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これで日本は大丈夫!/土地柄にあったエネルギーの国際分業が一石二鳥の日本版SDGSにつながる

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土地柄にあったエネルギーの国際分業が一石二鳥の日本版SDGSにつながる


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■石油や石炭、天然ガスを使わせたくないと誘導させる地球温暖化という作られた問題


(松田さんサイド)

震度6に耐えられない現状の原発を当てにするのは不安ですが地球温暖化問題があります。かといって急激な再生エネルギーへのシフトもエネルギー供給全体を不安定にすることは近年世界中が体験したことです。

これによって天然ガスの需要が高まり拡大してヨーロッパのロの国への依存を高めたことが、ロの国がウの国への侵攻に踏み切った背景の一つとして指摘されています。

日本は福島の事故の後、原発から化石燃料の輸入へと大きくシフトしてしまい、日本が貿易黒字国では無くなってしまいました。最近の円安はこうした日本の脆弱性をマーケットが突き始めたのかと心配しています。

総合的な安全保障の観点も踏まえながら、日本のエネルギー政策をどうするかということをますます考えねばならない時代になっていると思います。どのような解決策があるでしょうか?

(武田さんサイド)

1970年代の石油ショックのときは石油がなくなると言われましたが、1985年頃にそれは誤りだとわかりました。今は4000年くらい持つというのが通説です。

地球温暖化がいつごろ問題視されるようになったかというと、石油がなくなるといえなくなったときからです。二酸化炭素は炭素源である石油・石炭・天然ガスなどが酸素と反応して発生します。そうすると炭素源を燃やすと地球の温暖化が進むというロジックになりました。

武田さんは温暖化問題を否定はしません。確かに地球は温暖化しています。だからといって二酸化炭素の排出を減らせというのが短絡的な議論だと思います。炭素源である化石燃料を燃やすことは、人類と生物にとって重要かつ不可欠だということを理解してほしいのです。

ならば「化石燃料は使ってもよいが、温暖化は防げ」ということになるのであれば、これは国際分業しかないのです。


■温暖化問題を国際分業で防ぐとは?


ヨーロッパが二酸化炭素を出すと、その東はユーラシア体大陸なので二酸化炭素が全世界にばらまかれてしまい温暖化が進みます。

ところが日本は唯一の「温帯の島国」で東側は太平洋です。つまり地球の回転が変わらない限り西から東に向かって偏西風が吹きます。そうすると日本で石炭火力発電をすると、二酸化炭素は全部太平洋に流れていきます。

二酸化炭素は分子量が44、空気は29なので空気より分子量の重い二酸化炭素は太平洋上を這うようにして流れ、波に吸収されます。最終的には全部海に吸収されます。

人類にとって化石燃料は貴重、しかし温暖化は怖い…となるとヨーロッパは二酸化炭素を出さない原発や太陽エネルギー発電し、日本は安い石油や石炭を買って発電するという国際分業によって、地球全体で二酸化炭素の発生量うぃ減らしていく。これが資源は活用するけども温暖化は抑止するという唯一の方法です。


■温暖化抑制の特別な位置にいる日本


世界で日本だけが温暖化抑制の特別なポジションにあります。他の国々は温暖化に結び付くので使えない化石資源を、地理的に好条件にある日本だけが使えます。そうなるとこれからは日本は安いエネルギーを使えるので経済発展ができるというわけです。

しかも日本が出した二酸化炭素を太平洋が吸収することは環境によいことであるばかりではなく、海の生物たちにとってもウェルカムでもあります。

気象庁が公開している「世界の海のどこが二酸化炭素を吸収するか」という図があります。これによると天祐といってよいぐらい日本列島の東の太平洋だけがひときわ強い吸収力があります。それに偏西風が絶えず吹いているので、日本は出した二酸化炭素は漁業資源になっても温暖化にはならないのです。

海中のプランクトンは二酸化炭素を食べて光合成します。その植物プランクトンを動植物プランクトンが食べます。今度はイワシが動植物プランクトンを食べ、イワシを餌にしているタイとかマグロが育つというわけです。いってみれば、海の魚の体というのは二酸化炭素からできているのです。

海洋資源を増やすには二酸化炭素が必要です。どうせ必要なら空気中の二酸化炭素を増やさないやり方がいい。それを担う地理的な条件を持っている国こそ、我が国の日本なのです。

武田さんはこれこそ日本政府が真剣に検討すべき政策だと思っています。


■生態系全体の循環の中でトータルに考える「日本版SDGS」こそが人類社会が求めるものである


これは大規模な循環型の発想です。まさにサスティナブル、SDGSです。化石燃料も全部捨ててしまうのは勿体ないわけです。化石燃料は4000年分あるのだから有効に使う。他にも炭素資源はシェールオイル、シェールガスなどもありますから、いいことばかりです。

アメリカでも東海岸のフィラデルフィアとかあそこら辺にびっしりと発電所を並べれば大丈夫でしょう。

幸運にも日本は縦長の列島なので、どこか化石燃料発電をしても問題ありません。しかも日本は背骨のように中央に山脈があるのでよく雨が振ります。雨が降ると二酸化炭素を効率よく吸収してくれます。日本列島は縦に細長い、環境問題を解決する最高の形です。


(松田さんサイド)

循環型で環境にいい、国民も安いエネルギーコストの電力を使える、エネルギーコストが安くなるので経済的成長も期待できる…まさに一石三鳥の日本版SDGSです。これはSDGS投資ファンドの対象になるとも思える程です。

二酸化炭素を出すので化石発電は悪いということは一概に言えないわけで、もっと大きくとらえるべきですね。

日本は江戸時代に理想的な循環型の社会をつくっていたとされています。私たちは日本が西洋文明よりも進んだ文明を営んできた国であることにもっと目を向けるべきです。

地球環境問題も特定の技術による部分最適と考えて、それを押し付ける今のヨーロッパ版SDGSではなく、生態系全体の循環の中でトータルに考える「日本版SDGS」こそが人類社会が求めるものではないでしょうか。


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■感想


私は科学には疎いですが、武田邦彦さんの言うように日本列島が欧米が提唱する温暖化問題の枠外にいる唯一の国であるのならば、それを主張して、日本独自でできることをするべきなのでしょうね。

生態系全体の循環の中でトータルに考える「日本版SDGS」というのが本当にできるのであれば、私たち日本人が率先して頑張る必要がありますね。


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■過去記事

参政党関連の記事をまとめたマガジンになっています。国民一人一人が政治に参加して世の中を良くするのが参政党の基本です。その詳細がわかる内容になっています( ´ ▽ ` )

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