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いっしゅうき 2021.06③

2021.06.09 WED
183日目です。絶賛修羅場中です。明日の昼までにつくらないといけない資料が全然できていません。あまりに全然できないので、友人に借りた某電鋸漫画を読み始めました。ながらく気になっていたので、ようやく読めて感無量です。
4巻までしか読めていませんが、主人公がアホの子なようで存外論理的に動いているのがおもしろいです。彼のなかでの価値基準がしっかりしているんだなあというかんじがします。主人公と、頭から角の生えた女の子と、主人公の上司の瞳がぐるぐるした女性が好きです。セリフまわしも絵のタッチもとても好きだったので、いずれ全巻購入したいと思います! あとだれかわたしを修羅場から救ってください。

2021.06.10 THU
184日目です。なんとか修羅場が終わりました! やったー! 夕飯をつくるのが面倒だったので、自分を甘やかす意味合いでコンビニのお弁当を食べました。やっぱりコンビニ弁当はおいしいな。

2021.06.11 FRI
185日目です。某呪術漫画の最新刊を買いました。相変わらず良質な地獄が展開されていて楽しかったです。俺はお兄ちゃんだぞ。

2021.06.12 SAT
186日目です。シアター・イメージフォーラムにて、本日より上映開始が開始された、セバスチャン・スタイン、ニンジャマン/監督『アフリカン・カンフー・ナチス』(2020年、ガーナ・ドイツ・日本)を観てきました。ついった等で目にして以来ずっと気になっていた作品だったので、なんとか滑り込めてよかったです。ついったで話題になっていたおかげかほぼ満席に近い盛況ぶりで、危うくチケットが買えないところでした。

まああらすじは予告編がすべてです。リンクから観てくれ。楽しいから。

せっかくなので製作ドキュメンタリー動画ものっけておきますね。もうここからして楽しいんよ。

おそらく全会一致で納得していただけるかと思うのですが、いわゆるB級映画です(筆者はB級に分類されるような作品を劇場で観た経験がなかったので、新鮮でとても楽しかったです!)。そもそもなんで字幕が関西弁なんだよ。ヒトラーっちゅうやつが攻めてきとんねん。アドンコ飲んでる場合ちゃう!(声に出して読みたい日本語)

ストーリーは無論荒唐無稽、ところどころ「なんでこんなことになった???」と混乱することも多く、けれどそれ以上に、製作陣が心底楽しんで映画をつくっているんだな、ということが伝わってきて、始終謎のいとおしさに包まれる約90分間でした。ふざけたことを真面目にやり抜くというのはこんなに清々しいものなのですね。
カンフーを冠するだけあってアクションシーンはとてもクオリティが高く(まあたまにビームが出たりもしましたが)、わりとグロテスクなシーンも豊富で(CGのクオリティはさておき)、けれど突っ込みどころも満載で(党旗をガムテープで貼るんじゃないよ)、いろいろな観点から楽しめる作品なのではないかなと思います。
自分でなにか作品(特に小説)をつくるとき、物語にどうしても精巧さや緻密さ、整合性を求めてしまうところがあって、それを気にしすぎるあまり執筆に詰まり完成しない、ということがままあるものですから、今回この映画を観て、全部がぜんぶ緻密で精巧でなくともいいんだな、となんだか安心しました。無論その完成度の高さを楽しむべき作品はたくさんあると思いますし、個人的にはそういう作品が好きなわけですが、この世のすべての作品を精巧・緻密・整合で評価するのはあまりに野暮だ、と気付かされた映画体験でした。そういうひとつの定規で物事を測るのでは、世の中の楽しみを半分見逃してしまうことになるんでしょうね。ちなみに歴史好きの兄に予告編のリンクとともにおすすめですLINEを送ったのですが、既読がついたきり一向に返信がありません。

モチーフからしてかなりギリギリを攻めた作品だとは思うのですが、それをフィクションとしてのギャグだと割り切って許せるひとたちばかりが観にきているわけなので、劇場内もたいへんアットホームな雰囲気でした。みんな自然と声を出して笑ってたもんな。筆者は最初なんとか笑い声を抑えて鑑賞していたのですが、もう後半あたりから耐えられなくなってしまって、ラストのほうはもうほかの観客の方に紛れて普通に笑ってしまいました。歴史的な小ネタも若干(ほんとうに微妙に)あるので、やはり笑いを理解するには教養がありすぎて困ることはありません。筆者のうしろに座っていた学生らしきお兄さんがたが「イタリアがハブられてたのめっちゃおもしろかったんだけど」と笑っておられました。イタリアはハブられています。

じつは映画を観る直前、映画館のまえで監督さんと東條役の方がサインに応じておられまして、本物だ~~とたいへん得した気持ちになりました。わたし自身は上映前かつ物販未購入だったため遠巻きに「すげ~~~」と眺めるのみでしたが、おふたりとも気さくに、とても楽しそうにみなさんと話しておられて、鑑賞前からほっこりした気持ちになれました。やっぱ都会ってすごいな。いろいろなものに触れていろいろおもしろいものを作り出したいものです。いま楽しみなのは暴れ牛と人間がバトるインド映画です。

2021.06.13 SUN
187日目です。いちにち家に引きこもって、たまっていたやることを少しだけ消費しました。映像からひたすら音声を拾って、文字に起こす作業をしています。さして難しくも大変でもない作業なのですが、いかんせん自分の指圧が強すぎて、気を抜くと力いっぱいキーボードを叩きまくってしなうので、作業量と手の疲労の度合いがまったく釣り合いません。適宜指を冷やしながらちまちま進めたいと思います。

2021.06.14 MON
188日目です。一日中布団のなかでごろごろしてしまいました。厳密には、ゴミ捨てのために7時ごろいったん起床したのですが、ミッション完了後ごくごく自然に布団へ逆戻り異してしまい、次に意識を取り戻したときには15時15分前でした。めちゃくちゃ楽しくてアクション超大作な夢を見られたのでまあよしということにしておきます。

夢って、自分の脳の可能性が現われることがあって、とてもおもしろいなと思います。今日見た夢でいうと、出てきた化物的ポジションの女の子(メガネをかけていてとても可愛らしかったです)の上げていた金切り声があまりにも怖くて、夢を見ながら「あーわたしってこんな怖い叫び声を想像できるんだなあ」と感心しました。やるじゃんわたし。
普段考えていないこととか、逆に寝る直前まで考えていたことが如実に表れてくるタイプの人間なので、夢を見るのが楽しみな反面、締切や心配事に追われているときは悪夢ばかり見てしまうので、いっそう精神的に追い詰められることもままあります。卒業論文を書いていた時分、深夜倒れるように寝る→悪夢に魘される→3時間くらいしか眠れなくて飛び起きる→フラフラになりながら執筆に戻る、というような最悪な日々を1週間弱送ったのはまったくもって厭な思い出です。楽しい夢だけ見ていたいものです。

2021.06.15 TUE
189日目です。以前応募した小さな短歌賞の結果が出る日でした! HPで入賞者発表ということで、起床即確認と洒落込んだ結果、見事、箸にも棒にも掛からなかったことが判明しました! まあそんなもんですね人生。お疲れ様でした。入賞した皆様おめでとうございます。

作品自体はなかなか自信があったので、正直かなり残念です。作品テーマに合っていなかったのかなとか、選考委員のかたと合わなかったのかなとか、いろいろ考えてしまうわけですが、まあ結局はやっぱりわたしの実力不足なんだろうなと思います。
今後もしょぼくれる間もなくどんどん応募して、数撃ちゃあたる方式でひとまずがんばりたいと思います! とりあえず肉食べて元気だそ。

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。