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【考察】ジャーム化の真相を暴く

※注意※
この記事はネタ記事であり、あくまでも考察記事です。
断言口調を数多く使っていますがそういうスタイルでの語り方です。
これが事実であるというわけではありません。

またこの記事は動画化しようとしたけど構成がまとまらず、
現状お蔵入りになってしまったものです。

その前提でお楽しみいただければ幸いです。

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◆はじめに

ダブルクロスの世界にはオーヴァードやオーヴァードを知る者たちで構成された組織がいくつか存在します。

オーヴァードと人間の共存を目指す縦割組織
ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク 通称「UGN

オーヴァードの能力を用いてそれぞれの欲望を果たすために動く群団組織
ファルスハーツ 通称「FH

この2つの組織は作中通して対立関係にあり、
初代ダブルクロスから存在している組織です。
つまりはゲームデザインの当初から、
設計されていた組織であることがわかります。

しかしレネゲイドは版を上げるごとに進化していき、
それに伴いこの2大組織の均衡に発破をかける第三の勢力が現れました。

それがダブルクロス3rdより登場したゼノスという組織です。

ゼノスの目的はレネゲイドの進化であり、
レネゲイドそのものが個体として活動するレネゲイドビーイング(以下RB)と
呼ばれる存在が主となった新興勢力です。

このRBという存在は2ndまでは個体としての活動が難しい、
か細い存在でしたが、「面影島事件」をきっかけに、
個体としての活動を樹立させ凄まじい勢いで勢力を拡大しています。

しかしそんな個体としての活動が難しい状況であった2nd時代にも、
人間以上に明確な自我をもつレネゲイドビーイングは存在していました。

それこそが現在のゼノスの長。世界最古のRBの一人。
コードネーム「プランナー」都築京香です。

彼女はRBでありながら人間以上に明確な自我と知性を有しています。
20年前のレネゲイド解放以後、当初はFHに属していました。
彼女は日本において個の群団であるFHを統率し、
日本にとっては非常に厄介な相手でありました。
その彼女の対抗策としてUGN日本の前身組織は、
UGNと合流することになるきっかけともとれるわけですが、
それはまた別の話。

簡単に言えば2nd時代のラスボスポジション。
現在のダブルクロスにおいても黒幕的存在の一人、
それが「プランナー」都築京香です。

彼女のプランの元に1年前に発生した「面影島事件」をきっかけとして、
これまでゆっくりとした推移で進化を続けていたレネゲイドは急速な進化を遂げました。明確な自我と知性をもち、自立し生命活動を営む個体が激増しました。

たった20年でレネゲイドは、
急速な進化を遂げ全く新たな種として人間の隣人となろうとしています。

しかしレネゲイドそのものである彼らですら、
ジャーム化という危険性を保持したままです。

ジャーム化とは一体なんなのか、
いずれは治療する道が見えるのでしょうか?

ようこそE.POIREへ! マスターの巧兄です。
今回はジャーム編最終回、RBについて。
そこからジャーム化のメカニズムを立証します。

今回もぶっ飛んだ内容になるので公式設定ではなく、あくまでも説のひとつとして部屋を明るくして伊庭ちゃんに背中を預けて閲覧してね。

◆前回のおさらい

さて前回の考察では侵蝕率を下げるメカニズムとして宿主のロイスがレネゲイドに超自我的な働きをかけているのではないかということを説明しました。

それによって人間が自我を獲得する過程をレネゲイドに擬似的に積ませていると考察しました。

人間は幼い頃は無意識的欲動のエスしか持たず、
両親や周囲の人間から躾をうけてエスの一部が自我として芽生え、現実原則に則った行動をとるようになって行きます。

レネゲイド解放の20年以降、レネゲイドは多くの人間を侵蝕し、その精神構造を見てきました。
このことをゼノスの長である都築京香はこのように述べています。

「レネゲイドビーイングは人間の精神構造を取り込むことによって
 人間に並ぶ知性を得るに至った」

ここまでが前回の考察の内容です。
レネゲイドという種は人間を通して、進化してきたことを示唆しています。

しかしレネゲイドそのものであるRBですらも、
ジャーム化の運命からは逃れられないというのが現実です。

つまりは

レネゲイドは人間を害する意思があって
ジャーム化を引き起こしている訳では無い

ということです。

これはレネゲイドのもつ欠陥と言っても差し支えはないでしょう。

◆ジャーム化は不可逆の変態

ではジャーム化という非情な現象は、なぜ発生してしまうのでしょうか。
ジャームとなった者を元に戻すことはできるのか。

先に結論を言います。

ジャーム化は絶対に治療できない不治の病です

これを解説するためには今まで考察してきた部分を総まとめしつつ、
新たな証拠を提示することでジャーム化のメカニズムを立証します。

そのためには、
ジャームとオーヴァードの違いをはっきりさせておく必要があります。
ざっくり公式文書から引っ張ってくるとこんな感じ。

オーヴァード
・レネゲイドに侵食されている
・たまに衝動に襲われる
・基本的に衝動を抑制できる

ジャーム
・レネゲイドに侵蝕されており、必ず100%以上の高い侵蝕率を持つ
・常に衝動が発生している
・衝動を抑制することができない

ジャームとはレネゲイドに侵蝕され、必ず100%以上の高い侵蝕率をもち、
衝動が常に発生していて、それを抑制することができない。
ということですね。

ジャームとオーヴァードの明確な差はたった一つ。
衝動を御すか、飲まれるか。この部分です。

さて、ではここでみなさんに質問です。
なぜジャームは衝動を御すことができないのでしょうか?

今までボクは心理学的側面から様々な説明をしてきました。
しかし大前提として心理とは脳の様々な反応によって生まれるものです。

古代ローマの詩人ユヴェナリウスの言葉にこのような言葉があります。

「健全なる肉体の中に、健全なる心」

本来の意味は
健全な体と健全な心があればそれでええやん?
高望みしてもしゃーないやん?

という意味ですが、
現代では健全な肉体であれば健全な精神が宿る!
といった脳筋御用達な名言となっています。
現代の解釈は全てが正しいわけではありませんが、
納得出来る点もあります。

前回、心は体から作られると言いました。
例えば朝起きて風邪っぽいなーって思っている時は、
だいたい体にだるさを感じたりしていると思います。
その時に「最高にハイってやつだ!」って言ってる人いませんよね?
いたら相当な変態やと思います。

つまり少なくとも健全な精神状態はある程度、
身体が健康でなければ形成されません。
心とは身体の状態にある程度は左右されます。
これは現代精神医学におけるところの精神病は自律神経の乱れ、
ホルモンバランスの乱れなど身体機構の不調によって発生している。
と考えられるのがわかっているからです。
心の不調はだいたいそのまま身体機構の不調も引き起こしています。

で、前回に次回に回すと言った内容で
オーヴァードにとって衝動は悪魔の囁きであると述べました。

オーヴァードにとって、
衝動というのは幻聴のようなものとなって理性を蝕むものなのです。

幻聴とか理性を失うとかって、
薬物などを乱用している人によく見られる錯乱現象に近い症状なんですよ。
薬物の影響でアドレナリンやドーパミン、セトロニンが大量に分泌されたと誤認した脳が興奮状態になるわけです。

そう、こういったものは総じて脳に直接効くやばいものなのです。
そして初代ダブルクロスにもこのような記載があります。

初代 ダブルクロスから抜粋
レネゲイドは体内で様々な物質を作らせる。
そのうち脳で生成される物質こそがレネゲイドの真の脅威である。
物質が生成されると人間の脳に強い影響を与える。
その結果、個人差はあるが大部分の人間が行動に異常をきたすようになる。まるで悪魔が囁いたかのように、
背徳的と思われるような行動への欲求が高まるのだ。

便宜上、脳内で生成される物質のことを「衝動物質」と呼称します。

つまりレネゲイドの生み出すものは、
人体にとって薬物のような働きをみせます。
レネゲイドは人間の脳へと侵蝕し、
おそらく脳の中でも最も大きい部分の大脳。
特に感情や運動能力など様々な部分を司る器官。
大脳基底核と呼ばれる部分にレネゲイドは侵蝕したのではないでしょうか。
この大脳基底核、有名なところで言うとパーキンソン病などの疾患に関わるような部分です。

というわけで、
ジャームという存在についての結論を言います。

ジャームとはオーヴァードと異なる脳になっていました

宿主の脳内が衝動物質によって満たされることで、
変質し通常の脳とは言えなくなった個体がジャーム
だとボクは考えます。

皆さん、有機溶剤(シンナー)というものを知っていますか?
ペンキなどを薄めるときに使うあれです。
学校の薬物乱用の授業などで警察の方が来てくれて講義などがあった人もいるでしょうが、シンナーを蒸気吸引する「シンナー遊び」なるものが我々の世界の古い時代に一部の若者を中心に流行っていました。

シンナーに含まれるトルエンなどは中枢神経を麻痺させて、
酔っ払ったような状態になります。
言葉を選ばず言えばラリった状態とも言います。
これが軽度であれば気持ち悪い、嘔吐感、頭痛などで済みますが、
重症化すると急性中毒で死に至ります。
仮に急性中毒で死ななかったとしても中枢神経を変質させてしまいます。
そしてこれが常用化すると意識障害、感情不安、幻覚や妄想などが症状として現れてくるんですよ。

皆さん何か思い当たるところはないでしょうか。

そう、まるでレネゲイドに当てられたときの一般人の反応や覚醒の際に死に至る部分。そして仮に覚醒で死ななかったとしてもその人間の在り方を変貌させてしまう様。
薬物乱用者はオーヴァードのことをそっくりそのまま言っているようではありませんか?

ほぼすべての薬物乱用に対してこのようなことが言えますが、
なぜボクがシンナーを引き合いに出したかというと、
シンナーの乱用によって人の脳は萎縮します。
保険の授業などでシンナー乱用者の脳のスキャン画像、渦巻を書かせた実験などの写真を見たことはありませんか?

あれ見ると絶対に薬物乱用なんてやらねぇ!
と思う方が多いでしょうが。あれを想像してみてくだい。
わからない方は自己責任で各自調べてね。

脳そのものが萎縮してしまっているものを
もとの大きさに戻すことは現代においては不可能です。
薬物の乱用は一度やってしまうと一生その代償がついて回ります。

それがオーヴァードにも同様に考えられるのであれば、
誠に残念なことですが治しようがありません。

では必要なことは全て説明しました。
ここからは今までの全てを使ってオーヴァードを完全解明していきます。

◆オーヴァードはどのようにして生まれるのか

まずレネゲイドは
レトロウィルスに近しい性質をもったウィルスレベルの知的生命体です。
彼らには感染してからも潜伏期間があります。
中にはオーヴァードとして覚醒しない個体も存在するレベルでの
長い潜伏期間です。
オーヴァードとしての覚醒は強い肉体的、
あるいは精神的ショックによって引き起こされ、
初めてのマトリクスシフトが発生します。

ショックとはストレスという言葉に置き換えることができます。
精神的ショックなどは、
みなさんがよく聞くストレスという言葉に該当するでしょう。

人間は耐えきれないストレスに晒されたとき、
身体的なら生命維持のためにあらゆる身体機能が通常時に戻そうとし、
精神的であるならば心を守るために防衛規制が働き、
当該の事柄の忘却であったり、感情の乖離が発生したりします。

あまりにも辛い記憶を忘れてしまったり、
親族の葬式などで普通は悲しいはずなのに全く悲しさを感じないなどは、
精神が崩れないように心の防衛機制が発生しているためです。

ではこのとき、レネゲイドにはどういうことが起こっているのか。

この瞬間にレネゲイドの持つ無意識的欲動のエスは、
現実というストレスに晒されることで、
小さいが明確な自我が芽生えたのです。
レネゲイドにとっては肉体の死、心の死が目前に迫ることは、
未知の体験なのです。

ゆえに無意識的欲動しか持たなかったレネゲイドにとって、
初めての死の感覚を経験します。
これによって自我が芽生え、レネゲイドは自身の安全が損なわれたと考え、
それを解消しようとします。

それが宿主と更に強固につながること。
明確に言ってしまえば宿主の脳を掌握します。

宿主の脳を掌握したレネゲイドは、
宿主に替わりその目の前のストレス原因の解消を図るため、
人体のDNAに刷り込ませておいた、
自らの情報を具現化するために脳の神経系を司る部分、
大脳基底核から中枢神経を伝って、マトリクスシフトを行います。

なぜこのときにマトリクスシフトを行ってしまうのか。
それはマトリクスシフトだけがレネゲイドの現状行える唯一の自己を表現する方法だからだと考えられます。

新生児が腹が減った、漏らした、不快だ。
などと感じたときに泣いて訴えることしかできないように、
このときのレネゲイドが状況を訴える術は、
他者を侵蝕することでしか体現できないがゆえの、
マトリクスシフトなのではないでしょうか。

レネゲイドは他者を侵蝕することで自己実現を行っているのです。
これに宿主は抵抗せねばなりません。
なぜならレネゲイドは加減を知らないのです。
宿主の限界などお構い知らずで能力をブッパします。
だからこそ、覚醒の際に多くの人間が帰らぬ人となるのではないでしょうか。

レネゲイドのエスと自我。
この自我の暴走を抑えるために必要なもの。
これが前回もう一つ紹介した超自我です。
そしてレネゲイドにとっての超自我となり得る存在。
それは宿主自身です。

暴走を抑制する、言い換えるとレネゲイドを躾けるとも言い換えられます。

レネゲイドの溢れんばかりの自我を宿主自身が超自我となって躾ける。
これでレネゲイドを飼いならしたものこそがオーヴァードとなれるのではないでしょうか。

そしてオーヴァードとなったあと、
安全が確保されたレネゲイドは鳴りを潜め、
異形化を解き、再び休眠します。
レネゲイドが休眠状態となっているときは彼らの安全の欲求が満たされているのです。

しかし本来の人間にとってイレギュラーでしかない、
レネゲイドの侵蝕というものは宿主に大きな変化をもたらします。
それこそがオーヴァード化です。

大脳基底核を手中に収めたレネゲイドは体内で様々な物質を生み出します。
これは休眠状態であっても、ホルモンバランスの乱れなどによって、
レネゲイドは安全が損なわれていると反応し、物資は生成されます。

このときに脳で生成される物質、これらが宿主にとって最大の脳内麻薬。
いわば衝動物質が生成され、宿主の脳を慢性的な中毒状態にしていきます。

特に活性化しているときとは、
レネゲイドの安全の欲求が同時に損なわれているということもあり、
衝動物質の脳内の生成量は更に上がるでしょう。

そして体内の侵蝕率、
おそらく身体の異形化の許容限界に達したときが、
100%と呼ばれる数値であると考えられます。

これが100%に達したとき、
レネゲイドは休眠状態に移行できなくなります。
言ってしまえば厳戒態勢ってところですかね。

休眠状態に移行できなくなると、
侵蝕率を自発的に下げることができない状況になります。

この状態が長く続くと衝動物質によって脳が変質を始めます。
これによって脳が完全に変質してしまった場合、
正常な判断が下せない理性を失った存在、ジャームと成り果てる。
こんなプロセスが浮かび上がってきます。

◆レネゲイドビーイングは規格外の子供である

レネゲイドビーイングも同じ考え方ができます。

彼らはその発生元となった起源である
「オリジン」という在り方を持っています。
有機物、無機物問わず、果ては噂話や技術産物そのものが元となって、
レネゲイドビーイングは存在しています。
先程までの話は人間に焦点を当てたものですが、
人間にはもちろん自我があります。レネゲイドよりも強い自我です。
だから共存のような関係になってますけど、
レネゲイドビーイングはこの力関係が逆転します。

つまり寄生したレネゲイド側の方の自我が強いパターン、
これがレネゲイドビーイングという存在です。

ジャーム化とはめっちゃ砕いて言うと寄生元が寄生ウイルスによって、
その構成要素を変質させてしまうことが原因なわけです。

彼らレネゲイドビーイングは自らをレネゲイドと自覚して、
それぞれ個としての活動を行っています。
人間をより深く知るという欲求を満たすために動きます。
しかし、彼らの行動の全ては宿主、
果ては世界そのものを侵蝕することでしか自己実現できないんです。
ゆえに彼らは自身の中に存在するオリジンの要素を変質させてしまいます。

オリジンとなったもののほとんどが、
レネゲイドビーイングよりも弱い自我しか持ち得ていないため、
彼らを躾けることはできない。
つまること彼らレネゲイドビーイングは、
大人顔負けのすごい力を持ってしまった子供のような存在なんですよ。
紙飛行機にジャンボジェット搭載しても紙飛行機飛んでくれませんよね。
そんな感じです。

人体か人体でないかは問題ではなく、
レネゲイドビーイングが動くことそのものが世界に対する侵蝕なのです。

◆ここから導けるジャーム化の原因

人体もオリジンも関係なく変質させてしまう。
レネゲイドが活動することで生み出してしまう衝動物質。
これは一体何なのでしょうか。

レネゲイドが生命活動を行う上で生成してしまう衝動物質。
これはもしかしたらレネゲイド由来の老廃物かもしれません。

老廃物といえば一時期デトックスブームでよく耳にした方も多いですし、
そもそも知ってるという方も多いと思います。

老廃物は身体の新陳代謝によって生じる不要なものです。
新陳代謝は古いものが新しいものに次々と入れ替わることを言います。
この古いものが老廃物と言われます。

人間で最も代表的なもので言うと便が老廃物です。
まあ人体に置いておくと悪影響の出る毒素、それが老廃物です。

レネゲイドは人間を害する意思はないと冒頭で説明しました。
しかし衝動は明らかに人間を狂わせる作用を持っています。
そしてレネゲイドビーイングもこの衝動を持っています。

衝動は生成される衝動物質によって引き起こされるものです。
正しく毒素と言えるのではないでしょうか。

エフェクトを使用する際に生じるレネゲイドの老廃物、
これがジャーム化の原因では無いでしょうか。

◆ジャームは治癒できないが予防できる

仮に休眠状態に移行できなくなったとしても、
脳が変質しなければジャームにはならないんです。
即ちこの考察で論じるならば逆説的に、

衝動物質を体外に排出する術を持っている存在はジャームにはならない

と言うわけです。

ここで槍玉に上がるのが都築京香。
彼女がジャームであるか否か、
という議論に関しては学級会レベルの話なのでここではしません。

しかし、都築京香がジャームではないと仮定した場合、
彼女は衝動物質をデトックスする術を持っているのではないでしょうか?

都築京香はオーヴァードの中でも、
《古代種》と呼ばれる存在であると考えられます。
この《古代種》には専用のエフェクトが存在しているんですが、
その中に《クレンジング》というエフェクトが存在します。

《クレンジング》
体内に異常を引き起こす因子を排除するエフェクト

もうね。
お誂え向きにガンガンこの説に真実味を帯びさせるようなエフェクトです。
ほかにも《古代種》の専用エフェクトには、
レネゲイドを制御する系のエフェクトが多数存在しています。
《古代種》のオーヴァードはデトックスが上手なのかもしれませんね。

というわけで最後の結論を言います。

ジャームとなった存在は治すことはできない。
しかしジャーム化を食い止める術は未来に実現するかもしれない

◆最後に総括

こんな感じでダブルクロスのプレイヤーキャラクター。
オーヴァードを考察してきましたがいかがでしたでしょうか?
筋は通っていると思います。

そしてですね、ここでボクの言った理論、おそらくなんですけど。
ゲームの世界観的にもたどり着いててもおかしくないと思います。

なぜかと言うと、
ダブルクロスではジャームを治すためにオーヴァードのメカニズムを解明しようとしていた大規模なプロジェクトがありました。

それが「プロジェクト・アダムカドモン」です。
史上唯一、UGNとFHが共同で行った大規模なプロジェクトでした。
しかし最終的に計画は歪み、ジャームそのものの研究などへと変貌していき、巨大な人体実験場と成り果ててしまいました。

これもこの説で行くなら話が通るもんで、ジャームは現代の技術では治癒不可能と試算された可能性が非常に高いと思われます。

そしてこれはUGN側からすると決して認めては行けない結果であるわけですよ。彼らは正義の味方ではなく、オーヴァードと一般人の共存を掲げる人権団体である以上はジャームとなった人間をもとに戻すことはできませんと公式見解で述べることは組織の根底が揺らいでしまいます。

だからこそUGN側は未来の技術に託すため、捕縛したジャームを冷凍保存し、FHの手に世界が落ちることを防いでいる人類の守護者であり続けるのではないでしょうか。

というわけでジャーム編、完結。

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