な人物でしょう。
でも、演技は下手だし、不自然に必要以上の説明をしようとするので、どんな嘘もすぐにバレます。

例えば、同時に二つのアカウントを所持し、それぞれが全くの他人を装いつつ、一方が一方に近付き仲良くなっていく……それを、臭い演技で一人二役でやるような人なのです。

バレないようにするつもりの演技でしょうけど、逆にバレバレになってしまうのです。
本人だけ、上手くやっているつもりなのかもしれませんが。

時に、自分で自分の設定がわからなくなり、「新たな気持ちで入会した」という自己紹介記事を投稿した数日後に、「ある人にこのサイトのことを聞き入会した」と発言してしまう矛盾が生まれたりもするのです。

それ以外にも、設定上は知らないはずのことに詳しかったり……と、キャラクターの整合性を維持することが出来なくなるのです。
そして、嘘の為に嘘を重ねていくしかなく、やがて破綻します。

また、Fとは全くの無関係という設定のアカウントで戻って来た時は、「たまたまSのことを知った」という架空の話をしながらSに合流するでしょう。
「たまたま知る」しか、広いSNSでSに近付く理由はないのです。

そして、それは嘘だからこそ、わざわざ「たまたま知った」ことを主張するのです。
嘘つきほど、嘘を隠そうとして雄弁になりますからね。

Fの友達という設定なら、本当はFに戻りたいのに嘘つき呼ばわりされたくない(と言うか、その時点で嘘つきなのですけど)葛藤もあり、行き詰まるでしょう。

もし、本当にFのような人がいたら、そんな感じになると予想します。

って、書いてて思いましたけど、やっぱりこんな人は現実にはいないでしょう。
あくまで、フィクションのキャラクターに留まるべき人物ですね。


そして、もしSがリアルに存在したら?

Sは、Fよりも更に輪をかけたアホという設定なので、流石にリアルの世界にはこんなに間抜けな人物はいないと思います。

もしいたとしても、知的障害者か認知症の可能性が高く、SNSなんて使いこなせないと思うのですけど、それでも「もしいるとすれば?」というテーマのお話ですので強引に想像してみます。

Sのような人が実在し、アラシの被害にあったとすると、多分死ぬまでスルー対応なんて高度な技量は身に付かないでしょうから、「バカを相手にするほど暇じゃない」といったつぶやきを繰り返すのでしょう。

はたから見ると、そのつぶやき自体が相手にしていることになっているということに、気付くこともないのでしょう。
何故そうなるのか?という理解も出来ないのです。
もしSが実在するなら、そういう低脳の人間です。

ネットでのスルースキルは、精神的に成熟しており、いろんな意味での「ゆとり」がないと身に付けられないのです。
作中のSのように、短絡的で好戦的で、怒りの沸点が低く、プライドが高く、自我をコントロール出来ない人間には至難の業なのです。

なので、強がって「相手にしてられない」というスタンスを取りつつ、それをそのまま呟いてしまうという、間抜け過ぎる愚行を繰り返すのです。
それが「相手にしている」ことになっていることに気付くほどの知性はないですから、アラシを喜ばせていることにも永遠に気付かないでしょう。

むしろ、下手すればアラシを言いくるめてやる、論破してやる、こっちの正当性を認めさせてやる、徹底的に叩きのめしてやる、といった感情に支配され、その感情を利用される馬鹿なのです。

また、現実社会でもそうですが、中身のない歳を食っただけの高齢者ほどプライドだけは異様に高くなるので、アラシによるちょっとした皮肉に過剰に反応してしまい、「無視」と言いながら……例えばハッシュタグを使って皮肉を添えたりするという、セコくてみみちくて、陰湿で幼稚な反撃を行い、したり顔で自己満足に浸るのです。

つまり、全く無視出来ておらず、結局相手にしてしまっているのです。
ひたすら愚かなのです。

全く相手に効いておらず、むしろそういう行為をすること自体、自分が攻撃に耐えられていないことの証明になっていてアラシを喜ばせるだけなのに、いつまでも「待て」の出来ないバカ犬のように、アラシの撒く餌に本能の赴くままに食いつくのです。

そう、餓鬼のように本能剥き出しで、畜生レベルの知性と精神で、怒りの本能を剥き出しに生きている修羅のような高齢者なのです。

もちろん、これは架空の話に登場する架空の人物像であって、想像すればするほど、ここまで愚かな人物はいないと思います。

もし、SとFが実在すると、アラシよりも近付きたくない人物ですね。


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