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TOUR 2022【7】~ワルシャワへ

カトヴィツェでの観戦後、徒歩3分最寄り駅から中央駅へ戻ります。
真っ暗で誰もいないけど、あの無人駅の時と違って心がポカポカ…

誰もいないし、ここでステップ踏んで踊りだしたい気分♪…それくらい、観戦のあとの気分はいいのです。

まもなく到着した列車に乗ってわずか5分でカトヴィツェ中央駅へ。大冒険の果ての大興奮の試合で夜も随分更けていると思いきや、中央駅にはまだまだたくさんの人影。夜はこれから…という感じ!?

コロナはもう過去のものと化したようなポーランド。マスクなしの人々の賑わいをかき分けて、ホテルへと戻りました。

11月20日(日)
日曜日…せっかくならどこかで試合を観たいところでしたが、コロナ感染拡大以降、交通の便が悪くなってしまい、次の観戦を考えると、無駄に移動するのは危険と判断。本当に見たいものだけを絞って見る!今回はそう決意し、次の観戦地に利便の良いワルシャワへと移動することにしました。

早朝7:00前…朝もやの中、カトヴィツェの街を通り抜け駅へと到着。調べていた乗りたい列車の表示されたウェブサイトの画面をスクリーンショットで残しておき、それを駅の窓口で提示して、このチケットが欲しいことを伝えます。お会計はクレジットカードで完結。あっという間にワルシャワまでの旅が確約されました。

出発前、快適の旅のためにお共を調達。窓口横のコンビニ的なお店で、大好きなポテトチップスRAY`sのパプリカ味を購入し、これで準備は整いました。

ただ…安い列車を選んだので、6人用コンパートメントタイプでぎゅうぎゅうの密閉空間。この中で食べ物を食べても良いのか悩みどころ…。いや、そもそもコロナ感染拡大中の日本からすると、ここでマスクをしないで過ごすなんて恐怖。

だけど、これが日常のポーランド。郷に入っては郷に従え…。マスクなしに抵抗を感じつつも、このまま過ごすことにしました。

ポーランドの好きなところは、ほんのひととき大した会話をしなくてもこの座席で一緒に過ごした人たちに、挨拶をして降りるところ。なんだかみんないい人に思えてきます。荷物も絶対男性が棚の上に載せるのを引き受けてくれるし、人との関わりが程よく近くて心地いい。
楽しい観戦をして、好きなものを食べて、穏やかな気持ちで過ごせるこの日々…。あぁ、なんて幸せなんだろう…。このポーランドに移住しバレー観戦に勤しむ友人の生活が本当に羨ましく思えて仕方ありませんでした。

旅に出て3日目、このわずかな期間ですさんでいた私の心はあっという間に元の状態に戻りました。今朝、職場からどうでもいい電話がかかってきて、いつもなら怒り狂ところでしたが、あぁ、こういう会社だから仕方ない…と客観的に捉えられるようになっていたのです。そんな自分にびっくり。
どんなにイライラを抑えようとしても発症してしまえばもう、どうすることもできなかった今まで。そんな自分に嫌気がさして投げやりになっていたけれど、ちゃんと元の穏やかな心に戻すことができるんだなぁ…と確信。それがわかっただけでも、強引に仕事から離れここへきた甲斐がありました。

お昼前にはワルシャワ中央駅へ到着。

ホテルに荷物だけ置いて出かけようと思ったら、すぐにチェックインさせてもらえました。さすが、太っ腹のポーランド!
荷物を置いて、日曜限定の蚤の市へGo。

寒空の中ですが、想像以上の数のお店が出ていて、なかなか見もの。

ただ…、知識がないと価値のあるものがわからず、ガラクタを高額で購入してしまう危険も。

試しにカップ&ソーサーの価格を聞いたら約5000円ほどで、これは高い!と思っていたら、画像を見た日本にいる友人は「安いと思う!」と言っていました。
うーん、目利きの能力があれば、これで一儲けできるだろうに…。せっかく古物商の許可をもらったけれど、私には全く知識が足りませんでした。

寒さも堪えて来たので、14時にはホテルへ。
帰りに美味しそうなハンバーガー屋さんをみつけ、ここで早めの夕食を取ることにしました。

一人でも入りやすいハンバーガー屋さん。しかも一個で大満足しそうな大きさとお肉の質。まぁ、これで1000円はポーランドにしてはお高めですが…。 円安はポーランドでは影響ないかと思いきや、物価が思っていたより高くなっていて、ちょっと残念に思うのでした…。

でも、味は大満足!!

お腹いっぱいになって、あとはもうホテルに戻って寝るだけ…。移動移動で疲れた分、こういう日もないと体が持ちません。それに、これからの予定を立てたり、チケット購入やルート検索も必要。もちろん毎日の日課手洗い洗濯もしなければなりません…

何もない日、でもそれも旅には必要な日。
そんな何でもない日も、なぜだかワクワクするのでした。

【8】へつづく…


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