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漢字テストの採点に疑問

我が家には小学2年生の娘がいる。そろそろ学期ごとの漢字検定があるとのことで、自宅て勉強しほぼ完璧に覚えていた。

しかし、ご覧のとおり93点。点数としては優秀で本人も満足。親としてもすごいじゃん!と褒めた。

その採点をみて私と妻は困惑した。

どこが間違えなの

その採点を結果はこちら。

漢字検定採点結果

ご覧のとおり「心」と「弱点」にマルがなく減点されている。

しかし、これのどこが間違えなのかわからない。というよりもこの漢字検定はどんなコンセプトで行われているのかがわからない。

書道のように芸術的な作品として行われているのか。しかしその場合は流派による形がありそのルールに従って指導があり採点されるはずだ。

しかし、この採点結果をみると個人的主観で採点されているとしか思えない。

妻は娘に「これのどこが間違いなの?」

娘は「心ののばすところが長くないことと、点の角がまるくなっちゃったとこ」と答えたらしい。しかしこれは読める意味が伝わる。日常的に書く字として不都合のないもであり、娘もじを覚えていることには間違いない。

この欠点の大問題として、本質的な間違いの理由が娘に伝わっていないということにあると私たち夫婦は感じた。

そもそも何を教えているのか

そもそと何を教えているのか、こどもたちに伝わらずテストをし採点をする。ここから得る学びとはなんなのか?

もう少し具体的に言うと、先生に言われた漢字を覚えて先生の主観で採点を行いこどもたちに優劣をつける。ここからこどもたちが得る学びは何なのか。

国語教育とは、特に小学校低学年においては文字や言葉を自由に使い表現の幅を広げるための基礎を学ぶ教育ではないのか。

こどもがマルをもらえなかった理由をしらない。または理由すら気にならないような指導をする意味、その指導を受ける意味を重く重く考える必要があるのではないか。

かん字けんてい

教育システムの限界

この採点をみて、私は困惑しカーっと頭に血がのぼった。学校にTELして真意を聞こうとした。しかし8秒間深呼吸をして冷静に考え、その怒りと行動を止めた。

学校という巨大なオールドシステムの中でもがき頑張っている先生の気持ちも少しは考えた。これは先生が悪いとか、校長先生が悪いとか誰かが悪いなんていう末端な問題ではないと悟った。

2020年から文科省は緩急学習からのアプローチに変える動きをとるような発表もあったようだが学校という巨大なオールドシステムを変えるには少なくても5年10年はかかるだろう。そんなことは待っていられないしその組織の中の人にぐちぐち文句を言ってもお互いに意味がない。

家庭での子供への向き合い方。公立学校以外の多彩な学びについて、親としてできることを前向きに本気に考えていこうと今回の件で確信した。

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