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いっしゅうき 2020.12 ①


2020.12.09 WED
きょう、こんなつぶやきをしたんですけど。

つぶやいてから、考えた。金持ちってどうやったらなれるんだろう。

まあ働くのがいちばんだろう。だがここ数ヶ月ですっかり半ニート的生活に慣れきってしまって、労働に対する意欲は完全にマイナスへ落ち込んでいる。できれば、しばらくはなんもしたくない。
じゃあ投資? やりかた知らない。宝くじは絶対当たらない。そういう星のもとに生まれた自覚がある。
じゃあ文章でも書くか、という安直かつ最低な心持ちで、いまこれを書いています。

いちおう、文章を書くのは得意だと思う。ただし面倒だししんどいのでよほどの理由がないかぎり書かない。
学生時代は部活や課題で無理矢理にでも書いていたが、ひとり暮らしの部屋でぼけーっとしていると、まあ当たり前だがなあんにも書かない。先日兄と呑んだとき、きみこのままだと文章書かなくなるよと言われた。わたしもそう思う。だってめんどくせえもんな文章書くの。書きたいことも特に思いつかないし。でも20年近く続けてきたことだし、いまさらやめてしまうのも惜しい。
それに、せっかくインターネットが普及して、創作活動が誰にでも許される時代に生まれたのだから、もし運が良ければ、実を結ぶかもしれない。
具体的には金です。最悪かおまえは。

もちろん、こんなばかみたいな文章で収入を得られるとは思っていないし、得る当てもない。世間はそんなに甘くないし、わたしの文章より楽しくてタメになるそれを書けるひとなんてこの世に腐るほどいる。そういうひとついったでいっぱい見た。
でもまあ、ね。もしかしたら、適当な文章でも書き続けていれば、ある日偶然、びっくりするくらい楽しい文章が爆誕するかもしれないじゃないですか。それが偶然めちゃくちゃバズるかもしれない。そうしたらわたしのことをちやほやしてくれる奇特なかたが現れるかもしれないし、パトロンになってくれる石油王とか、養ってくれる優しいおじさんとかが現れるかもしれない。わたしみたいな人脈も意欲もない人間にはこういう方法が合ってると思うんですよね。
要はアメリカン・ドリームです。人間、叶いもしないような夢を追っているときがいちばん楽しいもんだって親戚のおじさんも言ってた。

というわけで、数十年後、数百年後にやってくるかもしれない巡り合わせを願って、日記を始めることにしました。週のなかばだし、キリもよくないし、なんの記念日でもありませんが、思い立ったが吉日って言いますからね。今日がサラダ記念日ということでよろしくお願いします。
飽き性なので3日で終わるかもしれません。何事も続かない人間なので、毎日書くのもおそらく無理です。だから、2、3日間が空いたとしても、1週間分くらいをひとまとめにすれば、ある程度体裁が整うと考えました。これが無事投稿されていたら、なんとか1週間分揃ったということです。なんだこれ遺書か?
文章の練習と、運試しなのだと思っていただければと思います。なにせ引きこもりの生活ですから珍事もなにも起こりません。でももしかしたら、書き続けている間に神回が起きるかもしれないので、もしお付き合いいただけるなら、適当に読み飛ばしていただければ幸いです。どうでもいいことを、つらくない程度に書いていくのが目標です。恥ずかしくなったりなんかやべえもん書いてしまったと思ったりしたら、モンタナ・ジョーンズのアレみたいなかんじで爆発します。筆者は名探偵ホームズ派です。
タイトルも、いっぱい怒られたら考え直します。これしか思いつかなかったんだよな。

きょうはこれから映画でも観ようと思います。パソコンがあれば家でも映画が観られるなんて、便利な時代に生まれられたものです。インターネット様万歳。靴でも舐めるか。

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2020.12.10 THU
2日目です。まずはちゃんと続けられてえらい。

昨日の晩はターセム・シン監督『ザ・セル』(2000年)を観ました。

先日、同監督の幻(?)の名作『落下の王国』が深夜に地上波で放送される、とついったが盛り上がっており、ミーハーなので観てみました。結果泣いた。ので、同じく映像美がすさまじいと紹介されていた本作も気になって鑑賞した次第です。詳しいことは上に貼ったついったを御覧ください。ぶっちゃけついったでいろいろ書きすぎてここに書くこと残ってない。ついったの文量を減らして、noteでしっかり書いたほうがいいんかな。

そういえば、ついった、ずっと映画の話しかしてないんですけど、いちおう創作アカウントなんですよ。映画アカウントじゃないんです。筆者はそこまで映画好きなわけでも、詳しいわけでもありません。ほんとうは小説とか、イラストとかの発表の場にしようと画策していたんですが、もういっそ作品発表のみのアカウントを新しくつくったほうがいいような気がしてきました。じゃあ作品をつくれという話なんですけど。作品発表の場も含め、今後身の振りようを考えていきたいと思います。個人サイトっていうのもなかなか夢がありますね。

じゃあなんで映画の話ばっかしてるのかと申しますと、純粋に、つぶやくことがないからです。作品をつくる気力があんまり湧かず、小説を読もうにもここ数年、なぜだか内容が全然頭に入ってこなくなってしまい、そうなると、漫然と映像を追っているのがいちばん気楽な文化活動な気がする、という、非常に失礼かつ消極的な理由で映画を観ています。観たからには鑑賞記録として残しておきたいし、ときどきおもしろがってくださる方もおられるようなので、自己満足で文章を書いています。こうやって罪悪感を和らげているわけです。インプットだよ!と自分に言い訳をしながら。実際観始めるとおもしろいんですよ。ところでアウトプットはいつするんですか?
でもそろそろなにかつくりたいので、今日観る映画は短いやつにしようと思います。VODサービスはよい文明ですね。おやつ食べながら短めのを観て、ひさしぶりにおえかきでもします。

2020.12.11 FRI
3日目です。3日も続けられてえらい。

昨日の晩は、ダニエル・マイリック/エドゥアルド・サンチェス監督の『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)を観ました。


ついったにも書いたとおり、超常的恐怖や驚かし要素ではなく、精神的に追い詰められていく恐ろしさを楽しむ作品だと思います。一種の鬱映画なのかもしれない。何度も観るにはかなり体力を使いそうですが、そういうのが平気なら観て損はないかと!

あと、ついったのヘッダーの絵を新しくかきました。ようやく創作アカウントらしい装いになってほっとしています。

今日はとてもたくさんの人に会った日でした。ひさしぶりに会う人といろいろ話せたのでとても楽しかったです。長いこと気儘に引き籠っていると「ひとり最高~!」となってくるわけですが、やっぱり気の置けない人の顔を直接見られるのはなんだかんだよいです。

それから、生まれて初めて、駅員さんに落とし物を届ける、ということをしました。電車の席に座ってぼけーっとしていて、気付いたら自分の隣に見憶えのない鞄が置き去りになっていたんですよね。全然気付かなかった。隣のひとが席を立った瞬間に気付ければ、すぐに渡せたのでは……と思ったら、せめて見て見ぬふりをせず、駅員さんに渡すのが責務かなと思えてきて、あわあわしながら届け出ました。持ち主さんのお手元に、無事戻ることを祈っています。

盛りだくさんの一日でした。自分のついったアカウントが更新されていないと、現実の生活が充実してたんだなあと少し安心します。

2020.12.12 SAT
4日目です。三日坊主を免れてえらい。

最近は朝ご飯のときに追っているアニメを一話分観て、晩ご飯と食後のおやつを食べながらなにかしらの映画を観て……というのが習慣化しつつあります。今朝(といってもとっくに昼でしたが)は某呪術をなんやかんやするアニメの最新話を観ながらカツサンドを食べました。ウィルソーン! ウィルソーン!!

晩ご飯(素ラーメン塩味)のお供は高橋洋監督『霊的ボリシェヴィキ』(2018年)でした。


とある方のつぶやきで気になっていて、ようやく観る機会を得たわけですが、観るぎりぎりまで勝手に海外作品だと思ってました。みんな日本語でしゃべるじゃん。びっくりしました。
素人目にも非常に挑戦的な作品に映るので、好き嫌い、わかるわからないは、かなりはっきり分かれると思います。筆者としても理解できたような気がしません。でも、なんというか、おもしろ……かったんですよ……。
御興味ある方は、ついったでもつぶやきましたが、ぜひラストまで観て下さい。筆者は録音係のお姉さんの体幹に惚れました。あの軸のぶれなさは一見の価値ありです。いやかっこよすぎ。

2020.12.13 SUN
5日目です。洗濯くらいしかせんかったけど日記は書いてえらい。

きょうの朝ご飯のお供は『憂国のモリアーティ』でした。悪い貴族がめちゃくちゃ露悪的でおもしろいです。こんな典型的な悪役ひさしぶりに見たぞ。ホームズさんが出てきたのもあってこれからどんどん盛り上がりそうですね。

筆者はにわかシャーロキアンなのですが(そこまで熱心なファンとはいえないので「にわか」です)、メディア展開によっていろいろなホームズ像があるのはおもしろいなと思います。全部をしっかり観ているわけではないのでえらそうなことは言えませんが、最近のホームズとワトソンはお互いを「シャーロック」「ジョン」と呼んでいるものが多い印象があります。『SHERLOCK』とか、『憂国の~』もそうです。2例しかないじゃねえか。もっとほかにもあるのかな。
筆者は母のおさがりの延原訳ホームズで自我を得たので、未だに「ワトソン」呼びに違和感が拭えません。あの堅苦しい文体から生み出される「ワトスン君」が遺伝子に染みついてる。愛してるぞ新潮文庫!

ホームズとワトソンもいろんな形がありますね。筆者が観たことがあるものでは、原作に忠実なドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』シリーズ、ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウが最高の映画『シャーロック・ホームズ』(ハドソン夫人とめちゃくちゃ仲の悪いホームズが新鮮でよかったです)、現代に舞台を移したBBC版『SHERLOCK』(テンポの速さがくせになります。吹替がまたいい!)なんかはおそらく王道寄りでしょうか。
あとは、アニメ『名探偵ホームズ』なんかみんな犬だし(筆者の初ホームズはこの作品でした。このホームズの詰まったような「ワ・ト・ソ・ン!」て呼び方大好き)、三谷幸喜さんの脚本による人形劇のホームズは学生だったし、『憂国の~』のホームズは髑髏のシルバーリングしてるし!
ちゃんと観たことはないですが、ワトソンが女性になっているものとか、ふたりとも女性になっているものとか、舞台が歌舞伎町のものとかも思いつきます。あとレンズ照射して敵を弱体化?させるかっこいいホームズもいますね。うちのカルデアにはいませんけど。

わたしでもこれだけ思いつくんだから、きっともっといろんなふたりがいるのでしょう。どのホームズ・ワトソンも魅力的です。もし原作未読でしたらぜひ原作も読んでみてください。原作を読んでから各種メディアミックスに触れると、仕込まれた小ネタをよりいっそう楽しめると思います。あと原作モリアーティ教授のいきなり感&影の薄さにびっくりします。教授もまさか自分の声帯が斉藤壮馬になるとは思わなんだろうて。

2020.12.14 MON
6日目です。現時点ですでに日付が変わっていますが(15日1時24分)、それでも続ける努力をしていてえらい。

きょうはほんとになにもしなかったな。なにしたっけ。記憶がねえな。

最近朝ご飯のお伴に『憂国のモリアーティ』か某呪術をなんやかんやするアニメを観るのが習慣化しているという話を過去にしたようなしなかったような気がするのですが、今朝も『憂国の~』の最新話を観ながらたらこスパゲティを啜りました。まあ今朝といっても13時過ぎだったんですけど。

VODサービスで過去の放送話を少しずつ追って鑑賞するスタイルなのですが、今日の『憂国の~』でついにそのストックが切れてしまいました。某呪術アニメの最新話が配信されるまでの数日間、観るものがない状態です。
もともとそこまで熱心なアニメファンではないので、追っているアニメも少なく……なにか新しいのを開拓する必要がありそうです。Netflixオリジナルの『B:The Beginning』という作品を観始めてはみたのですが、さてどうなるか。2話まで観た現時点では、なんだか不思議な世界観だな、という印象が強いです。あと人を食べない善良なハンニバル・レクター、みたいな見た目のお医者さんが出てきます。あくまで見た目だけです。ハウルみたいな男の子もいます。羽根が生えるのでそう見えるだけです。今後追ってみて、おもしろかったら感想など残せればと思っています。

たぶんご飯食べながら観る題材のアニメじゃないけど、まあいっか。

2020.12.15 TUE
7日目です。一週間続いてえらい! まさか一週間ちゃんと続くとは思わなかった。

読み返してみると映画とアニメの話しかしてなくて笑ってしまいますね。暇なオタクなのかな。どうも暇なオタクです。
なにせ引きこもりなもので、一週目にしてすでにネタが尽きかけています。そもそも今日書くネタすらありません。今日一日なにしてた? こんなんでこれから大丈夫か? という気持ちでいっぱいですが、次の一週間は出歩く予定がいくつかあるので大丈夫……とは思います。ほんとか?(わかんない)

誰が読んでくれるかもわからない、そもそも読んでくださっている方がいるかもわからない、広大で茫洋としたインターネットの海に漂い朽ちていくばかりの文章かもしれませんが、あくまで自己満足な文章の練習ですから、今後もマイペースに続けていければと思っております。一喜一憂せず淡々と続けていきたいものです。もしよろしければ、来週もよろしくお願いいたします。淡々と生きていきたいです。一週間、ありがとうございました。

投稿用のサムネイルでも描いて寝ようかなと思います。ちゃんとこの文章のトップ画面に設定してあったら褒めてやってください。
やることなんもやってないけどまあ、いいか。

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。