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否定せずに、目を向ける。

先週土曜は朝から晩まで予定がありnoteの投稿が出来なかった。早速三日坊主を披露してしまったかのように見えるが、特に「あきっぽくて何をしても長続きしない」という訳ではないので、今日も意気揚々とコーヒー片手にPCに向き合っている。

週末にnoteを書く、これ自体に充分な価値を見出しているし、誰かに強制されているわけではないので生活リズムに合わせて投稿していこうと思っている。経験上、アウトプットと精神状態は密に連動していると感じていて、質の高いアウトプットは良好な精神状態が重要である。日々の気づきをまとめるこのnoteはしっかりと時間があるときに、ゆっくりと質の高い振り返りをして翌日以降の行動に繋げることで、高品質なサイクルを生み出していきたい。

そんな感じで今日は、「ビジネスは合理的じゃない」というテーマで最近を振り返っていきたい。日々取り組む業務の中で感じる”ビジネス”というものの面白さやつまらなさはこの「合理的じゃない」の中に存在している気がする。

「合理的じゃない」が持つ機能

そもそも合理的とは

1 道理や論理にかなっているさま。「合理的な自然界の法則」     2 むだなく能率的であるさま。「合理的な処置」                ー引用 goo辞典

とうことであり、今回のnoteでの合理的という言葉の解釈は、「その行動・判断に対してちゃんとした理由があり誰もが納得できる様子」とする。つまり「ビジネスは合理的じゃない」と言いたい私が感じているのは、ビジネスにおけるあらゆる行動・判断に対する理由が「納得できない」ということである。

大事なのはこの「合理的じゃない」「納得できない」ことそれ自体を否定したいのではなく、「合理的じゃない」からこそ、”ビジネス”には面白さやつまらなさが存在し、その部分に目を向けていきたい。

結局、決めるのは「人」

そこでまず、”ビジネス”が「合理的じゃない」のはなぜか考えていきたい。

私はこれまでのnoteでも人それぞれ違った考え方を持ち、それはこれまでの人生や生き方が異なっているからと言うのを「めがね」という言葉を使って整理してきた。(前のnoteを見返すと誤字脱字、言葉の選択等、気になることが多々あるがその時の感じ方とアウトプットを大事にしたいので修正は基本しない。が、気になる。たぶん今日寝れん。)

https://note.com/vamos_vamos/n/n138acc60f3b9 (社会とめがねと私)

”ビジネス”においては多分にこの影響が存在していると思う。なぜなら結局、決めるのは「人」だからだ。

ビジネスにおいて物事を決める際には、組織や個人のルールや科学的な根拠、さらに最近ではそれらが統合されたシステムを用いてその確からしさ、いわゆる合理性を高めて判断、決定をする。この構造自体は非常に優れているので問題はないように思えるが、そもそもこのルールもシステムも考えているのは「人」で、その利用を決めているのは「人」なのである。

これについては、イノベーター理論(参考:イノベーター理論とは?)が良い補助線になりうると思う。例えば本当に世の中全てが合理的な考え方で動いているんであれば、新商品の普及に大きな差異は生じないのではないだろうか(予算や所得の差があるにしても)。やはり、新しいもの好きなイノベーターがいて、伝統主義なラガードといった考え方の異なる様々な「人」が物事の判断をしているため、「合理的じゃない」状況が生まれているのである。

面白く、つまらない。

仕事をしていて面白いと感じるのは、上手くいった時や新しい発見があった時で、つまらないと感じるのは、その仕事に意味を感じない時や理不尽さを感じる時だと思う。

「合理的じゃない」状況の中では、新しい発見と理不尽さを感じる。だから面白く、つまらないのだ。

例えば、新商品の紹介でいくつかの会社に電話をかける。同じ商品紹介で同じ内容を話しても帰ってくる返答が全く同じということは絶対にない。絶対に。相手方が全員違う人だからだ。極論、合理的であり、世の中全てがある一定のアルゴリズムで動いていれば返答は同じになるだろう。でも現実は「合理的じゃない」。

しかし、この営みの中で、「こういう考え方の人にはこの言葉が伝わる」といった新しい発見があれば、「必要なものだと思うが、既存のものから変えることが出来ない」といった理不尽に直面することもある。

だから面白く、つまらないのだ。

回していく。

「ビジネスは合理的じゃない」というテーマで書いてきたが、正直自分としてもまだまとまっている感じはしない。でも現時点ではこのレベルなんだと思う。まだモヤモヤしている部分、完全に言語化しきれない部分がある。それを認識出来たことが重要であり、これからの行動の中で探していけば良い。

自分の中に問いがあって、その答えを探しながら行動して、定期的に文章でアウトプットして、現状どんなものかを認識する。

回していく。高品質なサイクルを。