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1ミリもロードレースを知らない俺がTOKYO2020の自転車ロードを見た感想

「逃げ」のメリットって何?

 男女ともにレース開始とともに、前に飛び出す先頭集団が5人ほどいた。彼らのことを「逃げ」というらしいけど、彼らは風よけとなる人が少ない分、体力の消耗が激しく、結局全員レース中盤以降に、力を蓄えていた後方集団に飲み込まれてしまった。じゃあ、わざわざ「逃げ」をするメリットって何?

 という疑問が、ロードレースファンの方が紹介してくれたツールドフランス解説動画で解決された。

曰く、
① 目立つ(スポンサーアピールができる)
② 中間ポイントを稼ぐことができる
③ 逃切り勝利
だそうだ。

が、①は政治的メッセージ含めてオリンピックでは禁止でできないし、②も中間ポイントはオリンピックのロードレースには無いので関係無し。と、いうことは、「①目立つ(ただし選手個人が)」と「③逃切り勝利」というメリットしかなく、相当なロマンだと思ってしまった。

女子の方は見事③逃切り勝利が成就したからすごいんだけど。

【7/31 23:02追記】詳しい方が補足してくださいました。

確かに逃げ集団の南アフリカの選手は印象に残ってるな…。もしも日本人選手が先頭集団にいたらSNSがもっと沸いてただろうなというのは想像に難くない。日本人選手2人も、視聴直前にこの選手に注目しよ!と決めていた120番のブルキナファソ選手も結局どこにいるかほとんど分からなかったからね…。

やっぱり「五輪のロードレース」と「ほかのロードレース」は別物?

 上記の「逃げ」のメリットだけでなく、男子の最後の「タイヤの厚さ分で2位3位が決まる」という点なんかも、「五輪のロードレースだからこそ」のものなのかなぁ?(ツールドフランスだと3秒以内のゴールは全て同着扱いらしいので、今回のような決着はありえない・・・のかな?)
 他にも、ツールドフランスはもっと1チーム当たりのメンバー数が多いようなので、よりチームプレー感が増すようで(五輪でもチームプレー感は感じられたが、メンバーは最大で4人?)。

【7/31 23:02追記】こちらも詳しい方が補足してくださいました(上tweet参照)。
タイムは同タイム扱いだけど着順判定は行うんですね。

 と、なると「今回の五輪が初めてみたロードレース」というのが、プラスに働くのかマイナスに働くのか…?

 さらに、今回の五輪コースは「珍しく周回コースじゃない」「ロードレース界屈指の高難易度」、さらに僕的には「地元を走る」という思い入れもあることなので、今回のロードレースを基準で見るのは危険なのかなぁと。

【7/31 23:02追記】こちらも詳しい方が補足してくださいました。周回コースじゃないのが珍しいのは日本での話!

岸「……加納さん、ロードレース、やれませんかね」

 とはいえ今回のロードレースを楽しむことができ、心動かされたのは事実。

岸「日本が勝つとか負けるとか……そういう問題じゃない......」だし、
四三「がまだした!ぬしたちゃ、よう、がまだしたばい!」なんですよ。

なので、ロードレース、日本で、静岡県東部でできませんかねぇ?

カメラワークが箱根駅伝と似てるなぁと思ったし、日本人との親和性はあると思うんだよなぁ…。


そして、TVが中継が無く、日本人選手にメダルが期待されている訳では無い(選手の皆さんすみません)、自転車ロードが、twitterのトレンドに入ったことを、「メダルが期待される~」を選手の枕詞にし、中継中日本人選手日本人選手と猛プッシュししている、TV局の皆さんはよーく考えて欲しい。

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