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「第二祭典区」始動のおしらせ

小さな祭典を主宰しますので、ご報告します。
不束ながら総代は私、桐崎鶉が務めます。

小説サークル「第二祭典区」について


いきなり私事から始まって恐縮ですが、普段はインターネットで短歌等を発表するとともに、高校文芸をきっかけに出会った仲間たちと結成した文芸同人で活動しています。北海道の各地から集まった同学年の仲間たちが、小説や詩、短歌、俳句、評論等々、いろいろなジャンルの文芸作品を寄せ合ってわいわいしている、自画自賛ですがなかなか堅実でおもしろい同人です。

前述のとおり同人内には小説を書いているひとも何人かおり(私自身も書いています)、少しずつ同人の活動が進んでいくにつれ、「あれ、このひとたぶん、私と好きな作風の系統が似てるぞ……?」と思しきメンバーを複数人嗅ぎ当てるなどしました。

私個人としては、その同人で活動する際にはその「作風」はできるだけ抑えよう、ほどほどにしておこう……と控えているつもりでいます。おそらく、似た趣味嗜好を持つメンバーも、その同人内では自身の好きな「作風」を積極的に表に出すことはしていないようだ、と感じていました。あるとき、その似た者メンバーと集まった際、他所で発表した作品を読ませてもらって、その予感は確信に変わりました。

(こ、こいつら、けっこうえげつないもん書くぞ……!)と。

えげつない、にもいろいろあるかと思いますが、その似た者メンバーたちは(程度の差こそあれ)どことなく、似たような「えげつなさ」を愛している節がありました。えげつないものでもそうでなくとも、数十億の人間が生きているこの地球上で、趣味嗜好が共通しており、おんなじ話題で楽しく盛り上がれる仲間なんてそうそう出逢えるものではありません。しかも全員小説が書けます。こんな偶然、そして幸運をみすみす逃す手はありません。

つくるべ、趣味に走った小説アンソロ。

──と、いう安直な発想で、少し悪趣味で、少し人には見せづらく、しかしなにより自分たちの好きな小説を好きなように書く機会をつくりたい、と思うようになりました。個人的な本をいくつかつくる機会があったことや、実際に頒布する場に出るようになったことで少しずつ自信がついたのもきっかけとしてあります。思い切ってその似た者メンバーに声を掛けたところ、予想以上に乗り気な快諾をいただいたため、某文芸同人で小説を書いている4人の小説書きで、このたび「第二祭典区(だいにさいてんく)」というサークルを結成いたします。

「第二祭典区」の愉快な仲間たちは下記のとおりです。

◯飴屋京(あめや・みやこ)
X(twitter):@ameya835

◯かくた
X(twitter):@hassaku0619

◯都築なつ(つづき・なつ)
X(twitter):@tdknt_72

◯桐崎鶉(きりさき・うずら、代表連絡先)
X(twitter):@za_dehanaku_sa

小説アンソロジー『第二祭典区』について


さて、肝心のアンソロジーについて、タイトルはずばりこんな感じです。

『暴力×執着小説アンソロジー 第二祭典区』

「第二祭典区」Xヘッダーより。センスについてはご容赦ください。

空白前が副題、空白後が本タイトルです。サークル名がタイトルとなっていることもあり、たいへんわかりやすいよい題と自負しております。
コンセプトはお察しのとおり「暴力と執着」です。心が躍りますね!

経緯をご報告いたしますと、当初メンバーには、下記のようなかんじでアンソロジーの方針を伝えていました。

・親や友人にはちょっと読ませづらいような、ちょっとばかし人倫に悖るかもしれない内容のものを、好き勝手書くアンソロジーにしたい! 創作の中だからこそできることをしよう!
・コンセプトは特に決めず、全員ぶんの作品が揃ってから、共通点を見出してタイトルなどを決めよう!(年齢制限をつけるかどうかもあとから精査しよう!)

いろいろと相談した際に、どういうものを書く予定かうっすら話す程度のことはしましたが、具体的な内容については全員ぶんが揃ってからはじめて明らかになりました。結果、提出されたすべての作品が「暴力」の気配とどでかい「執着心」のマリアージュを内包しており、やっぱり私たち似た者同士なのね、と大爆笑した結果、全会一致でコンセプトが決定しました(年齢制限はぎりぎり付けなくてよいだろうとも判断しました)。

アンソロジーの詳細については少しずつお知らせしていきます。副題の二単語の組み合わせに心躍る皆様におかれましては、ぜひぜひ続報を楽しみにしていただければ幸いです。また、普段そういう創作物に触れない方も、ぜひ尻込みせずお手に取っていただければ幸いです。そして、こうした世界観を愛する少しでも多くの方々に届くよう、拡散などにもご協力いただけると大変励みになります。

コンセプトがあるとはいえ、出来上がった作品はどれも、作者のそれぞれの個性やこだわりポイントの違いがよく現れており、とっても魅力的でバラエティ豊かな作品集になったと自負しています。こうした世界観が好きな人に届けばいいなあ、届けられればいいなあと、一同切に願っております。

イベント参加予定


本アンソロジーは、現在下記のイベントでの頒布を予定しております。

・文学フリマ札幌9(2024年9月22日(日))
・北海道COMITIA20(2024年10月27日(日))

※準備ができ次第、BOOTH通販の利用も検討しております。

前述のアンソロジーの詳細も含め、イベント参加の詳細については「第二祭典区」X(twitter)アカウントにて、随時お知らせしてまいります。ぜひぜひフォローの上、続報をお待ちください。

第二祭典区 X(Twitter)アカウント

引き続き、本祭典へのご協力・ご参加、何卒よろしく申し上げます。


ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。