成長=変化すること
バルトでは「皆が成長できるフィールドづくり」を理念として掲げているが、社内・社外の様々な方とお話しする中で、「成長する」という解釈がひとりひとり微妙に異なっているため、改めてチームの共通認識として書きたいと思う。
バルトが考える「成長する」とは
Wikipediaでは
成長(せいちょう、英: growth)とは、成長とは、ある生物が、その生活史において、個体がその発生から死に至る過程で、もっともよく発達した形へとその姿を変える間の変化をさす。典型的なものは、多細胞生物に見られるものである。主に成長は大きく分けて構造の発達と大きさの増大の2つの面があり、この両者が同時に行なわれる。
とある。
なるほど。成長とは、「構造の発達と大きさの増大が同時に行われる変化」で、サイズのみならず、性質も同時に変化させることだ。
ということは、「成長」の対義語は退化ではなく「無変化」ではないのか。
人としての成長、組織としての成長
上記定義を元に、ビジネスとして人、組織に適用してみる。
「組織としての成長」
→ 事業構造の革新と事業の拡大
組織として成長するためには、時代の変化に対応し常に事業構造を変化させ続けることと、事業を拡大し続けることを同時に実現することが肝要。
※ ここでゆう「事業の拡大」は、事業がもたらす社会への影響度の拡大である。決して売上、利益の拡大ではない。詳しくはこちらを参照。
「人としての成長」
→ 技能の発達と人間力の向上
人として成長するためには、業務で活用する技能を磨き続けるとともに、多様性を許容する人間力の向上が重要。
そのためには、当たり前を当たり前と思わずに、考え続けること。
常に自分の考えを持ち、人と語り合い、仲間と切磋琢磨する中で変化し行く。変化を恐れず、自分を磨き進み続けることが、自分の成長、しいてはチームや社会の成長につながるのだ。
何のために成長するのか
では一体何のために成長するのか。
「仕事を通して成長したいんです」なんて言葉をよく聞くが、よくよく話を聞くと、成長したことで何をなしたいのかがなく、ただただ成長すること自体が目的となってしまっているケースが多い。このような人たちは、間違いなく結果を出せていない、そして「成長」という単語を、結果を出せないことへの言い訳として使っている。これは危ない。
成長とは結果であってプロセスではない。
よって、「何のために成長するか」という目的が必ず必要になる。
バルトは「技術と感性で社会をハッピーにするために」成長(変化)し続けたいし、筆者は、関わる人たち(家族、メンバー、パートナー、クライアント様 etc)に目的が成し遂げられるその喜びをシェアするために成長したいし、まずは自分が率先して変化し、理念を実現したい。
うむー、こうして記事を書くことで思考が整理されていく。
バルトの入社時には、成長への意思、自分を変えたい、変化したいという覚悟があるかを聞いているのだが、目的についてはふわっとしか聞いていなかった気がする。改めて、チームのメンバーに、何のために成長したいといっているのか聞いてみることとしよう。
考えてみよう
・ 自分にとっての「成長」とは何か
・ 自分は何のために「成長」したいと思うのか
・ 成長することで、自分が所属する組織(会社やチーム、家族)にどのように「貢献」するのか
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