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日経平均がNYダウを追い抜く日?!

もしかしたら、今年は日経平均がNYダウを追い抜く時があるかもしれないと思い、そんな比較をしてみました。
下のグラフが日経平均とNYダウの比較です。為替は円とドルで異なりますが、こうして見ると実はこの両指数、長期では意外に似たような動きになっています。2008年のリーマンショック以降、NYダウの優位が続いてきたとは言え、日経平均も意外に頑張っているなという印象です。

配当込み指数の比較

しかし実際は、この両指数には配当を再投資した配当込み指数があります。それを比較したのが↑のグラフです(日経平均の配当込み指数が取れる2002年から比較)。配当込み指数で見ると、両者の差は歴然です。日本を代表する225銘柄は、ダウ30社に比べ配当が随分低かったことが分かります。両指数を比較して、日経平均配当込みが上回っていた最後の日である2007年1月9日を基準しますと、直近までの上昇率は、NYダウ配当込みが4.51倍、日経配当込みが1.99倍です。

この配当込み指数は、貰った配当を再投資して計算しますので、リターン差の主な部分は、配当を再投資した複利の効果とも言えます。やはり複利強しです。足元では、日経平均の配当利回りは1.8%、NYダウは1.9%と差が小さくなっていますので、今後は意外に両者の動きが一致してくるかもしれません(配当抜き指数では両者の差はそれほど大きくない)。

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