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和の心コズミックスピリット① すべてのものの中に霊魂が宿っていると考えるアニミズム文化が生きている日本列島

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■はじめに

海外から見る「和の心」とは繊細なやさしさや盗難などのない社会…


「和の心」と聞いて思い浮かべるイメージは静けさや落ち着き、やわらかな円のイメージです。わ(倭・和)の国と呼ばれた遥かな歴史と重なるからか、「和心」「和空間」「和文化」など、『わ』という言葉には日本人の伝統的日本人らしさをしっくりと表しているように思われます。

幕末に日本に初めて来た西洋の人々は、当時の日本人についての印象を手記に多数残しています。繊細なやさしさや盗難などのない社会への感動を綴ったそれらを読むと、彼らの感動の中心は『わ』の心というべき日本人の独特の性質や、その性質が生み出す文化にあったことが伺えます。

また現代でも海外から日本へ移住した人にその動機を聞くと、日本は安全な国だからと多くの人が答えますが、これもそんな伝統によるものと思われます。

この『わ(和)』という言葉に象徴されるような日本人の性質の源泉をたどっていくと、驚くべきことに太古まで遡ることができます。日本に関する海外の記録を見ても、日本がまさに『わ』の国と呼ばれていたその時代の、最古の記録にさえ、幕末とほとんど共通する日本人の性質への感動が記されているのです。


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『わ』基盤は縄文以前から形成されている


武士道という言葉で日本の精神文化を世界に知らしめた新渡戸稲造は、日本人の精神性の核は儒教にあると考えていたようです。もちろんこれは誤りではなく、日本人は中国の儒家思想から多くを学び、武士道も儒教に支えられるところが大と言えます。

しかしながら、日本人の日本人としてのもっとも本質的な基盤は、儒教よりもはるかに古い日本の大地に根ざしています。複雑な状況にある現代の国際社会であるからこそ、私たちは日本の基盤について認識を改めるべきなのではないでしょうか。

大和言葉の『わ』が意味する一つに『輪』があります。縄文時代に繁栄した地域の集落は、まさにこの輪の形をしていたことがわかっています。世界の考古学的年代の遺跡からは、人に殺されたとわかる人骨が大量に出土していますが、日本の縄文以前の遺跡からはそのような人骨はほとんど出てきません。

ことにしっかりと輪の形が形成された集落からはそのような人骨が見当たらないという、考えさえられる事実があります。


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日本列島は他に類のない性質のアニミズム文化が展開されている


私たちの祖先はすべてのものの中に霊魂が宿っていると考える、いわゆるアニミズムの世界に生きていましたが、日本列島には他に類のない性質のアニミズム文化が展開されていたと考えられます。そしてその比類のないあり方こそが、後々の日本人らしさにつながった核となったと思われます。この本では、それがどんな原理であったのかを追います。

日本人の心の深層は、日本語における和語にたとえられると思います。和語とは日本古来の言葉ですが、固い響きの漢語と比べ、和語はやわらかくしっとりとしています。

しかしそれでいてどこか芯の通った強さがあります。今の私たちの話す言葉の大半は和語以外の言葉で占められています。しかし助詞や助動詞は今も変わらずに和語のみが用いられています。日本語の日本語らしさを守り続けてきたものは、私たちの言葉の骨格となってしっかりと支えてきたこの和語なのです。

ちょうど和語が日本語の性質を支えていきたように、私たちの心の世界は和語のような隠れた力によって守られ、育まれてきたと考えられます。

日本人のモラルや活力が低下したと嘆かれることも多い昨今ですが、私たちが日本人としての性質や力を守り育むためには、まず日本人の根幹にどんな世界があるのかを見定める必要があると思います。

この日本人の基礎を築いた原理は、日本の伝統の中にも脈々と息づいています。そして世界の平和と調和を実現するために、これから必要になってくる原理であると私は考えています。多くの外国人が日本文化に注目するようになった今、日本文化の最大の価値を世界に提供できる準備が整いつつあるように思われます。

(続く)



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