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”でも・だけど”を”だから”に変えることから始めよう#我慢に変わる私の選択肢

地元の友人に言われた一言で、忘れていた考えを思い出した。

私:「このお店、美味しいけど、高い。」
友人:「美味しいから、高いんじゃない?」

この会話でハッとした。
無意識だと忘れてしまいがちな事を、この会話で思い出した。
海外で気付いた、色々なこと、帰国すると、忘れそうになる。

たった3回、ルームメイトになったキウィのご婦人

2019年 ニュージーランドのウェリントン。

何度経験しても慣れない、新天地での職探し。

3回目のワーキングホリデーでも、絶賛苦戦中だった。

やっと手に入れた仕事は、ホテルのハウスキーピングの仕事だった。

体力仕事。1日12部屋ほど掃除して、朝から夕方まで働く仕事。

仕事を始めて1週間、ふと、思った。

「私、何やってんだろ。ハウスキーピングって、私のしたいことだっけ?」

仕事を得られない焦りと金銭の余裕のなさから、「仕事」という言葉だけで選んだ。

そして、1年しかないワーキングホリデー生活を、今この環境のまま過ごして良いのか、と考えた。

だから、辞めることにした。

#我慢に変わる私の選択肢

そんな話を、ドミトリーのキーウィのご婦人に話していた

ドミトリーとは、ホステルの共同部屋。

キーウィとは、ニュージーランド人ということ。

彼女は、富も仕事もある。出張で、寝るだけで良いし、色んな人がいるからドミトリーに泊まる、というのだ。

確かに、私のような迷走中の日本人にも出会う。笑

彼女と、仕事を辞めた話をしていた。

仕事を辞める時、せっかく雇ってくれた人、短い間だったけれど研修をしてくれた人、色んな人に迷惑をかける事が物凄く辛かった。みんな良い人だったから。

ありがとう、みんなにそう言って、スッキリするはずだったのだが、一番お世話になったサモワ人のおばちゃんに直接挨拶できなかった。
彼女は、自分の休憩時間を割いてまで、私に休みなさい。と言ってくれた。

ウェリントンには、もういないだろう。そして、旅立つ前に「ありがとう」を言いに行かないと、もう感謝を伝えることはできない。でも、ホテルの中には入れない。

そんなミジンコ並みの悩みにずーっとモヤモヤしていた私に、
キーウィのご婦人は言った。

あなた気付いてる?会話の時、いつも”でも”って言ってるわよ。”でも”は行動を止める。
ありがとうを言いたい、”だから”あなたは会いに行くのよね?

ハッとした。
英語でも、”でも”を使っていた。
日本語での口癖も、”でも”だった。

言語が変わっても、気持ちが変わらないと意味がない。

その会話があって、次の日、思い切ってホテルの前まで行ってみた。パスはないので、中には入れない。
ドアの前で、喫煙してた他のハウスキーピングのおばちゃんに聞いたら、彼女は休みよ、と言われたので、ギフトを託した。

行かないより、全然スッキリした。

キーウィのご婦人と話さなければ、一人でずっーとモヤモヤしていた。

一人で解決しようとすると、悪いことがどんどん頭をよぎる。行かない理由がどんどん生み出される。

誰かに話すことで、違う道を見つけることができる。
できなくても、ヒントはあるかもしれない。

ー大した悩みじゃないからと溜め込んで
ー自分と向き合う時間を作らずに
ーみんな大変だから私の悩みなんてと自分の悩みを後回しにする

それを繰り返すと、いつか爆発する。

爆発する、ということは、自分をコントロールできていないということ。ガス抜きの栓が詰まってしまっている。
社会人の時の自分は、まさに爆発系の人間だった。
父がお気に入りのお菓子を食べてしまっただけで、激昂する人間になってしまっていた。
どうして自分が、こんなに爆発してしまうのか。
自分に自信がないのに、自分を認めて欲しいという矛盾が自分の中でいつもぐるぐる堂々巡りしていたから。
自分を誰かに認めてもらえれば、自分に自信がつくと思っていたから。

現実は、逆だ。

自分が自分に自信を付けてあげない限り、堂々巡りは終わらない。
なぜなら、周りの賞賛の声より、否定の声の方が大きく聴こえるから。
ネガティブな心は、ネガティブをよく吸収するものだ。

たとえ、褒めてくださる方が、周りにいても、それはなかったかのように耳の中をすり抜けて記憶からなくなる。

気付いた今だからわかる。
職場でも、同業他社の方達も、友人も。
褒めてくれる人はたくさんいた。でも、一部の否定的な言葉だけを記憶に残していた。

過去の自分を見て、「我慢に変わる私の選択肢」を見つけ出した。

”でも”を”だから”に変えて、意識的に言葉を作る

何十年も生きれば、自分の人間性を変えることは、難しい。

180度変えることは、かなりすごいこと。

大切なのは、意識的に改革して行くこと。
自分のガス抜き法を自分で考案してあげること。

たとえ、”でも”の言葉が抜けなくても、そのあとに、だからを付けて言い直す。
または、”でも”の後に”だから”をつける。

ーワーキングホリデーに行きたい、でも、海外に行けない世の中だし、いつ終わるかわからないから行かない。
ーワーキングホリデーに行きたい、でも、今海外に行けない、だから、いつか行ける日の為に、情報収集しておこう。行けなかったら、その時、また考えよう。

終わりよければ全て良し。
悩むことは当たり前。
それを閉じ込めるのではなく、どうしたら自分が一番スッキリするのかを考える。
言葉を選ぶこと、実は、モチベーションを保つにはかなり重要なのかも。

これに気付けたのは、ワーキングホリデーに行って、色んな国の人に私の良さを教えてもらえたから。ネガティブで否定的な言葉を、ボコボコに叩き直されたから。
だから、気付ける性格になったし、強くなった。
キーウィのご婦人もその一人。

そして現在はどうなのか。

相変わらず、”でも”は抜けない。笑

けれど、自分が発したことに気付くことはできる。
その場で言い直す。自分に言われて嫌なことを言ってしまったら、すぐに謝る。
ここで、見出しの話に戻る。

私:「このお店、美味しいけど、高い。」
友人:「美味しいから、高いんじゃない?」

友人は、ポツリと言った。
私は、その言葉の違いに気付くことができた。

昔の自分なら、素直に聞かなかったかも。
えー安くて美味しい方がいいじゃん。とか。
でも高いじゃん?それは変わらないじゃん?とか(悪いw)
永遠におわらない否定の話を続けて、モヤっとして終わる。
モヤっとしてストレスに変えているのは自分、ということ。

学生時代からの友人である彼女は、いつも私のドライブに付き合ってくれる。
私のマシンガンのような会話を、「へえーそうなんだねー」ってずっと聞いてくれる。彼女が私を否定することはほとんどない。

これは、当たり前じゃなくて。
お互いの人生は別物だと知っている上で、話を聞いてくれているから、私がネガティブな時期も、付き合ってくれていたのかもしれない。

本当に、ありがたいことなのだと、気付けている、今日この頃。

最後もまで、お読みいただき、ありがとうございました!

ワーホリ生活中心に、記事を執筆中です:)


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今日も良い日になりますように:)


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