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和の心コズミックスピリット㊺
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この記事は基本無料で全文読めます。100円と設定してありますが、それは読み終わった後に払ってもいいかな?って思えたらで全然OKです。ご支援いつもありがございます(^-^)
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■畳は安心させくつろがせる力とシャキッと正す力の両方を持っている
今日の文化においては、例えば茶道の作法は畳であるがゆえに生じたものです。畳に宿るこの気の遠くなるような歴史の力が、後の私たちに身を正すことを教え、穢れなき振る舞い方を導き、様々な道をもたらしてくれました。
柔道や合気道においても、畳であるがゆえに生まれる単なるスポーツにはない礼儀作法や精神性が重んじられているように思われます。
日本人の心が刻まれた畳は、私たちを日本人として伝統的な心へと導き続けているのではないでしょうか。
畳が不思議なのは私たちを安心させくつろがせる力と、シャキッと正す力の両方を持っていることです。
例えばベットや柔らかい絨毯の上はくつろげますが、シャキッとした気持ちにはなりません。反対に固いフローリングの上では緊張感はありますが、くつろげません。
ところが深く癒しを与える畳は、一方では固い木や石材の床以上に心を正させる気持ちにもさせてくれます。この両面を同時にもたらす物は世界を見渡してもまずないのではないでしょうか。
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■日本人にとって足元は穢れなき場作りの土台である
軸を正させるとともに深いリラクゼーションが生まれること、これは序章で述べたように、日本の型文化の極意とも言える人間の在り方です。
畳には私たちをそんな心身にいつの間にか導いてくれる力があるのです。
祖先の心が畳を生み、その畳が子孫を育む。そのようにして物を心を育む大切な存在とすることで日本人は物に魂を与え、その魂の宿る物によって守られてきました。
私の家でも土間で餅つきをする際、餅つきの度に土間を清め、清められた土間に藁を敷き、塩を撒いて場作りをしたその上に足を乗せ、お餅をついていました。
神聖な足元でない所でお餅はつくものではないという心です。この神聖な藁に足をのせるのと同じ感覚が畳にはある気がします。
日本人にとって足元は穢れなき場作りの土台であるのかもしれません。日本人が食卓は布巾、畳は雑巾と使い分ける独特の習慣があるのも、畳を拭いた布で食卓を拭くのは汚いと考えるからであると外国人は思うことと思いますが、日本人にとってはそれ以上に食卓を拭いた布で畳をふくことは、神聖なるものを冒すことと感じるからではないでしょうか。
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■日本における幼児虐待件数の増加時期と畳の需要が減少した時期は一致している
北九州市立大学の森田洋准教授は、小中学生三百二十三名を対象に畳の教室とそうでない教室とで簡単な算数の問題を解く実験を行いました。
その結果は畳の教室でテストを行った生徒の方が正解率も繰り返し行った時の伸び率も高くなり、疲れ度合いの調査でも畳の部屋の方が疲れにくいという結果が出ています。
この実験は畳の上に机とイスを置き、畳以外は同じ条件で行われたものです。正座には脳を活性化させる働きがあるので、畳に正座で行ったらもっと差が開いていたのではないかと思われます。
近年幼児虐待の増加が問題になっていますが、日本における幼児虐待件数の増加時期と畳の需要が減少した時期は一致しています。とくに畳生産が顕著に減少した数年の間に、幼児虐待もはっきりと増加していることが統計から明らかです。
日本ではちょうど西暦2000年頃から畳の生産量が激減したのですが、この時期から幼児虐待も急速に増え始め、そのわずか数年の間に日本人の幼児虐待数は激増したのです。
また日本における鬱病患者の増大も、畳の減少時期と一致しています。この2000年から10年の間に日本の大工さんの数は4割も減少しています。
最近のテレビ番組でも畳のない家に暮らしている夫婦は離婚率が高いことを明らかにしていました。日本の畳生産が減少したということは、和風の部屋が減少洋風の部屋が増えたということです。
それは当然、和風の住宅が減少したということでもあります。
これらの統計は畳の影響はもちろんですが、家の影響力をも物語っているのはないのでしょうか。
(続く)
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■過去記事
続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)
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■関連書籍と記事の紹介
五六七の仕組み 日月神示が予言する日本と世界の未来
つい最近出たばっかりの新刊です。週に2~3回ペースで更新していくのでお楽しみに(^-^)
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ガイアの法則
これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。
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日月神示解釈本:中矢伸一
千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。
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