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和の心コズミックスピリット⑦
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■過去記事
続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)
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■炉辺を囲む日常の営みが揺らぐことのない家族の心の結びつきを育てた
昔から尊ばれてきたこの『お日さま』は太陽系宇宙の中心にあります。太陽系の惑星はちょうどコマが回るように太陽を軸として回転運動をしています。太古の人々がこの事実を知っていたかどうかは別として、この軸であり、命をもたらし、四季をもたらすお日さまに心をつなげることによって、私たちは家の心も、村の心も結果として太陽系のように一つに司られてきたのであると言えます。
新渡戸稲造の『武士道』にひと昔前までの日本の家族のゆるぐことのない結び付きが何によって成立していたかを示す、次のような一節があります。
どんなに遠く離れていようとも、彼女たちの脳裏にはいつも炉辺があった。家の名誉を守り、健全さを保つためには、彼女たちはせっせと働き、命を捧げることもいとわなかった。
この何気ない「炉辺」という表現に日本古来の人間観を見ることができます。炉を囲む日常の営みによって、家族の心は揺るがされることのないまでに一つに結び付くものであるという、遥かなる時代からの人間観です。
これは同じく光を発するお日さまに皆が向かうという共通の行為によって一つに結び付きます。もう一つの日本人らしいあり方ととてもよく似ています。
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■炉を囲む生活の起源は縄文時代の竪穴式住居
これは偶然なのでしょうか。この両者が偶然似ているのではないことは、両者の原点、すなわちその起源を知れば明らかです。日本人は遥かな古代に遡っても炉を囲む生活をしていました。その起源を辿ってゆくと、縄文の集落文化にまでたどり着きます。
実は縄文の集落には日本人の中心軸的世界観を培ったと思われる『型』が存在するのです。
縄文時代、食糧豊かな繁栄地であった中部以北の遺跡には、祖先の宿る中央を取り巻いて竪穴式住居が造られている、円形集落(環状集落)が見られます。この縄文の典型的な集落構造は太陽の運動を計算に入れたあとが見られます。
例えば集落への入口からは冬至の日に日の出の太陽の光がこの中央の場にまっすぐに注がれるように設計されていたりします。集落の中心に、命の元である太陽の分靈を宿すことで一年の御魂を迎え入れ、またそうすることで祖先の御魂にも命の光が与えられるという観点と思われます。
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■縄文文化を受け継ぐアイヌの人々にとっても家の中心の炉は御魂の宿る場所だった
この最も尊ぶべきものを中心に囲む構造は、さらに縄文の住まい一つ一つにも見ることができます。その住まいの中心なるものこそが炉です。縄文の人々にとって、炉はそこで煮炊きをする生活のためのものではなく、むしろ信仰のためのものであり、中心の火を守るために作られた囲いが住居である、という有力説があります。
炉が家の中心となる祀りの場であったことは、その脇に立石(石棒)が置かれることなどからも明らかです。
縄文文化を受け継ぐといわれるアイヌの人々にとっても、家の中心の炉は御魂の宿る場所であり、新しい家の炉に初めて火を灯すことを「チセ・ラマチ・コレ(家の魂をもたせる)と言います。これは私たちの祖先の火に対する思いそのものであろうと思われます。
日本の伝統民家は寒いという人もいますが、これは近年まで日本人にとって家とは火を囲む場所であり、それを前提に造られたているからでもあります。一つの火を家族みんなでまるく囲んで生活すると、家族も一つになりやすく、集落においても一つの焦点をまるく囲むあり方は、人々の心を一つにさせていたことでしょう。
(続く)
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■関連書籍と記事の紹介
ガイアの法則
これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。
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日月神示解釈本:中矢伸一
千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。
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