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和の心コズミックスピリット㊱

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■真摯に慎ましく神さまに祈る姿は美しい


キリスト教徒であろうと、イスラム教徒であろうと、真摯に慎ましく神さまに祈る姿は美しいものです。ところが私たちが空想でアニミズム世界をイメージしようとすると、原始的な人々の姿を連想しがちです。

お日さまに手を合わせるというアニミズムの姿に、私は単なる祈りにはない何か根元的な神々しさを感じて育ちました。

日本の型文化を極める時に漂うあの気配は、これと同じ次元から来ているように思われてなりません。型文化とは日本古来のアニミズムの極められたスタイルではないかと思うのです。

住居のことを和語では『すまい』といいます。最も身近な存在である私たちの体が放つ空気を古代の人々は重視していましたが、体の次に身近な存在は『住まい』です。『住まい』が放つ空気というものも、古代の人々にとって重要であったに違いありません。

古来の建築ではまず、神様とされてきた柱で家の骨格の全体を造ります。大切なものから築いてゆくわけです。

とすると、次に造るものが何であるかも意味がありそうです。


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■手を合わせるべき何かが意識されている空間


柱の次に造るのは鴨居(かもい)と敷居です。柱は神であるという視点から考えると、柱の次に設定される存在にも単なる物理的構造のためだけではない意味がありそうに思われます。

まず鴨居という場所を私たちがどのように認識しているかを考えてみましょう。鴨居は現代でも祖先の写真や賞状を置いたりするように、日常の次元より上の次元にある空間という認識が日本人にはあります。

私もご先祖様はいつも鴨居から私たちを見ていると言われて育ちました。鴨居から上の空間には私たち日本人にとって、手を合わせるべき何かが意識されているように思われます。

カモイの『鴨居』というのは当て字であり、鴨居に鴨の意味があるわけではありません。当て字が用いられるということは、意味がわからないほど古い言葉であり、漢字が伝来する以前からの言葉であることを示します。


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■目線よりも上に一つのフィールドを感じさせる鴨居という存在の必要性


アイヌの人たちは神をカムイと言います。このカムイと日本語のカミは同じ言葉から生じた言葉と考えられていますが、上位空間を象徴するカモイはこのカムイの原音が変韻したものという説もあります。

この位置には何か重要な意味がありそうです。一体どんな意味があるのでしょうか。畳の間は座って生活することを前提に造られています。

家に入り、部屋の真ん中あたりに正座したシーンを想像してみてください。そうすると、鴨居の上の空間は伝統建築における十寸勾配の方向(水平を基準に上方に四十五度程)に位置していることがわかります。

目線よりも上に一つのフィールドを感じさせる鴨居という存在の設定はなぜ必要だったのでしょうか。

実はこの視覚の設定は出雲大社や伊勢神宮など、古代の神聖建造物にとっても極めて重要な箇所に見られ、この視覚は私たちの意識に対してある重要な働きがあるからであると考えられるのです。

(続く)


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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)

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■関連書籍と記事の紹介

ガイアの法則

これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。

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日月神示解釈本:中矢伸一

千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。

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