社会はどうやったら変えられるのか?|マーケティングと人が動く理由
2.1マーケティング解説(人の動かし方、人の本質)が今日のテーマです。
このテーマのキーワードは「価値」「目的」です。
言い換えると、「メリット」「やりがい」「徳」などです。
結論から言いましょう。
私たちは皆「自己中です。」
「なので、自分にメリットのあることしかやりません。」
これが、マーケティングを語る時、つまり人を語る時の絶対前提です。
私たちは、必ず何かをする時は、自分に意味があると感じてやっています。お金になりそう=自由度高まりそう、楽しめそう、面白そう、すきになってもらえそう、自己満、見て貰えてうれしい、なにかしらの、自分にとって、有意義であると感じる部分が無いと、私たち人は、興味も示しませんし、行動にはまったく移しません。
なので、人が動く理由は「価値」があるからです。
マーケティングは、それを応用した「学問であり、専門性であり、教養です。」
マーケティング能力を身に付ければ、人を思いやることもできますし、相手が望むことを叶えてあげることもできたり、結果売り上げをあげることや、仕事で成果をあげることができます。
マーケティングは「勉学」には役に立ちません。なぜなら、勉学の相手は、教科書やテストであって、人ではないので。しかし、人に対しては「マーケティング」はもっとも身に付けるべき教養と考えています。
マーケティングとは?
ビジネスにおける狭義を調べてみましょう。
マーケティングの定義は色々あるので、ぜひ調べてみてください。
では、広義での私たちが言うマーケティングとは、
なぜ、モノが売れるのか?なぜ、自分が普段特定の商品にお金を使っているのか?を考えたことはありますか?
なぜ、自分はこれが好きなのだろうか?と考えたことはありますか?
それをできるだけ、理解しようと努めて、実際にモノを創り、お客さんとなる人に、「これで1000円です。買いますか?」と見せて、売れれば、1000円を出してもらえるだけの価値を提供できたという事実が生まれます。
そして、マーケターは、なんで、1000円出してくれたのだろうか?と考えます。
やることはずっと同じで、人の気持ちを真剣に考えて、その人が望んでいるであろうことを実現・創造して、提供するだけなのです。
そして、対人関係においては、上記が結果すべてです。そして、現代社会の政治、ビジネス、法律、教育、生産活動、主体はすべて人です。
なので、マーケティングができる人が、儲かっていますし、成功します。
社会はどうやったら変えられるのか?
では、次に、これを「マーケティング」の観点から考えてみます。
答えは、
に書いてある「適切に」の部分にあります。
供給者にとって、何が適切であるのか?
これが、「適切」の基準です。ビジネス的に言えば、コストはどれぐらいなのか?ということで、簡単に言えば、「割に合うと思うか?」です。
ただ、注意点としては、「割に合わない」と思っていても、結局、供給をしているのであれば、それは自分の首を絞めつつ、結果だけをみたら、それが「適切」であった。ということになってしまう点です。
ここの適切さを考えるには「哲学」ができないといけません。「哲学」で、軸を創り、それに基づいて、判断をする必要があります。「これは適切である。これは適切でない。」と。
もし、これができないと、周りからはこういわれます。
「不公平じゃないか!」「不平等じゃないか!」「贔屓だ!」「理不尽だ!」「おかしいじゃないか!」
そして、この「適切に」ができるようになると、自分の意見を通せるようになってきます。自分の首を絞めずに済みますし、周りからも「不公平じゃないか!」「不平等じゃないか!」「贔屓だ!」「理不尽だ!」「おかしいじゃないか!」というクレームは出てきません。出てきたとしても、それに耳を傾けなくても良いという「適切な判断」がすでに出来ているので、無視をすればいいです。
社会を変えるためには、1人ずつ、1つずつ、誰かに価値を適切に提供していきながら、その波紋を広げていく事です。誰を大切にして、何のためにやっていて、何を大切にして、何をするのか?これを1つ1つ決めて実行していく事で、自分を中心に、自分の社会を変えていく事が出来ます。
まとめ
「自分がこうしたい!」だけでは、冒頭で言ったように、「誰もメリットがないので動きません」もしここまで話しても、わからない人のために具体的に説明しましょう。
自分に対して暴言しか吐いてこないやつが、次の日怒りながら、ああしろ。こうしろ。と指図してきます。言う事を聞きますか?
人によっては、これが上司で言う事を仕方なく聞くという人もいると思いますが、なら、それがあなたにとっての適切であったという事です。その適切を受け入れて、今後その上司に対しては文句を言わないでください。
逆に、適切だと思わないのなら、適切に修正してから、相手の気持ちに合わせて、供給をしてみてください。そしたら、必ず、あなたの不満は解決できます。
今回話した、マーケティング能力というのは、こういうことです。
人を動かすなら、その人にとってメリットのあることを考えて、適切に自分が供給をしてあげるようにしましょう。
社会問題を解決するために立ち上がった組織です。 ニュースを見ていて、暗いニュースばかりだと感じる。その問題をどうやって解決すればいいのだろうか?そんな思いを解消したいと考えています。