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1年の〆にswatchを

今年は調子に乗ってそこそこ安めな腕時計を3本ほど購入したが、最後の1本にswatchをチョイスしてみた。

貯め込んでた仕事がひと段落し、業務時間真っ只中に職場のPCでネットサーフィンを嗜んでいた時だ(多分褒められた行為ではない)。毎日チェックしてる腕時計情報サイトにswatchとピーナッツ(スヌーピーが出てくる漫画)とのコラボウォッチが掲載されていた。

そういや最近のswatchはどんなモデルが出ているんだろうとHPに飛んでみると非常に魅力的なシリーズが目についた「1984 Reloaded」
その名の通り1984年当時のライナップを復刻したコレクションだ。

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その中でも特に僕の琴線に触れたのが右上のYellow Racer
帰宅し、アルコールで判断力をしっかりと鈍らせた僕は迷いなくお買い上げした。

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箱の時点でテンションを盛り上げてくれる。そのまま飾っておきたいが邪魔なので心を鬼にしてゴミ箱へ。

現れたswatchはPCの画面上の数十倍ハンサムで、一目惚れしてしまった。
まるでサーキットが腕の上に現れたかのような存在感あふれるレーシーな文字盤、松山市内全ての黄色を集めたんじゃないかってくらい黄色いケースとベルト。
正直チープだけれども、swatchだから許される世界観を全力で見せつけられる。

どうやらケースとベルトはバイオセラミックとかいう自然由来の樹脂で作られているらしい。独特のザラッとした質感がする。
本当に植物の種から作られているのか近所の水鳥に食べさせて検証してみたいが流石に可哀想なので我慢しよう。

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僕が何よりswatchでたまらなく好きなのは音。
現代の機械式時計に慣れた耳には信じられないくらい大きな音を出して針が進む(というかケースに入ってる時点で音が漏れてる)
もしあなたが潜水艦の乗組員ならswatchだけは選ばない方がいいだろう。針の音を中国原潜のソナーに拾われて、東シナ海の深海魚の餌になりかねない。

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機械式時計を愛好しているうちは、竜頭を巻いてあげないと動くことができない彼らに愛着を抱くけれど、必要以上に音を響かせて時間を教えてくれるswatchは「コレはコレでコイツは生きていやがるんだな」と実感させてくれる。

ガッチリとダブルの紺ブレザーで決めて、手元にこのswatchを巻いてみたらどうだろう。よく世間で言われるハズシとやらを取り入れて、まるでオシャレ上級者を気取るのもなんとも楽しそうだ。

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著名な芸術家であるアンディー・ウォーホル(昨日覚えた)はカルティエ・タンクを「身に着けるための時計」としてゼンマイを1回も巻かなかったらしい

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それならば、swatchは「着替えができる時計」だ。
あなたの手元には60万円の現金がある。その金額を駆使すればどこに出しても恥ずかしくないロレックスのオイスターパーペチュアルを腕に巻くことができる。

逆にその財力をフルに使えば4〜50本のswatchを買えるのだ。
一生モノの一本を生涯の相棒として寄り添うのもヨシ
毎日その日の気分で腕時計を着替えるのもヨシ
そこら辺は人それぞれだけど、資産家でもない限り後者を選ぶならswatchは魅力的な選択肢だ。

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