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#72 豪華客船「ミノアライン」!いざ、文明の島クレタ島へ!!

6/25 ミノア文明発生の地、クレタ島へ!9時間の豪華な船旅🚢

21時発のフェリーにした理由はもちろん一泊の宿泊費を浮かすことができるからである。それ以外に理由はない。しかし、ここでいつも苦労するのは、それまでの時間をどう潰すかだ。物価の安い国ならいざ知らず、安易にギリシャでカフェ巡りやレストランに入ろうものならば、たちまち予算が尽きて無くなってしまうだろう。
12時にはベッドから離れてチェックアウトをしなければいけない。大きい荷物はフロント近くに勝手に預けた。さてどうするか。
とりあえず観光客でごった返しているハドリアヌス図書館近くの土産屋通りを冷やかしに行くとしよう。かわいい雑貨が並んでいる。トルコ風のものもあった。疲れたら途中ベンチに腰掛けてブログに載せる文章を書く。お腹が空いてきた。やはりリーズナブルに食べれるものといえばスブラキしかない。Wi-Fiが使える店を見つけて3.3€(¥520)で注文した。子どもたちの試合動画を観ながら平らげる。それでもまだ時間は余ってしまうので、ホステルのトイレを借りてボーっとしていた。

トルコ風
教会があった


スブラキ

ようやく頃合いの時間となった。そうはいっても出航まではあと6時間もあるが。アテネ最大の港、ピレウス港に向かう。ギリシャの地下鉄に乗るのは初めてで、驚いたのは古代アゴラの遺跡のすぐ前を通り過ぎたことだった。列車の外面は落書きだらけで治安の悪さを際立たせる。15分もしたら終点のピレウス駅に着いた。

ピレウス駅

ピレウスの港は広大だった。一際目を引くのは巨大客船である。同じ大きさのものが幾つも係留されているのは圧巻だった。デジタルサインを見て、自分が乗る船の方まで歩いて行く。後で調べたら港内のバスは無料だったらしい。どうやら貧乏旅行者の「出来るだけ歩く」という癖が身についてしまっているようだ。

巨大な船がたくさん集結していた
自分が乗る船
出発3時間前でも入れた!

自分がお世話になる船も他に負けず巨大な客船だった。大きすぎて全体がカメラに収まらない。Minoan LinesのカウンターでEチケットを見せると、そのまま乗船できるとのことだった。まだ出航までは3時間近くあったが乗船出来た。客船のスタッフが礼儀正しく整列して笑顔で迎えてくれる。一番安いチケットを購入したので個室とはいかなかったが、案内された9階のデッキ座席はゆったりしてビジネスクラスに乗ったかのようだ。今の自分にとってはこれで大満足である。バックパックを置いてすぐ、童心に戻ったかのように船内を探検する。

受付
座席確保
内部
食堂

食堂フロアを見つけた。「大船に乗った気持ちでいろ」という言葉があるが、文字だけ見れば、今の自分にぴったりだ。チーズパイに加えて、バニラチョコレートケーキも注文した。久しぶりのケーキである。余談だが、今日は母の誕生日なので、それが注文した理由でもある。家族も日本でケーキを味わっていることだろう。

美味かった!

クレタ島までは9時間半の船旅だ。時間が経つにつれ、他の乗客たちも乗り込んできて船内の人数が増えてきた。そして船はほぼ予定通りにピレウスを出港した。
デッキに出るともう暗くなっていて、遠くにアテネの光が見える。船は水面を切りながら進んでいた。睡魔に襲われたので、寝ようとしたら、他の乗客は椅子に座るのではなく地べたに横になっている。その方がたしかに寝やすそうだ。彼らに見習って、自分も同じように横になって仮眠した。

アテネよさらば
こんな感じで仮眠

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