在りし日のパイレックス工場2

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1973年にCorning社がJames A. Jobling社を買ったとき、それまで紙ベースで保管されていた設計図などを全て写真フィルムにし、またそれ以降の設計図や工場の様子もすべて写真で残っています。製品のデザイン、機械の設計図、工場内の風景、スポーツ大会の様子など、膨大な枚数です。

これらのフィルムは工場閉鎖のどさくさで放棄されてしまい、ゴミのような状態で発見した市民によって回収され、現在は個人宅に保管されています。イギリスのパイレックス史を記録した非常に貴重な資料ですが、フィルムの物理的劣化がそろそろ限界です。いったんは献身的な市民の手で救出されたものの、いま再び危機的状況にあるフィルムたち・・・。

近くやってくる2022年はイギリスのパイレックス100周年です。この節目に、どうにかして保存と研究が進められないか思案しています。




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