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#125 ペルー唯一のリゾート地?!マンコラで海に入る!🇵🇪

10/6、7 寂れた町マンコラ滞在/久々の海/街並みの家屋が簡素/My Birthday🎂

バスがマンコラの町に停まったのは朝の4時半だった。辺りはまだまだ暗いにも関わらず、バスの入り口にはタクシーの運ちゃんたちが乗客を呼び込んでいて熱心に仕事をしている。自分はここから歩いて行ける距離なので断って歩き始めたが、数百メートル行ってから灯りが全く無いことに違和感を覚えマップを確認すると、逆方向だということに気づき少し萎えた。大通りから一本町に入ると、道路は舗装されておらず、砂利道になっている。水たまりがあるとそれを避けて行かなければならないので大変だ。戻っている時にペルーのお金「ソル」を持っていないことに気づいたので、再度大通りでATMを探す。エンパナーダを売っている露天商のお姉さんに銀行はどこかを聞いたが、「この時間はまだ空いてない」という答えが返って来た。どうやら窓口と勘違いしているようだったので、
ATMは自分で探そうと思い、通りを東から西に歩いているとようやく見つけた。「Banco de la Nacion」というATMは手数料を取られないようだ。自分はセディナカードを使っているので、ATM手数料は無料なのだが、取引手数料やサーチャージはかかる場合があるので、表記には気をつけている。500ソル(19552円)を下ろした。

モニュメントがお出迎え
道間違えた😅
無料ATM🏧

海へと向かう長い砂利道を歩いてホステルに到着した。入り口は閉まっていたが、気配を感じたスタッフが開けてくれた。一泊20ソル(782円)で、三日間の滞在費を払えばもう一泊無料になるキャンペーン中だったが、先を急ぐので二泊だけにしておいた。

リゾート感(笑)
プールもある!
遊戯場
オーナーの弟さんは日本のレストランにいたらしい。
入り口

午前中はベッドで寝て体力回復したのち、午後は海を観に行った。長い海岸で砂浜の砂もきめ細かく、裸足で歩ける。海に入るのは昼飯を食べてからにしようと考えて、町に向かった。
ペルーの料理でまず食べたかったのは醤油ベースの食べ物である。この半年間、醤油味のものを口にしていない。大通りに面した客が多く入っている良さげな店に入り、鶏肉炒飯を食べたが久しぶりの味に感動した。醤油は日本人の心だと改めて感じた。

しがない笑
醤油炒飯最高!

宿に戻って海に入る。その前に、久しぶりにサッカーボールを膨らませて裸足でリフティングをした。感覚が鈍っているようで、60回しかいかなかった。これでは地元の子どもたちに負けてしまうだろう。砂浜で裸足ということもあるが、それでも不甲斐ない結果となった。
風が少々強いが、海の水温はどれほど冷たくないので、寒がりな自分でも入ることができた。波が強く、引き潮だったので足が付く程度までにしておいた。ここではカイトサーフィンが有名らしく、観光客の数名がやり方を学んでいた。

砂が細かくて歩きやすい
泳いでいる人は数人だけ
カイトサーフィンが人気

ホステルに戻り体に付いた潮を落とすためプールに入る。昼間の日差しを蓄えた水は温かかった。
シャワーも浴びてすっきりしてから、夕食を食べに町まで歩いて行く。パン屋に人が群がっていて美味しそうだったので3つを1ソル(39円)で買い、メルカドでイチゴ500gを5ペソで手に入れてホステルに戻った。

人気のパン屋さん
トゥクトゥクが市民の足
ホステルにいた亀🐢

翌日は自分の誕生日。とうとう28歳になってしまった。28歳にしては周りと比べて自身の考えが浅いことに関して危機感を覚える。自分の口から出るのは全て外からの受け売り。自分で思考したことなんて一つもない。
他の皆は仕事でも部下が出来たり、管理職になったりと、それなりのポジションを任せられる頃だろう。スマホを開けば、同世代がYouTubeに真剣になって制作している。「令和の虎」に出演しているアイデアを持った大学生が堂々とプレゼンを展開している。こいつら凄え。
対して、自分は仕事スキルも経験も持っていない。本当にこのままで良いのだろうか、という漠然とした不安に襲われるものの、まあ何とかなるだろうという根拠のない楽天的思考がオーバーラップしてきたりもする。
確かに周りと比べることは良くないかもしれない。自分自身を内省してみる。

大学受験以来、就職に妥協し、FP2級試験に落ち、宅建試験に落ちて、この10年何をやっても失敗続きのような気がする。最後までやり切れない自分に腹が立つが、その悔しい感情も数日のうちに消えてしまうことにまた腹が立つ。小中学生の頃に感じた、「自分は何にもなれる!」と思っていたあの栄光の日々が懐かしい。
そして世界一周に出たが、6か月も経つと旅に慣れてしまい、旅の折り返し期間に来ているというのに、旅の楽しさを垂れ流してしまっている自分がいる。一人旅でパッションを保つというのは難しいものだなと思った。これではただのお金の無駄遣いだ。稼いだ金をどう使うかは勝手だが、流石にこのままでは駄目だ。このままではいかんのだ。


そうはいっても今日は誕生日。今日は少し贅沢をしても良いだろう。メルカドでロモ・サルタードという牝牛の肉のソテーを食べたあと、市場でブルーベリー120gを2ソル(78円)で購入、パン3つとペルーお馴染みインカコーラを買い込んで食べ歩きをした。豪華なご馳走だ。

メルカドで昼食
コーヒー☕️
商店街
ブルベ
ロモ・サルタード
ペルーお馴染み「インカコーラ」これが美味いんだ😋

そしてパン屋のお母さんたちにチクラヨ行きバスチケットを買える場所を聞き、明日の切符を買いに行った。運賃は50ソル(1959円)。そこから南側の町を散策しに出た。こちら側の家屋も簡素でしがない。並べた木材の切れ端に牛のフンだか泥だかを塗って壁にしている。野犬と一緒に歩いていた道も、いつのまにか下水道に変わっている。もちろん舗装などされていない。そんな中で住民たちは今日を必死に生きている。

急に道が無くなる
簡素な家屋
舗装無し
竹を組んで土を詰める
みんな懸命に生きている

午後はボールを持って海に向かった。昨日よりも風が強くてリフティング練習どころではなかったので、ドリブル練習だけで終えた。カイトサーフィンもこの風の中ではコントロールが難しいらしい。海に入ってみたが波も思ったより強いのでホステルに戻り、先にプールに入っていたペルーの男たち二人に挨拶してから浮きに掴まり、のんびりと楽しんだ。久々のリゾート感が出てリフレッシュ出来て、急遽マンコラに来ることにして良かったなと満足した。

風が強くて一苦労
風に煽られている
ようやく上がった!
バスチケット売り場
チクラヨまでは50ソル

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