#12 不自由こそが自由

突然ですが、みなさんが言われて嫌なことはなんですか?

容姿についてや外見以外のコンプレックスについてなど、さまざまな言葉が浮かんでくると思います。

最近気づいたんですが、最も言われて嫌なことは、

「何か面白いことやって」です。

いや、何、面白いことって。

だいたいそんなこと言う人は面白くない人です。

じゃああなたがやってみてよ。お手本見せてって思います。

そんな些細なことを今日は真剣に分析してみました。

そしたらこんな大きなタイトルになってしまいました。

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「何か面白いことやって」

この言葉がなぜ嫌かというと、漠然としすぎているからです。

一発ギャグをやればいいのか、モノマネをすればいいのか、漫才をやればいいのか、落語のように少し長めのオチがしっかりした話をすればいいのか、何も指定されていません。

そもそも面白いってなんだよ。

面白いという価値基準が人によってバラバラじゃないか。

そんな中で「面白いこと」がわかるわけがありません。

かといって、「面白いモノマネやって」と言われたらそれはそれで困ります。

お願いだからもうこれ以上話しかけないでください。

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ちょっと話は大きくなりますが、

「不自由って意外と自由」なんですよね。

さっきの「面白いこと」でも、モノマネのように指定されるとまだやりやすいです。

モノマネの中で自分が面白いことをやればいいので。(ウケるかどうかは実力次第です)

他にも、「あなたは大学に行きなさい」と言われたら、

「じゃあこのくらいの偏差値だから、この辺りの大学を目指そう」

などと決めやすくなります。

仮に、「高校を出たらあなたの好きなことをやりなさい」と言われたら、まずは好きなことを探さないといけません。

「好きなこと」というのもなかなか広い言葉です。

もちろん明確な趣味などがあれば困りませんが、なければ途方に暮れるでしょう。

ぼくは就活の時にこのことに気づきました。

自己分析を通して、自分はこんなことに興味があるんだ、と意外と自分のことは知らないものです。

自分を知ることについて、以前noteを書いたので興味があれば見てみてください。

いろいろと指定されていたり、決められていた方が楽ですよね。

なんでも自分でできる社会人になっても、たまには縛られてみたいとたまに思います。

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米津玄師さんの「シンデレラグレイ」という楽曲にも

「あなたという不自由だけが、あたしを自由にしていたんだって、気づいてしまったんだ」

という歌詞があります。

楽曲や歌詞からも学ぶものがありますね。

いい楽曲なのでよかったらぜひ聴いてみてください。

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