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【315 日目】:健康経過観察(一回目)

ご隠居からのメール:【健康経過観察(一回目)】

十二時三十分、順天堂大学付属浦安病院で第一回目の健康経過観察の結果を聞いた。CT(コンピューター断層撮影)の画像を見ると、あきらかに肺炎の影は少なくなっている。順調に恢復しているように見えるが、まだ完治はしてはいない。

それよりも、あちこちにできた炎症が水分をとりすぎ、全身が脱水症状になって、腎臓に悪影響が出ている。「もっと水分を補給してください」と医師は言った。ミネラルウォーターを一日2リットル以上、飲む必要がある。これからの課題は、酸素補給よりも水分補給だ。血液検査の結果も数値の改善がほとんどみられない。

医師の処方箋では、飲み薬の組み合わせのいくつかが変更されている。変更の理由は医師から説明があったが、なぜ変更するのか、説明を聞いてもよくわからない。


<中世太平記>

入院中も「息子へ繋ぐ物語」への投稿は切れ目なく続けてくれた。特に、【より道‐】シリーズは独自の取り組みによるファミリーヒストリーになっていて、読み応えがある。ほんの一部、タイトルだけを転記すると、次の通り。

【より道‐48】家系図から読み解く山名氏との血縁
【より道‐49】六分一殿と呼ばれた山名一族の明暗
【より道‐50】家系図から読み解く京極氏との血縁
【より道‐51】戦乱の世に至るまでの日本史_運命を分けた「承久の乱」
【より道‐52】戦乱の世に至るまでの日本史_王政復古の野望「正中の変」
【より道‐53】戦乱の世に至るまでの日本史_王政復古の野望「笠置山の戦」
【より道‐54】戦乱の世に至るまでの日本史_王政復古の野望「倒幕の決意」
【より道‐55】戦乱の世に至るまでの日本史_王政復古の野望「元弘の乱」

今後、ファミリーヒストリー関連では、中世太平記と現代太平記というヘッダを使うことにしよう。中世も現代も戦乱の世の中にはちがいないが、庶民の歴史の本質には太平を志向するこころがあると思う。


返信:【Re_健康経過観察(一回目)】

中世太平記と現代太平記の件、了解した。特に、室町時代と日中戦争については、よく知らない。というか、日本はあえてこの時代の学びを闇に葬っているようにも思える。欧米にとって都合の悪いことがこの時代に埋まっているからだと思う。

たしかに、天皇の神格化や、いきすぎた武士道の思想が「十死零生」の特攻という選択をするのだから、日本民族の文化伝統は末恐ろしい。しかし、それは、ひとつの側面だけであって、江戸時代の貧しくも心豊かなくらしは、戦国時代が築いた日本人のこころが満たされている幸せな時代だったのだろうと思う。まさに中世太平記だね。

それと同じで、第二次世界大戦で戦ったご先祖様たちのおかげで、いまの平和がある。現代太平記も忘れてはいけない。それを整理するということは、意味のあることだね。

歴史を学ぶということは、命を学ぶということなんだと思うよ。


<<<次回の話【より道‐105】戦乱の世に至るまでの日本史_時代を超えた因果応報_「応仁の乱(自習):前編」

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