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TOUR 2022【29】~帰国

12月7日(水)

帰国の日。午後一時の出国前に、最後にショッピングセンターでお茶or買い物でも…と思いましたが、これ以上荷物は増やせないし、この大荷物だと空港まで行くのに一苦労することを想定。タクシー使ってスイスイ移動できればいいのですが、所持金も少ないので地下鉄&列車で移動します。

スーツケース2つを手に駅まで5分の道が、長い…。幸い駅ではエレベーターを見つけられたので、乗り場までの移動が楽にできました。

地下鉄と列車を乗り継いでマルペンサ駅へ。早めに到着するはずが、想像以上にスーツケース2個の移動に手間取られ、チェックインカウンターは既に開いている時間でした。列に並び順番待ち。5分ほど待って私の番へ。とにかくこのスーツケースを早く預けたくて、そのことだけで頭がいっぱいでした。
そんなところに受付の女性の質問。いつものチェックインの流れと違って聞きなれない言葉を言っています。これが全然聞き取れず、全く理解不能。でも重要事項のようで何度も女性は連呼。何度か聞いていると、”ワクチン”という言葉に聞こえる単語がようやく耳に入り、そこでひらめきました。
そうかワクチン接種証明のことか!

急いで持っていた国際証明書を見せ一件落着。どおりで今までのチェックインの流れでは聞いたことがなかったはずです。これもコロナ禍ならではのものか…。でももう、これからはこの事態を想定できるので、「ワクチン」も聞き取れるようになるはずです!(希望)

保安検査場を抜け、ラウンジでひと休み。

プライオリティパスの元を取るべく、貧乏根性で満足いくまでいただきます。機内食は期待できないのでここでしっかりと。とくにビタミン不足が懸念される旅期間、フルーツや野菜は必須です。

今回、帰国便はカタール航空を選択。

カタールと言えばまさに今、熱い熱戦を繰り広げているサッカーW杯の開催地です。

そんなことを全く考えずにチケットを購入したことをちょっと後悔。悠々と3席使って横になる…はできなくても、ちょっと空間が欲しいコロナ事情。乗り込むと案の定満席で、圧迫感のあるフライトでした。

5時間のフライトでドーハへと到着。
ターミナル内は深夜にもかかわらず大勢の乗客の姿が見られます。中には一昨日敗退した日本チームを応援に来ていたと思われるユニフォーム姿のサポーターも。空港も至る所に演出が施され、ワールドカップ一色でした。

よってラウンジも満席、入場制限中。ですが、そのおかげでワンランク上のビジネスラウンジを案内したもらえました。これはこれでかなり幸運!

迷いながらたどり着いたラウンジは、シャワーも自由、料理もオーダー制。

ステーキを注文するとこんな分厚いお肉の塊が運ばれてきました。
もう2度と訪れることなんてできないであろうビジネスラウンジ。最後にいい記念になりました。

あぁ、旅をするっていい気分♪ 日常から離れたこんな極楽の日々が長く続けばいいのに…なんて。あと1フライト…成田行きに乗ってしまえばもう、現実の世界へと連れ戻されます。

どうやったら働かずに旅だけして生きて行けるのか…そんな日々を想像しながら、機内ではうとうとと夢の中へ…。見たい映画もあったのですが、今回は見ることなく、機内食以外はほぼ睡眠に費やしました。

いつもなら、ここで旅の行程を振り返り、興奮しながらも思い出に浸る幸せな時間なのですが、今回はこのあと到着後、予定が立て込んでいるので既に頭は日常モードへ移行しています。夢に浸っていたいけれど、そうも言っていられないのが現実社会。満員の乗客を乗せた飛行機が着陸したら、またストレスとの戦いです…。

【あとがき】へつづく…


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