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和の心コズミックスピリット⑩

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■木(大樹)を大事にしてきた私たちの祖先の真摯なる思い


日本の多くの神社には大樹のご親睦があり、大切に守られています。今のような本殿や拝殿、鳥居といった設備のある神社のスタイルが生まれる前には、木(ご神木)そのものが信仰の対象であったであろうことがうかがえる神社は少なくありません。

大樹とは言いかえれば長老の木です。大黒柱にも同じく遥かな時を知る長老クラスの木が選ばれます。昔は家を建てるにあたって、まず初めに大黒柱とさせていただく木を探す事から始めました。

山の中でも一際気高く聳え立つはるかな時を知る木、後々の代まで家族が拠り所とするに相応しい木を選びます。大黒柱は私たちの祖先の木なるものへの真摯な思いの継承でもあるのではないでしょうか。

それだけではなく、私たちの祖先と木との結び付きにはさらに深い本質性が見出せます。木というものの構造に思いを馳せる時、私たちの祖先がいかに木という存在を畏敬していたかが見えてきます。


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■私たちの祖先は神と観た木と共存体として生きてきた


実は木という存在が成り立つ構造は縄文集落の構造と瓜二つなのです。木には年輪がありますが、年輪は最初の軸を包むようにして形成されます。最初の年輪の細胞は、新しい年輪の成長と共に死に、固く支えとなります。

それを大切に包むように新しい細胞たちが育ってゆきます。もしも祖先の細胞たちがなかったとしたら、木は固さを持たず、しなってしまって自立できなくなってしまうのです。

毎年新しい細胞たちが祖先たちを包み、先に生まれた祖先ほど、より内側に大切に守られるかのように包み込まれてゆきます。そうして年数を重ねるほどに木というものは風雪にゆらぐことのない不動の存在に育ってゆくのです。私たちの祖先が神と観た木なるものは、祖先と共に生きる、祖先との共存体なのです。


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■自然と共に歩んできた私たちの祖先たち


一方の村の真ん中に祖先の人々を包むように生活する縄文の集落は、己を生み出したはるかなる人々を尊ぶことと村の営みが一つになったあり方です。生きている木の細胞たちにとって、しっかりと自身を支えてくれる祖先細胞は最大の拠り所です。

それは自分たちを守ってくれる軸であり、それに支えられ、生き続けるのです。中心の祖先を守るようにして作られた縄文の集落も、これと同じ構造に支えられています。内側に最も拠り所とする存在を包み込み、みんなで自分たちを守ってくれる御魂を囲むことによって安心して暮らすことができ、そうすることで皆が一つ心にもなって生活したであろうことが想像されます。

五千年前の三内丸山遺跡では、直径1メートルの柱が高度な技術で立ち並んでいたことがわかっています。自然界の性質を熟知し、大木を建築に用いる技術を持ち、木を神として尊んだ縄文人が、年輪の存在を知らなかったはずはありません。

一年ごとに内側を包むように形成されることも知っていたに違いありません。お日さまがもたらす一年の巡りに合わせて祭祀を行なっていた彼らは、その周期と年輪形成の一致に気づいていたはずです。

一年という周期を正確に刻む神に、私たちの祖先は自然界のしくみ見、それが呈するあり方と同じようにあろうとしたのかもしれません。

(続く)



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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(*^-^*)


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■関連書籍と記事の紹介

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これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。


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