![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38678739/rectangle_large_type_2_7fb987d153065092a56c7c2708860aa8.jpeg?width=800)
おっぱいにまつわる話
小倉麻未さんのおっぱいのブルースを読んで、私も書きたいと思った。おっぱいのこと。
私も、全くもってセクシーな話ではないけれど。
おっぱいと言えば、性の象徴、女性のセクシーなもの、の代表でした。子供が生まれて授乳するまでは・・・
最初の「おっぱい」に対してイメージが変わったのは、出産後1日目。
助産師さんが部屋にやってきては、母乳の出を確かめる・・・
「はい、おっぱい出してください・・・」
これまでの人生で、聞いたことがない言葉・・・そして、神妙な顔をして、胸の張りや刺激を与え、出てくるか確かめる・・・・
その日から退院するまでの5日間、数時間ごとにこのようなことをしているうちに「そもそも、おっぱいは隠す必要があるのか?」という疑問さえ湧いて来た。
そして、退院後も、私の息子はおっぱい星人だった。授乳も、頻回だったし、なにかとおっぱいと接していたい。そんな子供だった。
友人が遊びにきても、おっぱいの回数が多過ぎて話が続かないので、女性の友人の場合は、普通にその場でおっぱいをあげることにした。授乳ケープを嫌がるし、もう、おっぱいは、私のなかでは「性の象徴」ではなくなっていた。
だが、私の息子は「卒乳」をした。2歳半のときだった。原因は、私が良性発作性頭位めまい症を発症して、授乳できない状態になり乳腺炎になりかけたのがきっかけだ。それまでは、おっぱいがないと寝れない息子だったが、数日、おっぱいと一緒にねなくても大丈夫になった。通院していた、おっぱい相談室の助産師さんとお話をして「卒乳カレンダー」を作成し、飲まなくなった・・・
ここまでは、良かったのだが、あるとき「おっぱい」といいだし、見せてあげたら、そのあとも、家にいるとき「おっぱい」と見たり、触ったりするようになった。飲むことは決してないのだが、寝るときも触っていたいし、怒られた時も、すぐにおっぱいを見て、触って落ち着こうとする・・・
とどのつまり、ちゃんと「おっぱいを卒業」できていないのだ。
私が、卒乳を息子のペースにさせたかったのは、無理矢理引きはがして、おっぱいに対する執着がひどくならないようにするためだった。しかし、今は、もう、どうして良いか分からないが、おっぱいは、息子になくてはならないものになってしまった・・・・
「おっぱいバイバイ」という、卒乳用の本を買ったのに、最近はおっぱいをみて満足すると「おっぱいバイバイ」と言うようになった。
絵本、読んだよね?ごはんもぐもぐ食べているよね・・・と思いながらも、おっぱいを見せる毎日はまだまだ続きそうだ・・・・
読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金は、社会問題を解決するために使いたいと思います。そして、その結果を記事にして循環させたいと思います。