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VOLLEY TOUR 2019/20【22】~バスでイタリアからセルビアへ

年末最後のリーグ戦が終わり、
ここから欧州各国リーグは
しばし休暇に入ります。
さて、バレー観戦ツアー真っ最中の私は
この休暇をどう過ごそうか…
考えた結果、過ごしたい場所として
真っ先に思いついたのはセルビア。

人生初の海外年越し、素敵な観光地で
カウントダウンを楽しむのもいいけど
私の心は常にセルビアの傍。
大好きなセルビア人の生活をより深く知るべく
彼らの過ごすような年越しを体験したくて
迷いなくセルビア行きを決めましました。

セルビアなら年末年始は
お店も交通も通常営業で、
旅行者の私にとっては好都合。
1月7日をクリスマスとするセルビア正教会、
そこが日本でいうお正月に当たる日なので
年末年始は意外と街も活気があるとか?

さてさて、どんな年末年始が待っているのでしょうか…!?

1月27日早朝、
ピアチェンツァのホテルをチェックアウトしたら
徒歩でピアチェンツァ駅へ。

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そこから列車でボローニャへと向かいました。

お金に余裕があれば、飛行機で
ひとっ飛び…と行きたいところですが、
貧乏旅の私は思い切って
バスでセルビア行きを決行!
というのも、飛行機だと荷物代も含めて
2万円近くかかるんです!
そこをバスなら6千円弱…というところ。
しかも車中泊1泊分で、ホテル代も浮く!

というわけで、ボローニャバスターミナルから
16時間のバス旅の始まり始まり~♪

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の前に・・・
出発前、ターミナルのバールで
最後のカプチーノ。

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しばらくイタリアを離れるので
この美味しさをしっかりと味わっておきます。
バスターミナル価格でちょっと高いけど、
ここから節約するのでこれくらいは…ね。
しっかりバールの中でお手洗いも済ませれば
長旅の準備はバッチリです!

12:45、ボローニャからまず目指すは
スロベニアのルブリャナ。
ヴェネチアに途中停車ということで
お馴染みの場所を通ります…

あー、見えてきた!

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パドヴァの体育館!!

ほどなくして海の上の長い橋を渡り、
水の都ヴェネチアへ…

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といっても停車するターミナルは
ヴェネチアはヴェネチアでも外れのエリア。
海が見える分、うっすらと
ヴェネチアを感じられなくはない…。

ヴェネチアを出発すると
ちょうど太陽が沈むところ。
ここでイタリアの夕陽を見納めました。

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日が沈むと景色の楽しみがなくなってしまい
景色で場所の判断ができないので
スマホでチェック…。
イタリアとスロヴェニアの国境付近にある
トリエステを過ぎれば、次はもうルブリャナ。

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出発から約7時間半経過の20:30。
予定より少し遅れて
ルブリャナ駅近くのバスターミナルに到着しました。

本当はここで1泊して
ルブリャナの街をじっくり
見てみたかったのですが、
次のバスまでわずか1時間…。
よって夕食だけ食べて再出発です。

スロヴェニア料理を食べたかったけど
時間もなく、よりによって
どこにでもあるマック…

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かろうじてジュースだけはスロヴェニア製品。
それだけ味わってすぐに
バスターミナルへと戻るのでした。

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スロヴェニア滞在時間、約1時間。
21:30出発のベオグラード行きの
バスを見つけ
早速乗り込もうとしていたら、
何やら若い女の子が
乗務員さんと揉めている様子。
そんな合間を縫って
チケットと身分証明書を見せて乗りこんだら、
乗客みんなで何かを探しています。
どうやら女の子が身分証明書を失くしたらしい。
バスの下、物入、シートの間…
乗客皆で親身になって探してみましたが
結局見つからず、
彼女は乗れぬまま出発となりました…。

たった一枚の身分証明書…
でもこれがとっても重要。
国によってはビザがないとNG。
そういえば…
イタリアからここへ来るとき、
しつこく「ビザは?」と聞かれ、
私は日本人だから要らないのよ、と言っても
受付のお姉さんに納得してもらえなかった。
お姉さん、他のスタッフに言って
それで理解したっぽい…

日本のビザは最強といわれても
イマイチぴんと来なかったけど、
ビザなしで行ける国が多いというのは
日本人ならではの特権だったんだな…。
こうやって思い付きでルートを組んだり、
国を跨ぐ移動もなんら障害なく行けるのは
日本国民故。
他の国のバレーファンが
同じようにバレー観戦旅をしようとすると
きっと多くのビザを用意したり
準備が必要になるのでしょう…

ん!?でも、その前に
こんなクレイジーなファン、
きっと他の国にはいないか…(笑)。

バスに乗り込んだらいよいよセルビアへ出発。
ひと眠りすれば早朝6:00にはベオグラード。
が、国境では出入国の手続きは避けられません。

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よって熟睡している場合ではなく、
夜中に起こされるのを覚悟で浅ーい眠り…。
寝たのか寝てないのか分からぬまま
6:00ベオグラードへと到着しました。

遂にゴ―――ル!!

と言いたいとこですが、
ここからもう一歩!
さらに追加でノビサドまで1時間のバス旅!!

到着したノビサドはまさかの雪!
寝不足でフラフラしながら旧市街地を歩き
なんとかホテルへたどり着きました。

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ここが正真正銘のゴール。
16時間のバス旅、無事完了です!!!

【23】へつづく…

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