見出し画像

いっしゅうき 2021.06②

2021.06.02 WED
176日目です。今朝「なんかおもろい映画やっとらんのかな~」と布団のなかでネットサーフィンをしていたら、以前前売り券を買ったきりなんだかんだ行けていなかった『デカローグ』全10話の上映が延長されていたことに気付きました! コロナ禍の影響もあり、上映期間が本来のものから変更になっていたようです! なんと明日まで!! 気付くのが! 圧倒的に! 遅い!!!
1話ぶんを観たきりなんだかんだ観にいく機会を逸し続け、すっかり諦めきっていたため、確認が疎かになっていました。完全に自分の落ち度です。注意力散漫で嫌になりますね。
もうこうなったら観られるぶんだけ観てやろう、ということで、今日明日の空いている時間で行けるだけの上映回に滑り込むことに決めました。結果、本日は全10話のうち第1話「ある運命に関する物語」第4話「ある父と娘に関する物語」第10話「ある希望に関する物語」を鑑賞することができました。

どの話数もそれぞれおもしろく、心に残るものがあったのですが、特に第1話「ある運命に関する物語」が……近年稀に見る……つらさで……つら……なんで……なんでこんなことに……筆者のまえの席に座ってたお姉さんめっちゃ泣いてた…………。

息子のパヴェウと暮らす大学教授のクシシュトフ。ある朝、パヴェウから「死って何?」と問われ、魂や神を信じないクシシュトフは戸惑う。ふたりは近所の池に張った氷の厚さを計算し、安全にスケートができることを割り出すが・・・。(『デカローグ』公式サイト「STORY」より)

この大学教授というのがコンピュータに精通しているのですが、彼が彼なりの信念で以てたしかな愛情のもと息子のために行ったことが、彼にとってこれ以上ないほどの悲劇を生んでしまいます。そのやるせなさがあまりにも悲しくて……誰が間違っている、誰が悪かったというわけではないのですが、だからこそ起こってしまった「理不尽」と思えてしまう悲劇に、もうどうしていいかわからないほど呆然としてしまいました。エンドロール後の劇場内が完全にお通夜でした。救いらしい救いが描かれず、観客を置いてけぼりにするストーリーが、あまりに容赦なく、だからこそ非常に魅力的でした。でもまじでなんでこんなことになった。つらすぎなんだが。パヴェウ……。

この連作映画はもとはテレビドラマとして製作されたそうなのですが、(映画鑑賞にあたっては、「どの話数から観ても楽しめます」とのことで、実際その通りでした)このつらすぎる話を記念すべき第1話目にもってくる製作陣はひとの心がないんだと思いました。こんなかなしい話を初っ端にもってこられて、当時のテレビの前のみなさんはどんな気持ちになったんだろう。こんなんリビングがお通夜だが。新ドラマ始まった! 観てみよ~つってきなりこんな話くるとは思わんべし。もしわたしがそんな仕打ちをされたら泣きますしたぶん1週間くらい引きずります。知り合いに一生愚痴るし。好き。こういう話もそういう製作陣も大好きです。おそらく一生記憶に残り続ける作品になると思います。

第1話以外の作品も、どこかしら胸に刺さるものがあり、コミカルさもあればそれを上回る身を切られるようなかなしみ、やるせなさ、痛ましさがあって、余韻のすさまじさが尋常ではありませんでした。すでにどう頑張っても全話観きれないことは確定しているのですが(ひとえに筆者のリサーチ・計画能力不足です。勉強になったということで涙を呑もうと思います)、明日観る予定の回もこんな調子だったら精神がもたないと思いますが、同じくらいに楽しみです。

2021.06.03 THU
177日目です。結論からいうと、『デカローグ』観にいけませんでした! きょうで上映はおしまいです。おまえはいつもそうだ。

結局全10話中4話のみ鑑賞、という体たらくでしたが、それでも間違いなく「観てよかった……」と思える最高の映画体験でした。ストーリーのすばらしさはもちろん、演出、そして構成も、綿密に練られていることがよくわかる作品です。素人目で観ても「すげえな……」となるんだから相当すごいのだと思います。感想へたくそか?

約1時間という限られた時間のなかで、1話完結、そのうえ冒頭からしっかりと伏線が張られており(特に第1話の冒頭の伏線には鑑賞後ほれぼれしました)、登場人物たちの性格や生活、背景を想像する余地とヒントが散りばめられているという、なにかしらの物語を創作したいひとにとってはたいへん勉強にもなる作品だと思います。特に短編小説や短編漫画をかきたいひとにはとても示唆的なのではないでしょうか。都内の上映はいったんこれで終わりのようですが、これから全国各地での上映が始まるようですので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいと思います。みんなわたしと同じ気持ちになればいいんだよ。パヴェウ……ってなればいいんだよ!!!

追伸:円盤が発売されることがあれば絶対に買うので、筆者が情報を逃しているようなら教えてください。約束ですよ。

2021.06.04 FRI
178日目です。そういえば昨日、『不思議惑星キン・ザ・ザ』のサウンドトラックCD(プレミア価格)が我が家にやってきました! いらっしゃい!!
アマゾ〇さん曰くDVDのほうも明日には届くそうなので楽しみです。現在いろいろとやることが山積しているので、ある程度片が付いたら存分に楽しもうと思います。いやあ、好きなものをちゃんとお金を払って手に入れるっていうのはいいですね。

2021.06.05 SAT
179日目です。筆者が所属する文芸同人のHPについて、運営Twitterより宣伝がありましたのでご報告です。

小説、エッセイ、戯曲、詩、短歌、俳句と、たくさんの同人がそれぞれのフィールドでのびのびと創作に励んでおります。特集や企画も各号非常に充実しており、また編集・デザインにもなみなみならぬ情熱を注いでいる、自慢の同人サークルです。お察しのとおりこちらダイレクト・マーケティングとなっております。

すでに、今年の10月に札幌で行われる「文学フリマ」への参加が告知されております。同人誌『砂時計』第3号を頒布予定です。これまでの既刊に負けず劣らずのクオリティを目指し鋭意製作中ですので、何卒よろしくお願いいたします。わたしもほどほどに頑張っております。同人への御依頼等もお待ちしておりますので、どうぞお見知りおきのほどよろしくお願いいたします。

2021.06.06 SUN
180日目です。最近足の筋肉痛がひどすぎてやばいです(語彙力の死)。

2021.06.07 MON
181日目です。昨日の足の筋肉痛の話なんですが、特に左足の筋肉痛がひどすぎて、若干普段の生活に支障が出始めているのが気に掛かります。体幹が曲がっているのか姿勢が悪いのか(まず間違いなく両方でしょうが)立っているだけで異常に左足がだるくなり、一日外を歩いただけで左の足の甲がぱんぱんに腫れ、風呂上がりのマッサージをどんなにやっても足のだるさで夜目が覚める、みたいなことが頻発していてつらいです。

もともと小さい頃から足が弱いらしいのですが(母曰く、赤ん坊の頃、同じほうの足で立て続けに脱臼と捻挫をやらかしたそうで、この感じからすると左足だったんだろうなあという気がします)、中学時代ろくにできもしない剣道部に入った結果、引退の年の試合中に突如左足首に力が入らなくなるという、おまえそれは明らかにアキレス腱になにかあったやろ、という怪我をやらかして以降、ずっとこんな調子です。
ついでに我が家の家訓に「病名がつかないかぎり病気ではない」というものがあり、病院に行かないかぎり永遠に病気にはならんのだ、ということで病院にかからなかったおかげで、結局完治せずいまに至っています。一度高校時代に重症化した際、観念して整形外科を受診したところなんらかの診断名がついたおぼえがあるのですが、お医者さんの声量の問題で親子そろって症名を聴き取れず、「なんたら機能障害」的なものらしいのですがやっぱりなんの症状なのか、どう過ごせば悪化しないのかわからないままここまできてしまいました。なんのために病院に行ったんだよおまえはよ。

本業的に長時間の移動・歩行を免れないので、今後症状が悪化したら……と思うと少し心配です。そろそろちゃんと病名つけてもらわないとだめなんだろうか。結局俺はなに機能障害なんだ。

2021.06.08 TUE
182日目です。ここ数日やらなければならないことが山積していてもう息も絶え絶えです。しかもこういうときに限って余裕ぶっこいちゃうこの現象なんなんでしょうね。なんかいける気がしてきたな。明日までにつくらないといけない書類は1/3ほどまで打ち込めました。もしかしてこれ相当だめなんじゃねえかな。

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。