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和の心コズミックスピリット54/海外から絶賛され女神と称される日本人の女性

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■家の中心を位置づけるのは男性でなく女性だった


ポンティングが「婦人たちの優雅な支配力」と呼んだ日本の家庭のあり方は地方では近年まで一般的に見られたあり方でありました。

私が育った地域も昔はほとんどの男が海で働く地域であったこともありますが、女は男や家族のために全身全霊で祈る存在という認識があり、男たちは家の中心に女性を位置付ける意識が高く、女に守られる家という認識がありました。

こうした中で育つと、男は女性を畏敬せざるを得なくなるのかもしれません。とくに周囲を海に囲まれた国である日本は、こうした傾向が生じやすいのかもしれません。

ごく近年まで島の全女性が巫女となる沖縄でも古代の習俗の最も残る島、久高島でも、男性ではなく女性たちが島の実権も家の実権も握っていました。


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■家を守り家の神を守護するのは女性だった


男性が妻に給料のすべてを預けるという行為が世界的な目からは奇行であっても日本人にとってはごく自然な感覚であるのは、安心して預けられる大きさを日本人は女性に感じてきたからではないでしょうか。

この習慣の本質は働いて得たお金はまず神棚や仏壇に納めるという習慣と関係しているように思います。それは神さまに捧げられたお金を管理するのは、家を守り家の神を守護する女性であって当然という意識が根底にあったからではないでしょうか。

女性がこのような立場を与えられている一方、それを与えられるに足るだけの資質を女性たちがもっていたことも手記からうかがえます。

ここでは女性が、東洋の他の国で観察される地位よりもずっと尊敬と思いやりで遇せられているのがわかる

より多くの尊厳と自信を持っている

日本では婦人は、他の東洋諸国と違って、一般に非常に丁寧に扱われ、女性の当然受くべき名誉を与えられている

カッテンディーケ、前掲書

日本の婦人の高い地位を示すもっともよいものは、彼女たちのもつ闊達な自由であり、それによって働き、また男性の仕事にまで加わることができることだろう

これは、東洋のほかの国々ではないことである。彼女たちの振舞はしとやかで控え目であるが、同時に天真爛漫

プロイセンの王国外交官『オイレンブルク日本遠征記』中井晶夫訳


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■海外から絶賛され女神と称される日本人の女性


日本女性が矛盾するかに見えるつつましさと自由性、献身性と自立性の両面をあわせもっていたことは、数々の外国人が指摘するところです。

女性を一家の神と見る認識が浸透している社会では女性もそれに応えようとする性質が無意識に発揮されるものなのではないでしょうか。

ポンティングの「女神そのもの」という言葉はそうして高められた女性としての性質を物語っているように思われます。

英国夫人だったメアリ・フレイザーは当時の日本女性たちを次のように絶賛しています。


もし我々西洋の女性が東洋の姉妹たちから、勇気ある謙遜、義務への忠実、比類なき無私を学ぶなら、どんなにか世のなかを変えることができるだろう

英国の歴史のどこを探しても、日本の妻たちがしばしば主人の足元に捧げたような崇高で強い愛の例は見当たらない

渡辺京二、前掲『逝きし世の面影』


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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)

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■関連書籍と記事の紹介

五六七の仕組み 日月神示が予言する日本と世界の未来

つい最近出たばっかりの新刊です。週に2~3回ペースで更新していくのでお楽しみに(^-^)

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ガイアの法則

これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。

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日月神示解釈本:中矢伸一

千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。

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