奇想天外だけど面白い!ワンダヴィジョンが異色で魅力的な作品だった!
ワンダビジョンが期待を超えて面白かったのでお話します。
ディズニープラスが新しく生まれ変わって、これからスターウォーズの波が大々的にやってくると言うこともあって、登録しました。
12月29日にボバフェットも来るので、それまでにフェーズ3を見終えてなかったマーベル映画をエンドゲームまで全部視聴しました。
結果、号泣。
これまでしばらくマーベル映画とは何となく距離を置いていましたが、エンドゲームまで見終えなかったことを後悔しましたね。
これは映画史に残る超大作ですね。
これまでのMCUを締め括るのに文句ない作品でした。
さて、エンドゲームについては語り出すと止まらなくなるのでこれくらいにして。
本題はワンダヴィジョン。
正直なところ、自分はコミックを読むほど筋金入りのファンというわけでもないし、ヒーローと言われて血湧き肉躍るほど熱狂的でもなかったです。
マーベルの知識はMCU映画をとりあえずエンドゲームまで見終えた程度のものでしかなく、原作コミックの細かい設定とかはあまり知りません。
マーベル映画もスターウォーズのためにディズニープラスを契約しなければ別に見ようとも思っていなかったのですが。
そんなマーベルファンとも言えない自分の目にあるパッケージが飛び込んできました。
ワンダヴィジョンのパッケージです。
これは何なんでしょうか。
内容は知らなくてもそう、何というか狂気を感じます。
正直、この作品がフェーズ4に属すということを知って、この作品がどうしても気になってエンドゲームまで見ようと思ったまであります。
ここから、ワンダヴィジョンの感想です。
内容は、思っていたよりも狂気に満ちていて、そして思っていたよりも遥かに面白かったです。
確かにマーベル作品は面白いのですが、そのほとんどがアクションに重きを置いていて、ドン!ガン!バン!とド派手な映像がノンストップで展開される映画というイメージでした。
コーラとポップコーン片手に映像の迫力に熱狂するエンタメ映画ですね。
ところがどうでしょう。
ワンダヴィジョン1話で飛び込んできたのはまさかの白黒シットコム。
ワンダとヴィジョンというめっちゃ強い二人のヒーローが、50年代のコテコテのアメリカハウスに引っ越してきたところから物語は始まります。
映画でも愛し合っていた二人は今作では夫婦なご様子。
そしてマーベル特有のド派手なアクションを挟むことは一切なく、普通に笑える奥様は魔女ライクなシットコムを繰り広げて1話はそのまま終わります。
え?何これ?
最初の感想でした。
自分はシットコムも普通に好きなので、楽しみながら見れましたが、笑いながらも頭の中はハテナでいっぱいです。
最後のシーンでちょっと違和感のあるシーンが出てきましたが、演出なのか?と視聴を継続。
2話も続いてシットコム。
魔女ワンダとその温和なヴィブラニウム製の夫ヴィジョンの陽気な物語は、相も変わらず続きます。
が、2〜3話の辺りでなにか違和感が。
この演出が普通に不気味で、ゾワっと鳥肌が立つような違和感が画面全体で繰り広げられていきます。
もうこれは、ホラーよりもホラーです。
物語の途中でカラー放送になったり、話数を重ねるごとに50年代から70年代、80年代と映像が移り変わっていきます。
フルハウスが好きでフラーハウスまで全シーズン見終えている自分は、どこかフルハウス風のオープニングを見て爆笑しました笑
ワンダ役のエリザベス・オルセンは、フルハウスに出てきたミシェル役の双子の、実の妹です。
楽しくシットコムを演じられているのは見ていて気持ちよかったですね。
エリザベス・オルセンかわええ。
映画ではおちゃらけた姿をあまり見れなかったのでよりそう感じましたね。
そして徐々に真実が明らかに。
この世界は失意のどん底でワンダが作り上げた虚像であり、ワンダが思い描いた理想を、一つの街に強いていたという事実が明らかに。
もうね、ワンダは半端ないです。
エイジ・オブ・ウルトロンで初登場で出てきて、そのデタラメな強さに笑いましたが、宇宙最強の男サノスをぶっ飛ばした時はもっと笑いました。
個人的には彼女本気でやり合ったらキャプテン・マーベルより強いんじゃないかと思いますね。
原作コミックの知識はないので、そこら辺良くわからないんですが、どうなんですかね?
話を戻して。
今作の悪役は主人公ワンダかと思わせておきながら、またもやどんでん返し。
ワンダが全て引き起こしてると思っていた虚像の中には、実は他に魔女がいて、親愛なる隣人であるアガサが本当の悪役だったという圧倒的展開力。
アガサが正体を明かす時のシットコムムービー、今でも頭から離れません笑
いやなんてよくできたお話なんだと。
まさに脱帽です。
あとから調べてみると、マーベルファンにはメフィストなる悪役が登場するんじゃないかと言われていたそうです。
結局出てきたのはアガサだけでがっかりされた人もいるようですね。
まあどちらもあまり知らない自分には、十分なサプライズでした。
そこからはマーベル的なド派手な戦闘映像も流れます。
最後に大団円を迎えて、結局ワンダは虚像を閉じてあまり報われないままお話が終わります。
いやー幸せになって欲しいなワンダ。
シットコム的な感じで幸せそうな笑顔を見させられるとより強くそう思ってしまいます。
やってることは街一帯の支配とかなり極悪だったのに、不思議と憎めない魅力があります。
解放された街の住人も、ワンダに文句を言いたそうにしながらも、寂しそうな表情を見て何も言えずに彼女を見送るという悲しい場面で終わりました。
確かに悪いことはしましたが、あそこであの寂しそうな背中に声をかけられる人がいれば。
彼女の虚無感も少しは安らぐんじゃないかなとも思ってしまいましたね。
ヴィジョンも子供達もヘックス空間を閉じたときに消えてしまいましたが、白いヴィジョンに記憶を引き継いでいましたね。
そのヴィジョンとどういう関係になるのかも気になります。
是非シーズン2やってほしい作品です。
そんな強くてもどこか危うげのあったワンダが、今作でばっちり焦点を当てられたというのも、マーベルスタジオに好感を持てました。
これは個人的な意見ですが、やっぱり映画よりも尺の取れるドラマの方が、キャラクターの魅力を深掘りできるなと感じた作品です。
マーベル映画は出てくるキャラクターも多いし尺も短いしで、キャラクターは全員せっかく魅力的なのに、お祭り騒ぎだけして終わりになっちゃうところが残念だなと思ってました。
ドラマ制作に踏み切った英断。
マーベルスタジオこれからも応援してます。
年末年始で他のマーベルドラマも見よ。
ではでは。
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