見出し画像

おっぱいにまつわる話

小倉麻未さんのおっぱいのブルースを読んで、私も書きたいと思った。おっぱいのこと。

私も、全くもってセクシーな話ではないけれど。

おっぱいと言えば、性の象徴、女性のセクシーなもの、の代表でした。子供が生まれて授乳するまでは・・・

最初の「おっぱい」に対してイメージが変わったのは、出産後1日目。

助産師さんが部屋にやってきては、母乳の出を確かめる・・・

「はい、おっぱい出してください・・・」

これまでの人生で、聞いたことがない言葉・・・そして、神妙な顔をして、胸の張りや刺激を与え、出てくるか確かめる・・・・

その日から退院するまでの5日間、数時間ごとにこのようなことをしているうちに「そもそも、おっぱいは隠す必要があるのか?」という疑問さえ湧いて来た。

そして、退院後も、私の息子はおっぱい星人だった。授乳も、頻回だったし、なにかとおっぱいと接していたい。そんな子供だった。

友人が遊びにきても、おっぱいの回数が多過ぎて話が続かないので、女性の友人の場合は、普通にその場でおっぱいをあげることにした。授乳ケープを嫌がるし、もう、おっぱいは、私のなかでは「性の象徴」ではなくなっていた。

だが、私の息子は「卒乳」をした。2歳半のときだった。原因は、私が良性発作性頭位めまい症を発症して、授乳できない状態になり乳腺炎になりかけたのがきっかけだ。それまでは、おっぱいがないと寝れない息子だったが、数日、おっぱいと一緒にねなくても大丈夫になった。通院していた、おっぱい相談室の助産師さんとお話をして「卒乳カレンダー」を作成し、飲まなくなった・・・

ここまでは、良かったのだが、あるとき「おっぱい」といいだし、見せてあげたら、そのあとも、家にいるとき「おっぱい」と見たり、触ったりするようになった。飲むことは決してないのだが、寝るときも触っていたいし、怒られた時も、すぐにおっぱいを見て、触って落ち着こうとする・・・

とどのつまり、ちゃんと「おっぱいを卒業」できていないのだ。

私が、卒乳を息子のペースにさせたかったのは、無理矢理引きはがして、おっぱいに対する執着がひどくならないようにするためだった。しかし、今は、もう、どうして良いか分からないが、おっぱいは、息子になくてはならないものになってしまった・・・・

おっぱいバイバイ」という、卒乳用の本を買ったのに、最近はおっぱいをみて満足すると「おっぱいバイバイ」と言うようになった。

絵本、読んだよね?ごはんもぐもぐ食べているよね・・・と思いながらも、おっぱいを見せる毎日はまだまだ続きそうだ・・・・

読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金は、社会問題を解決するために使いたいと思います。そして、その結果を記事にして循環させたいと思います。