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2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅63~カトヴィツェ対スクラ

試合開始1時間直前、
そろそろ開場するよね…!?と思い始めると
ちらほらと観客らしき人が
集まってきました。

入口の表示がなく、ここでいいのか
皆、おろおろしています。
よかった、地元のポーランド人も
分かってないらしい。
よし、彼らに混じっていれば、
正しい入り口がきっと分かる。

円形の会場周囲、たくさんある入口の中で
多過ぎず、少な過ぎず
程よく人が集まっている扉の前で
開場を待ちました。

そして試合開始1時間前きっかり、
無事会場入り~!

さすがに国際大会をやるような場所、
箱に対し人数は寂しいものですが、
ちゃんとサポーター陣も集まってて、
予想外にアウェーのスクラグッズを
身にまとっているファンも多く
コートを見つめる観客の目は熱い!

が…
スタメンが呼び込みで私の表情は一転。
見たかったリシナツはコートに呼ばれず
控えであることを知らされるのです。

でも、それはそれでスクラの新しい魅力を
発見できるチャンスかも。
と、変わらずスクラ愛をもって
声援を送り続けます。
しかし、シーソーゲームが続きなかなか
並みを起こせないスクラ…
そこで監督は予想外の作戦に出たのです。

交代の合図が出てコートに入ってきたのはなんと
ウォマチとリシナツ。
交代すべく外へ出たのは
ヴラズウィとヤヌシュ…オポとセッター。
あれ?これって2枚替え!?
ってことはリシナツがオポ!?

そうです、監督はこの旅最後の観戦に
こんな素敵な演出を
施してくれたのです(笑)。

サーブで下がったときに後衛から打つのを
今シーズン度々見てきましたが、
ポジションごと変わったのを見るのは3年ぶり?

いやー、あのころと違って
すっかり堂々としたポーフォーマンス。
あの時はおどおど感があったけど、
落ち着いてるし、見てて頼もしい!
もちろんウォマチの上手い配球もありますが
ブロックに付かれても巧さをみせています。
彼は日々成長しているんだな…
と感銘を受けずにはいられません。

リシナツ、ウォマチが21-20で呼びこまれてからは
カトヴィツェに一点も取られることなく
連続得点で25-20まで。
ドラマでもこんなシナリオ、
わざとらしくて書けません(笑)。

続く第2セットも素晴らしいストーリー展開。

第1セット同様、リシナツ、ウォマチは
控えから始まりシーソーゲームで中盤へ突入。
8-8の場面からカトヴィツェに4連続得点を奪われ
12-8と4点差が開いたところで
2人が呼ばれ快進撃スタート。

じりじり、じりじりと点差を縮めながら
ついに18-18追いつくことに成功。
そしてこのままの流れで逆転…
と行きたいところでしたが
カトヴィツェも対策を講じます。
選手を入れ替えながら
22-22まではシーソーゲーム。

流れが滞ったところで最後は再度2枚替えで
ヴラズウィを戻し、リシナツの役目は終了。
最後はスクラのエースに見せ場を譲って
25-23と、きっちりセットを獲りました。

第3セットはガラッと変わって
いつものスタメンでスタート。
ということでここはリシナツ
いつものミドルです。
最後はやっぱりリシナツらしい
クイック、ブロックを見せてもらわないと
私の旅は終われない。

結果3-0のあっという間の戦いでしたが
私にとってこんなにも
ドラマティックな展開は予想外でした。

オポの姿もミドルの姿も勝利も見られ
しかもチーム最多得点12ポイントゲット
決定率83%!!
想像を超えたこんなラストが待っていたなんて
夢にも思わなかった…
旅の最後をこの試合で締めくくることができて
それはもう、感無量でした。

常にいい内容の試合を見られるわけじゃないし
苦しい試合もたくさん見て来たからこそ、
感じる喜び。
それを最後に感じさせてくれて
神さまありがとう!!

最後の観戦を終え
いよいよ帰国の途に…

と、その前に、
最後に思い出作りです♪

64へつづく…

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