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【社長の一人ブレスト】 日本が豊かになるために

日本が豊かになるためには、常に技術革新をするか、外国から富を輸入しないと、増税や所得を上げる施作だけでは実現しない。

輸出入が全くなかったと仮定して、日本全員の所得を総じて10%上げるためには、内需を前提とすると原価も同時に上がるため、企業が上昇分価格に転じるか、企業の利益、内部留保を減らさないと実現できない。

例えば、企業が上昇分を価格に転化したら、物価も上がって、実質の所得上昇率はプラスマイナスゼロになってしまう。価格転化のタイムラグがあるため、一時的に豊かになった感覚はあるが、結局それはまやかしであり、結局円の相対価値は下がってしまう。

一方、企業の利益、内部留保を減らした場合、 短期的には豊かになったように感じるが、 次の事業への投資ができず、事業が成長せずに倒産が増え、結果、失業率が上がる。この場合、円の相対価値は変化しない。

そこで、他の手段として、原価を抑える、もしくは売上を上げるためにはどうすればいいのか。

  • 新たな技術革新でもって、原価を抑える、もしくは販売力を向上し、所得上昇分を補う

  • 国外との仕入れ、もしくは付加価値をつけた販売を行い、外資を集めることで所得上昇分を補う

というような施策が必要である。

現在の富の再分配のための増税や、最低賃金のアップに対しての批判をしたいわけではないし、おおむね必要な施策であることは同意するが、それを実現するためのベースを作る議論がないことはとても残念だ。政府が実施しない以上、私たちが自発的に行うべきことだ。

「技術革新」と「外資獲得」
この2点を、長期経営計画の中に入れよう。

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