TOUR 2022【16】～トレント試合後
試合後は、体育館近くのレストランでのお食事会へ。
ちょうどこの日、ペルージャから友人が観戦に来ており、その友人カップルとお友達のトレント在住の2家族との食事会があるというので、呼んでいただきました。
お久しぶり～の方と初めまして！…の方々で、人見知りの私はちょっとドキドキの食事会。小さな子供たちも参加するというので、ここは必殺技の折り紙を持って、レストランへ向かいました。
到着するとまだ全員は揃っていないということで、各自雑談タイム。イタリア語も話せなければ英語も得意ではない私は、覚悟を決めて席に着きます。
とりあえず、子供たちに折り紙でも…と思ったら、なんと！6歳の女の子が、日本人が来るというので、折り紙でお花や船を沢山折って持ってきてくれていたのです。テーブルの上には沢山の折り紙。お母さんが「折り紙が好きで、よくYouTubeを見ながら折っているのよ」と。オリガミという言葉を聞いた瞬間、溢れ出す喜びの笑み…私の計画を知っていた！？すぐさま私もバックから持ってきた折り紙を取り出し、すでに折ってあったパタパタ鳥を出して、パタパタ羽を動かして見せました。
それに食いついてくれる女の子。お母さんも喜んでくれ、一緒になって作り始めます。あぁ、これでなんとか場は繋げる…。100円ショップで買ってきた折り紙を全部使う勢いで、女の子とずっと折り紙を折っていました。
しばらくして全員が揃い、乾杯！！ サルーテ！！
子供3人を含む総勢11名の賑やかなテーブル。初めましての方々も、みんなフレンドリーでいい人たち。こういう会に時々日本人一人参加させてもらいますが、なかなか居心地が悪くて、来るんじゃなかった…と思うことも多々。でも、ここは申し訳ないくらいに気遣ってもらって、会話も適度に振ってくれる。隣には折り紙で打ち解けた女の子だし、居心地の良い雰囲気。子供がいるお陰で動き回るので、空いた席に移動したちしながら、全員とお話しすることができました。（相変わらず、自分の英語力のなさに落ち込みますが…）
3時間ほどの歓談の末、子供たちもだんだん眠くなってきたようで、お開きに。帰りは車で送ってもらい、アパートに戻りました。帰りの車内で1歳9か月の男の子が私の名前をしきりに呼んでくれるのがとってもかわいくて、離れるのが惜しいほどでした。
11月27日（日）
せっかくアパートを借りたのですが、ここから2泊小旅行へ出かけます。
この日はシエナで観戦予定。そしてそのままフィレンツェで観光。
荷物をアパートに置いておけるので、気軽な旅です。
早朝7時に駅裏のバス乗り場から、FLIXbusに乗るのですが、これがなかなかやってこない…。ポーランドに行っていた1週間の間に季節が一気に進んでもうすっかり冬の気候。厚着してきたつもりが、冷風が隙間から入ってきて沁みるのなんのって…。じっとしていられず、飛んだり足を動かしたり体を動かしながら待っていたら、隣のおじさんも真似して動かしていました。
30分ほど遅れてバス到着。乗り込んだら、まずはボローニャまで。
遅延は多少ありましたが、乗り継ぎ時間に余裕があったので、ここでコーヒーブレイク♪
一日一杯は飲んでおきたい大好きなイタリアのカプチーノ。一息いれたら、お手洗いに寄って、乗り継ぎ準備完了です。
ここからは目的地のシエナまでバスで一本。
映画「ジュリエットへの手紙」で見ていたあの世界へと向かいます。車窓からトスカーナのブドウ畑を見ながら、高まる期待…。初めて訪れる場所はいくつになっても年齢を重ねてもやっぱりワクワクするものです。むしろ、久しぶりの新しい土地の訪問で、より一層の喜びを覚えていました。
駅前でバスを降りたら、旧市街地へと向かいます。
まずはマンジャの塔を目指してカンポ広場へ。
訪れたことのある友人に塔に昇った方がいい！というアドバイスももらっていたのですが、恥ずかしながら所持金現金で5€。入場料も払えない状態でした。もしかしてクレジットカードが使えるかな？とも思いましたが、寝不足&移動疲れで体がガタガタ、夜の観戦まですでに「要充電！」を訴えています。想像以上に旧市街地までの急勾配が堪えたようで、年齢を実感…。最後にシエナ大聖堂を見届け、ホテルにチェックインしました。
口コミ評価の高い駅裏からちょっと歩いたこのホテルは、びっくりするほどに愛想の良いレセプション対応でした。ここは日本か！？という100点満点の笑顔！ こうやっていろんなホテルに滞在してみると、確かに日本の接客は素晴らしく思えます。昨日の食事会で日本に何度も来たことのある方が、日本はみんな笑顔で大好き！と言っていたことが分かる気がしました。
感じのいい対応で気持ちよくチェックインを済ませて、しばし休憩TIME。
疲労困憊だった体にエネルギーを蓄えたら、再び出発！！
試合開始は20:30、終わるころは何時だろうか…
初めて訪れる体育館は、帰り道がとっても気になります…。
【17】へつづく…
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