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和の心コズミックスピリット㊹

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■家を命あるものとする日本人の心


家を命あるものとして大切にする日本人の心は、そんなことを考えたこともない現代の私たちの中にも生き続けています。

例えば畳で育っていない日本の若者に、畳の上を土足で歩くことができますかと聞くと、「いやー、無理、無理」などと、まるで神聖なものを浸す行為であるかのような言葉がほとんど返ってきます。

もちろん畳で育っている人にとってはこの感覚はなおさらです。

この感覚には単にそれがいけないからとか、汚れるからというだけでないものがありそうです。

例えばスリッパで畳の上を歩くことも日本人の感覚ではできません。どんなにきれいなスリッパであっても、何か侵してはならない領域を侵してしまう感覚があるものです。

家によっては靴下でさえも畳の上では脱ぐという家もありますから、これは畳を傷めるという理由だけでは説明できません。知らなければ何のためらいもなく畳の上を土足で歩いてしまう外国人にとっては、スリッパでさえも歩けない日本人のこの独特の感覚は、私たち自身にとっても不思議な感覚ですから、理解できなくて当然でしょう。


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■畳は日本独自のものだった


私たちにこの侵し難き感覚をもたらしているものはいったい何なのでしょうか。

畳は日本独自の文化であり、類似のものは韓国や中国にもありません。それだけに日本人の心は畳に深く定着しているのでしょう。

畳は平安時代にはすでにあったことがわかっています。畳という言葉自体は『古事記』にも記されています。

畳はござのようなものから進歩したものであり、畳という言葉も『たたむ』ことから生じた言葉です。ですからござのようなたためる敷物を『古事記』では畳と表現しています。

平安時代は先にもふれたように、竪穴式住居がまだまだ残っていた時代です。竪穴式住居と畳とが同時代にも併存していたことを考えると、元々竪穴式住居の中で現代の畳のように用いられていたものがあったと考えられます。


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■編み物と畳は最初から神聖なものと扱われていた?


縄文土器の底にはこの敷物の跡が見られるものがありますから、そのような点からも住居の中でこの畳の前身が用いられていたと考えられます。

現代でも日本人の大半が畳の部屋は落ち着くと感じますが、畳(イグサ)には実際にリラックス効果のある成分が含まれていることがわかっています。

古代日本人にとって住居は子宮のような存在なので柔らかくやさしい感触の敷物は、室内を子宮のような世界にする工夫と理解したら、日本人が畳にこだわってきた気持ちが理解できる気がします。

祓い清めの文化である古代日本人にとって、子宮としての住居の中がけがれなき場所であるようにと配慮する心は、現代人の想像以上のものであったことでしょう。

私たちが畳を神聖なるものと感じる感覚は、家が子宮であったはるかなる時代にまで遡る長い歴史に培われた感覚であると考えられます。

縄文土器という名称も土器が植物を編んだもので文様を付けられていることからきた名称です。縄文土器に描かれた動物などは宗教的意味があったと考えられているので、縄による文様も宗教的意味があったと考えられます。

そう考えると、編み物自体が神聖な意味を持ち、畳も最初から神聖なものであった可能性が高いと思われます。

(続く)


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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)

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■関連書籍と記事の紹介

五六七の仕組み 日月神示が予言する日本と世界の未来

つい最近出たばっかりの新刊です。週に2~3回ペースで更新していくのでお楽しみに(^-^)

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ガイアの法則

これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。

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日月神示解釈本:中矢伸一

千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。

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