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息子がコレクター体質になってしまったのは、私のせいだったかもしれないと気づいた話

私には、電車好きの3歳の息子がいる。そして、いつのころか電車を見るたびに「これ持ってる、おうちある」というようになり、ここ1年では、「これは、持ってないね〜」というようになっていた。そして最近は「全部欲しくなっちゃったの〜」というようになっている。完全に、コレクター体質である。

私は勝手に保育園で、他の子がおもちゃを見て「これ持っている!」というのを聞いて、そんなことを、言い出しているのかも〜。と思っていた。

実は、息子の表現は「雪みたいだねぇ。」などと、3歳児らしからぬ、比喩をよく使うので「なんて表現豊かな子なんだろう」と親バカなりに、思っていた。しかし、あるとき「ほら、これ、大きいね。富士山みたいだねぇ。」と自分が結構な頻度で、比喩表現を息子に使っていることを認識した。もしかしたら、息子の発言は、私の口癖から来ているものではないか。と初めて疑った・・・・

そしてあるとき、一緒に息子に電車の本を見せながら「ほら、これ、れもん(息子仮称)が持っている電車だよ。」と言っている自分に気がついた・・・まさか「もっている。おうちある」の発言は、私から来ているのではないか?と疑った。

思い起こせば、生後半年頃から、電車のDVDや新幹線を見せても反応が薄いので「ほら、この電車のおもちゃ、お家にあるね。」と少しでも認識してもらいたい気持ちで、外でみるものや絵本にでてくる電車に関してこれは、「おうちにあるね」という発言を繰り返していた。

そして3歳になった息子は、モノ(特に電車)を「持っているもの」と「持っていないもの」と認識するように育っていた。当然「持っていないもの」は「持ちたくなる」のである。

まさか、自分のこういった、モノを認識してもらいたい気持ちで発言していたこの言葉が、現在、電車コレクターのような子供部屋を作る原因になっているとは、思いもよらなかった。日本には、びっくりするほど電車の種類があり、そして、プラレール、Nゲージ、カプセルプラレール、トミカなど、たくさんの電車のおもちゃが溢れている。それを「持っている」「もっていない」と息子は、判別して持っていないものは「欲しくなっている」のだ。

電車関連のYoutubeをみては「これ、持っていないね。れもん(息子仮称)くん、欲しくなっちゃったの〜」と毎日聞くはめになるとは、3年前の私は全く想像ができなかった。ミニマムな生活を目指したいと思っている私とは完全に逆行しているのだが、息子の集めた電車を眺める生活はまだまだ続きそうだ。

電車は、息子にとっての大事な「ときめき」ポイントであり、幸せのもとであるから良いとは思っているものの、まさか自分の発言により、こんな形で自分の首を締めるようになるとは思ってもみませんでした。小さいお子様をお持ちの方、意外な影響があるかもしれませんので「これ、持っているね〜」と発言するのは気をつけた方がいいかもしれません。

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