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T型人財を目指そう!(代表ブログ:第6回)

代表ブログでは、弊社代表の高橋が毎週1回、社内メンバーへ発信しているメッセージを公開いたします。
弊社のミッション・ビジョン・バリューや、事業・メンバーに対する想いが語られてますので、この連載記事を通して、弊社のことを少しでもご理解いただけると嬉しいです。

第6回目は5/10に「個人の強み」について書かれたメッセージになります。

さて、またいつも通り私の考えを発信していきたいのですが、今回は「強み」について触れたいと思っています。

皆さんは自分の「強み」は何か?と聞かれたらなんと応えますか?
そもそも「強み」とは何かといったことは考えたことありますか?
最近採用面接をしていて、自己紹介をしてもらう際に必ずこの質問をしています。

「私の強みはコミュニケーション力です」・・・と応える人は残念ながら採用していません。
それはなぜか。

まず、「強み」の定義からになりますが、「強み」とは「他者と比べて優れている能力(スキル・ナレッジ)」と考えています。
従って、他者と何が違うのかを説明してもらわないと受け手は理解できません。
そのためには比較軸となるエピソードが必要になり、エピソードを基に「強み」として判定するのか否かを受け手が決めます。

また、「コミュニケーション力」は非常に曖昧な言葉であるため、言葉に敏感になっていない人と捉えられます。
いくら質問・回答が上手であったとしても上記の曖昧な言葉を使っている人は相手に対して意味不明な言葉で会話しているため、「強み」として認識しません。

プロジェクト支援の仕事に入る際、必ず経歴書を作成しますが、「細かいドキュメント作成が得意」と記載されている人間の経歴書が誤字脱字だらけだと受け手は絶対に信用してくれないです。

といった具合に、いくら自分が「強み」と認識していても、受け手が「強み」と捉えてくれなければ意味がないものです。

では、どうやってそれを担保するのか。
それは実績などの測定可能な軸を見せることです。
例えば、僕がプロジェクト支援の面接に臨む際、必ず伝えていることは「構造化した資料作成ができます。」ということです。
そして、
「誰もが知っている外資大手コンサルタント会社での教育プログラム構築を実施していたからです。今すぐ、その資料を提示することができます」
と話をします。
今すぐ提示して確認してもらえるモノが存在する、外資大手で仕事をしたことがあるということが「強み」を担保できるモノサシになります。

こんな例示でも問題ないです。
「私はドキュメント作成を毎日8時間以上行い、毎日1件企画書を作成、それを5年続けました」
聞いたことがあるかもしれませんが、1万時間の法則という考え方があります。1万時間費やして一つの作業や訓練を行った場合、一つの分野で成功できるレベルになる(実力があると見做される)というものです。
1日を8時間労働とした場合、1万時間とはどれぐらいなのか。
10,000時間÷8時間=1,250日。1,250日を年間250日労働とした場合、5年かかるという計算です。結構長いですよね。
それぐらい同じことを繰り返さないと一つの分野で成功を収めるレベルにはない、ということです。

上記をバリュレイトでは3年ぐらいに凝縮し、経験として他者に誇れるレベルにしてもらいたいと思っています。
だからこそ、1案件だけではなく1.5案件ぐらいはやってほしいと考えています。
また、「強み」は一つよりも二つ、二つよりも三つといった具合に複数所持していたほうが相乗効果もあがります。
前に弊社に所属していた事業部長はIT×税務という二つの観点を掛け合わせて「強み」にすると、大学院に通っていました。
ITや税務のそれぞれが「強み」だとする人は、そこらにゴロゴロ存在しますが、ITと税務の両方が分かる人は非常に少ないので、よい観点で考えているな~と思っていました。(今、それを活かしているかは別の話ですが。)

T型人財という言葉が存在します。
一つの領域をそれなりに極めてそれを軸に別の領域の専門性を広げている人を指す言葉ですが、皆にはT型人財になってもらいたい。
T型になるにしても、コミュニケーション力や粘り強さなどの測りづらい能力よりも、人事やITが分かります、〇〇の業界が分かります、といった組織機能(ファンクション)と業界(インダストリー)の軸で「強み」を作りにいったほうが受け手には非常にわかりやすいです。

コミュニケーション力や粘り強さなどの能力は最大限伸ばしたとしても、一般の仕事上ではそこまで求められません。
職種にもよりますが、最低限備えていればよいと思います。
それよりも、経験として語れる「強み」を意識して今後のキャリアを形成してもらったほうがこの先食うに困らないと思います。
それが何かわからない人はまずは色々なことにチャレンジしてみてください。
数年間継続する必要があることはある程度自分に合うか合わないかを試さないと把握できないと思います。
従って、色んな分野にチャレンジしてそれを把握してもらいたいと思っています。

大手企業ではそんな簡単に異動やいろんなことにチャレンジできないですが、幸いにもバリュレイトは規模が小さいだけに色々なことにチャレンジできる会社ですので、その環境を最大限有効活用してもらえるとうれしいです。
バリュレイトの仲間となってくれる方を募集しています。これまでの経験・強みを活かしてキャリアアップを目指しませんか?
ご興味がある方はぜひご連絡ください!
HPもぜひご覧ください。
recruit-team@valurate.co.jp
https://valurate.co.jp/


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