一流

1日だけ1流になってみる。


こんにちは、CRIACAOの中村です。
面白い記事を見つけました。



この記事



記事の中で気になった部分がこちら。

ビルは4つの資質を人に求めた。

まずは「知性」。これは勉強ができるということではない。さまざまな分野の話をすばやく取り入れ、それらをつなげる能力を持っていることだ。ビルはこれを「遠い類推」(かけ離れたものごとをつなげる発想)と呼んだ。
そして「勤勉」であること。「誠実」であること。最後に、あの定義のむずかしい資質、「グリット(やり抜く力)」を持っていること。打ちのめされても立ち上がり、再びトライする情熱と根気強さだ。

ビルはこの4つの資質があると思える人には、ほかの多くの欠点に目をつぶった。彼は面接で候補者をこれらの観点から評価する際、その人が何を成し遂げたかだけでなく、どうやって成し遂げたかを尋ねた。


ダイアモンドオンライン 
グーグルが「一流と凡人」を見分ける、たった1つの違いより


どうやらこの4つの資質があれば、ほかの多くの欠点に目をつぶってもらえるらしい。



マジで??



色んな欠点がある自分にとっては願ったりかなったりである。この4つの資質がある人間に1日だけなってみようと思った。1日でも1流になれた日があったなら、それはそれで上出来な人生だと思う。ずっと過去の栄光にぶらさがって、「俺は1日限定だが1流になれた日があった」と自慢したい。



ダメ人間になっても許される4つの資質

●知性
●勤勉
●誠実
●グリット力


この中だと、勤勉はとりあえず問題ない。そもそも勉強は好きだし、知的好奇心は強いほうだ。問題なのは知性、誠実、グリット力だ。この3つを1日だけ極めることで、1流になってみようと思う。




知性

この記事によると、知性とは勉強ができるということではない。さまざまな分野の話をすばやく取り入れ、それらをつなげる能力を持っていることだ。ビルはこれを「遠い類推」(かけ離れたものごとをつなげる発想)と呼んだ。


ニュアンスはわかるのだけど、いざやってみろと言われたらムズイ。何したらいいのかわからない。自分のキャリア軸は「採用」と「教育」なので、この2つとかけ離れた分野を探してつなげる発想をしてみようと思う。


採用・教育の反対語としてでてきた単語は、

●パチンコ
●ゲーム
●漫画
●アイドル
●音楽
●温泉
●岩盤浴

みたいな娯楽系(エンタメ系)のキーワード。採用と何の関係もないように見えるが、この反対語をリストアップする中で気づいてしまったことがある。


昨年書いたあの記事は、知性なんじゃね?




おいおい、まいったな。
俺、資質あったよ。


ポケモンと就活をあわせちゃうとか、これ知性じゃん。やったじゃん俺。スゲーじゃん俺。もう知性の塊じゃん。


そしてまた気づいてしまった。
この考えって、誠実さが0じゃないか...


「......」


やりやがったなビル。
こりゃ高次元なトラップだぜ。
ここでうかれポンチにならないで、知性を発揮できる奴が一流なんだな。



とりあえずゲームと採用は繋げちゃったから、他の6つの変数でちょうせんしてみよ。6つなら、サイコロで決めるか!


画像5



私は心の中で願った。
どうか2(漫画)がでますように。
漫画と採用なら話せる自信がある。




結果... 



6(岩盤浴)




あっ、これはヤバい。
岩盤浴×採用。




ここでもう一度知性の定義を見直してみる。さまざまな分野の話をすばやく取り入れ、それらをつなげる能力を持っていることだ。


このすばやくって、どれぐらいすばやいんだろう?
繋げるって、どんな角度からでもいいの?


など色んな疑問が生まれたけど、とりあえず岩盤浴ってGOOGLEで検索して1分間で岩盤浴について調べたあとに、3分で岩盤浴×採用というテーマで文章を書くことにした。




やばいな、これムズイぞ...





結果


~働きやすい職場づくりからデトックスする職場づくりへ~


近年では働き方改革を通じた「働きやすい職場づくり」が一種のブームになっている。しかし働きやすさを追求した結果、生産性を向上させられた企業がどれだけあるだろうか?

働きやすい職場をつくった後に必要なこと。それこそが「デトックス」である。これからの時代、企業に求められているのは岩盤浴のように温度を高めることで発熱効果を生み出し、毒素を取り除くことである。

従業員にとって働きやすい環境が整った今だからこそ、目標数字を高め、褒めると叱るを明確に使い分ける事。その上で、この熱の変化についてこられない人材が組織からいなくなることを恐れない事だ。

新陳代謝は組織が生き延びるために必要不可欠な要素であることを経営陣は理解する必要がある。人事と話し合い、離職率がでないための施策ではなく、必要でない人材が離職できる環境づくりへとかんがえかた


ここで3分が経過



やばい!!! これは本当にむずかしい!! 言い訳するようだが、もう少し岩盤浴についての知識が欲しかった... 自分で決めたルールだけど、さすがに1分はないわ。むりげー。


でも知性への挑戦を経験できたことはよかった





誠実

誠実ってなんだろうと色々と考えたけど、自分に言葉を向けるのか、他人に言葉を向けるのかで意味が変わってくるなと思いました。

他人に向けるなら誠実さは「約束を守る事」みたいな感じになるし、自分に向けると「できないことをできないと認める」「わからないことをわからないと認める」みたいな感じになってきそうだと考えた。


1日だけ約束を守るのは簡単すぎるので、今回は「なぜ人がわからないことをわからないと認められないのか」について考察を深めてみる事にする。



人がわからないことをわからないと認められないのは、事象に対する変数が極端に少ないか、解像度が低いことに気づけていないから。例えば、採用を極めた!とかいう人事がいるとする。こいつは間違いなく採用に対する変数が少ないか、解像度が低い。


採用に対する変数が少ないとは、採用に関するバリューチェーンをどのように区切っているのかでわかる。いくつかのパターンを見てみよう。


人事Aの考える採用バリューチェーン
●説明会をする
●面接する


人事Bの考える採用バリューチェーン

●母集団形成
●説明会開催
●面接設計
●口説く

人事Cの考える採用バリューチェーン
●経営課題の把握
●人材の要件定義
●採用チャネル選定・予算設計
●採用ブランディングの考察
●採用コミュニケーションの設計
●母集団形成
●説明会の開催
●面接
●承諾後フォロー
●内定者の特性・記録をメモ
●入社後の活躍度を検証


これだけの情報ではどの人事が優秀なのかはわからないが、Cの人事が圧倒的に誠実さのポテンシャルが高いことは間違いない。わからないことがわからないと気付けること、できないことができないと認める力は、仕事をどのように解釈しているのかで変わるからだ。



今度は解像度について考えてみよう。説明会という変数に対しての解像度の違いをみてみよう。


人事Aの説明会解像度

人事A


人事Bの説明会解像度

人事B


人事Cの説明会解像度

人事C


解像度の高さ = 再現性のポテンシャルになる。解像度を高くしすぎた結果、考えすぎて再現性を低くしてしまう事もあるので、必ずしも解像度が高ければいいという訳ではない。しかしどう考えても人事Aのように解像度が低すぎるのは問題である。

もうこの会社・仕事から学ぶことがないと発言する人ほど、変数・解像度が圧倒的に低かったりする。これは転職エージェントをやっていると、常に思う事だったりする。


誠実さとは人間の習慣や性格であるかのように捉えられてしまう言葉だが、能力も影響度があるのだと今回の考察を通じて学ぶことができた。自分なりに仕事を分解して整理することで誠実に仕事と向き合うことができるようになる。1流の人間はきっと誠実な人間性だけでなく、誠実になるための分解能力にも長けている人なのだと思った。




グリット力

やりぬく力を打ちのめされても立ち上がり、再びトライする情熱と根気強さだと定義している。とりあえずGOOGLEで「最も難しいゲーム」と検索してみる事にしたところ、面白い書き込みを見つけた。



どうやら、Rogue Clone IIというゲームが鬼のように難しく、心が何度も折れそうになるらしい。このゲームに挑戦してみよう♪



10時間プレイしてみた結果...




このゲームなんなの??
マジなんなの?
心が折れた...
もう無理
これ1日は無理


1日だけ1流になってみようと思ったけど、無理でした。マジで無理。1流の人凄すぎ。これで心が折れないとか、メンタル強すぎ。




結論

1流に挑戦することで、1流の人を尊敬できるようになりました。

頂いたサポートで良質な糖分補給をさせて頂きます。ありがとう!!