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ヴァレイPickup!!④ Lymph Salon Ciel

ヴァレイでは従来までファッションデザイナーやアパレルメーカーなどのいわゆる"プロ"を中心にお洋服作りをお手伝いさせていただいていました。
しかし ECの拡大や副業の解禁などにより「これからブランドの立ち上げをしたい」という要望を非常に多くいただいていたこともあり昨年度から徐々にファッションブランドの立ち上げをトータルサポートさせていただくヴイツクというサービスをスタートさせていきました。

そんなヴイツクによりブランドをスタートさせたお客様を「ヴァレイ Pickup!!」と名付けてインタビューを行いご紹介していきたいと思っております。
このヴァレイPickup!!を通じてブランド立ち上げの夢を実現したい方や、実際にスタートしたけど苦労していたり葛藤している皆さんにこの記事が届いて少しでも夢の実現のお力になれればと考えております。
今回ご紹介するのはLymph Salon Ciel 代表 西木治子さんです。


Q: 今の仕事について教えてください。

西木治子さん(以下、西木): 現在、自宅でリンパサロンを運営しています。また、個人でサロンを開業したい方を対象にスクールを運営し、サロン経営のコンサルティングも行っています。私の仕事の割合は、自宅サロンが約3割、残りはスクールやコンサルティングです。

Q: サロンを始めたきっかけは?

西木: 実は、もともとは動物看護師をしていたんです。サロン業界での経験はなく、開業するつもりもありませんでした。リンパマッサージを始めたのも、自分の体調を良くしたいと思ったからで、最初はセルフケアとして学んでいました。でも、そのうちに「もっと学びたい」と感じるようになり、そこで「開業スクールならあります」と勧められたんです。

その後、妊娠をきっかけに動物看護師としての仕事が難しくなり、接骨院でパートをしながら少しずつサロンを始めました。サロンを始めることは考えていなかったのですが、自然とそういう流れになったんですね。

Q: それを教え始めたのはどうしてですか?

西木: 5年くらいはパートをしながらの兼業生活でしたが、全然稼げなくて「私は何をしているんだろう」と感じるようになりました。そのタイミングで家を建てることになり、サロン一本でやりたいと思うようになったんです。絶対に稼がなきゃいけないという気持ちが強まり、起業塾に通うようになりました。

それまでの経験を活かして、自律神経や妊活に関する知識も織り交ぜながら、個人サロンを目指す方々のサポートをしたいと思い、スクールを始めました。2022年からはスクールで生徒を育て始め、これまでに15人ほどの生徒さんを指導してきました。コンサルティングでは100人ほどの方をサポートしており、現在は認定講師に任せている部分もありますが、6ヶ月の講座で月2回、グループコンサルは月1回、カリキュラムは12回で構成しています。

Q: サロン運営で成功したと感じた瞬間は?

西木: パートを辞めて引っ越した直後は、売上がゼロになったり、コロナ禍もあって大変な時期でした。旦那の給料も減り、経済的に苦しい状況でしたが、ちょうどその時期に起業塾を見つけ、そこで無料の30分コンサルを受けたことが大きな転機でした。初めて何をすべきかが明確になり、その起業塾に通うことを決意しました。一人では絶対に到達できなかったと思います。

Q: すごいです!西木さんが成功した要因はなんですか?

西木: 起業塾で出会った先生が言うには、私は「素直」だそうです。やるべきことを教えてもらったら、すぐに実行するタイプなんです。私自身はただ知らないだけだったので、教えてもらったことを素直に受け入れ、実践していった結果が今に繋がっています。


Q: 新しい商品を作ろうと思った経緯は?

西木: サロン運営をしている中で、セラピストとしてのユニフォームに悩んでいる方が多いことに気付きました。真っ黒なエステの制服が多い中で、リラクゼーションサロンにはもっとリラックスできる要素を取り入れたいと思い、サロンで働く人向けのロングTシャツを開発することにしました。これは、セラピスト自身だけでなく、訪れるお客様にも安心感を与えるものになると考えています。

Q: こだわりのポイントは?

西木: 見た目に安心感を与え、信頼してもらえるようなデザインを目指しています。また、清潔感や女性らしいラインを取り入れつつ、しゃがんでも胸元が見えない、腰が見えない、動きやすいなど、実用性も重視しました。ちょうどいいものが見つからなかったので、自分で作ることにしました。

Q: 販売の予定はいつ頃ですか?

西木: 今のところ、秋か冬に販売を開始しようと思っています。

Q: 今後挑戦したいことはありますか?

西木: 物作り以外にも、発達障害を持つ子供のお母さんたちをサポートする活動をしています。月に一度、話し合いの場を設けているのですが、今後はそうしたお母さんたちが集まれるサロンや地域の場を作りたいと思っています。

Q: 最後に読者へのメッセージをお願いします。

西木: 私自身、かつてはパニック障害を経験し、それによって頑張りすぎていたことに気づかされました。女性はタスクを抱えがちですが、知らず知らずのうちに心と体を無理させてしまうことがあります。だからこそ、自分を大切にし、病気にならないように、自己管理をしっかりとすることが大切だと感じています。頑張りすぎず、自分のペースで進んでいってください。


最後に

西木治子さんは、自宅サロンの運営から始まり、今ではサロン開業を目指す人たちのサポートまで幅広く活躍しています。新たに立ち上げるブランドは、彼女自身がサロン運営で感じた課題を解決する商品としてだけではなく、彼女自身の挑戦の形であり、使用する人たちに商品以上の価値が提供できるのではないでしょうか。

西木治子さん instagram


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